松本清張の小説の舞台43

今日は、S37刊(連載はS36)の文春文庫「不安な演奏」である。主人公は、雑誌編集者である。時代は昭和30年代の4月の設定である。

舞台は、浅草・池袋・新宿・湯島・銀座・茅ヶ崎・甲府・柏崎・佐渡・山形県・鎌倉・秋葉原・甲州街道・府中・本所・亀戸・市川・調布・高井戸・京王線・高田・直江津・米山・鯨波・福浦海岸(柏崎市)・青海荘(モデルは蒼海ホテル)・北ア・出雲崎町大字大浜・小木港・弥彦山・千歳烏山・千川・布田駅(ふだえき)・多摩丘陵・京都・大阪・世田谷区経堂・目黒区自由ヶ丘・新宿区東大久保・中野区天神町(現・中野五丁目)・杉並区松ノ木町・練馬区南町(現・桜台)・中野区鷺宮・杉並区西田町(現・成田西)・九州Ｔ県(北九州とあるから福岡県？)・大分県宝泉寺温泉・武蔵野・長野県・秋野村(明野村ではなさそう)・北巨摩郡・小淵沢・小諸・小海線・箱根・長野・韮崎・八ヶ岳・甲斐駒・教来石(白州町)・下教来石・釜無川・駒ヶ岳・鳳凰山(ほうおうざん)・上諏訪・富士見・八王子・立川・大阪・堺・岸和田・和歌山・田辺・新宮・勝浦温泉・××市・博多・(和歌山県の)白浜・伊東・山陰・汐留駅・三重県尾鷲駅・東京駅丸ノ内側広場電話ボックス・三重県・静岡県・駿河・吉原市比奈(現・富士市)・富士川町中山・興津町・岡部町本郷(現・藤枝市)・榛原郡(はいばらぐん)川根町栃下(現・島田市)・周智郡三倉村(現・森町)・周智郡春野村大居(犬居？)・天竜市・引佐郡(いなさぐん)細江町・引佐郡伊平村・引佐郡鎮玉村渋川・浜名郡湖西町鷲津・富士駅・身延線・清水港・奥駿河・大井川鉄道・島田・掛川・二俣線・森駅(遠州森駅)・太田川(静岡県)・天竜川・東京水上署(現・東京湾岸警察署)・華厳滝・皇居前・京橋・渋谷区松濤町・新潟県西頚城(くびき)郡・尾鷲市明治通り(？)・歌舞伎町・湯布院温泉・別府・由布岳・鶴見岳・八山温泉(？)である。

ソノシート・ハンカチタクシー(古本タクシーともいう)・ヤソ(耶蘇)・長距離電話申込み・大阪-白浜間の水上飛行機・急行「那智」・準急「第一白馬号」・男性同性愛・脚をもむ女(「高台の家」の肩を揉む女を思い出した)。

話がごちゃごちゃしていて、読後感はすっきりしない。