松本清張の小説の舞台23
今日は、新潮文庫「巨人の磯」の5編である。
表題作「巨人の磯」の主人公は、法医学の大学教授である。舞台は、仙台・水戸・大洗海岸・東京・大串貝塚・羽田・那覇・台北・北海道・北茨木市五浦・S市(不明)である。
「礼遇の資格」の主人公は、銀行協議会副会長である。舞台は、横浜市磯子・バーゼル・ユングフラウ・ボーデン湖・ローザンヌ・ジュネーブ・シャモニー・モンブラン・チロル地方・パリ・ニース・モナコ・ローマ・ベネチア・カイロ・ベルン・ロンドン・マドリッド・ボン・ハワイ・ロスアンゼルス・ニューヨーク・練馬区大泉・横浜・武蔵野市境・品川である。
「内なる線影」の主人公は、大学付属病院の精神科医である。舞台は、福岡・M町・玄界灘・垣津村(今津村がモデル?)・筑肥線・糸島半島・宗像郡大島・W市・銀座である。杉田久女の「足袋つぐやノラともならず教師妻」。
「理外の理」は、文春文庫、宮部みゆき責任編集「松本清張傑作短編コレクション」上巻にも収録されている。主人公は、時世に合わなくなってきた随筆的読物の執筆家である。舞台は、麹町・紀尾井町(喰違門)である。
「東経一三九度線」の主人公は、文部省の文化課課長補佐である。舞台は、赤坂・島根県仁多郡・宍道湖畔・目黒・富岡市貫前(ぬきさき)神社・鬼石町・秩父・新潟県弥彦神社・青梅市御嶽神社・五日市阿伎留神社・伊豆の白浜神社・吉野村(不明)・日向和田・高崎駅・八塩温泉・吉井町多胡碑文・蓬ヶ丘・綾女谷・霞ヶ関・京都東山・藤岡市である。