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スキよりキライの相性。
以前、こちらの記事で。
「よいニンゲンカンケーを築くにあたって、重要なこと」はナニか。ということについて、つらつら書かせていただいたのですが。
「わたしにとって重要なことは2つある」と、わたしは話しています。
でも記事の中では1つしか挙げていませんでした。
挙げた1つというのが、「笑いのツボが合う」ということ。これは重要ですよね。
ダレカと一緒に談笑できる時間は多いほうが。そりゃあ楽しいじゃありませんか。
で。
その、笑いのネタは。なにがいいかしら。
きのう見たテレビや動画の話。
こないだ自分の周りで起きたエピソード。
いろんな候補がありますよね。
そういう話で盛り上がることができて、一緒に笑い合える仲間がいるなら。大切にすべきだと思います。
とっても健全なお付き合いだし、他愛もない話ができる、他愛もないカンケー。なかなかそういうカンケーって、新しく作るの大変ですよね。
でも。
わたしは、もっと楽しく笑い合うことができる、もっと楽しい話のタネを知っています。
わたしだけじゃない。
みなさんもきっと。大好きって大きな声で言いにくいだけで。大好きなはず。
だからこそ、楽しく笑い合うことができちゃうってワケなんですね。サイコーです。
さて、そろそろ。
「笑いのツボが合う」のと同じくらい、よいニンゲンカンケーを築くのに重要なこと。
それは。
「キライなモノがおなじ」ということです。
もちろん「スキなものがおなじ」ということも重要です。スキなものがおなじ同士で一緒にいたら、それはそれはしあわせな空間を過ごすことができますよね。
が。
キライなものが同じということも、わたし的には重要かなと思っています。
だってだって。
キライなものの話をしている時って、めっちゃ楽しいし、盛り上がりませんか?
え?わたしの性格がわるいだけ?
ぜっったいそんなことない!キライなもののことを話すことがすきな人、案外多いと思います。ほら、これを読んでる方の中にもいらっしゃるはず。
気づいたらキライなモノの話ばかり。とかね。
あと、スキなモノのことを話してると。
わたしのほうがスキ!いや、わたしのほうが!
みたいに、マウントを取りたがります。
いらない知識を披露してみたりして、アナタより詳しいんですよってところをアピールしたがったり。
キライなものの話だと、それがありません。
「わたしのほうがアイツのことキライだから!」とマウントを取ることは、ないですよね。
スキよりキライの相性が合うヒトとのほうが、穏やかな関係を過ごせるのでは?と思うワケであります。
「キライなモノの話」でテッパンなのは、「キライなアイツの話」ですよね。
満場一致。9割はこの話題なのでは。
共通の「キライなアイツ」がいるというだけで。
同盟を結べるくらい強固なカンケーを築き上げることができますから。
アイツのキライな箇所を、山手線ゲームの如く延々と言ってやろうではありませんか。同盟同士、仲よく肩を組みながら。あっという間に陽が暮れることでしょうよ。
スキなもの。って。
いわゆる一過性の「マイブーム」ですよね。
ずっとスキでいられたらそれはそれでいいのですが、だいたいは数年したら飽きてしまう。
それは、わたしがかもしれないし。一緒にスキなもの同盟を結んでいたあの人が、かもしれないし。
鉄道とか戦隊モノとか、こどもの頃から今まで一貫してスキなんだぞ!という人もいらっしゃいますが。
それは、スキだなんてものではないんですよ。
スキとかそういう類のイチヅケに、おさまり切れる代物ではありません。
その人の人生そのものなんです。
だから、「人生について話せる人」が周りにいるというのは。それは今回の話からは少し逸れてしまいますが、とっても恵まれたことです。
人生を語れるワケですからね。
ひとつのコンテンツが自分の人生の一部になることもすごいですが、それを語らうことのできる仲間がいるってのは。それは人生の勝ち組です。
ですが。
「スキ」っていうのは、もっとカジュアルなんです。キライにもなれちゃうものがスキなんですよ。
キライにもなれるという選択肢のあるモノが、スキなのかなって。
いま流行りの蛙化現象も、それのひとつ。
「ライク」や「ラブ」は「ディスライク」や「ヘイト」にもなり得ますが。「ライフ」は「ライフ」。
話がだいぶ逸れてしまいました。
結局はスキなモノ同盟を結んでも。心変わりして同盟でなくなってしまう危険性があるんです。
じゃあさ。
キライになったものもスキになることがあるんじゃないの?という質問をしてくるオバサン。もしくはオジサン。
いるよねー!
キライです。アゲアシトリ。
アゲアシトリキライ同盟つくったので、どなたか入りませんか。アハ。
たとえば。
キライになったアイツのこと、スキになれます?
第一印象でキライになったあのヒト。性格が死ぬほど合わないあのヒト。スキになれますか?
わたしはムリです。100パームリですね。
食べ物なら、独特の苦味を克服できたとか、そういうことがあるかもしれません。が。
昔はあの人のイヤミったらしい言い方がキライだったんだけど、今はそこがスキなんだよねー!とか。
なりますか?ならないならない。
キライなら、とことんキライ。そういうことです。
「スキ」より「キライ」の相性を優先してニンゲンカンケーを築けば。
マウントの取り合いもないですし、ただただキライなアイツのことを罵るだけの素敵な同盟を締結することができます。
意外と穏やか。
争いの絶えなそうなイメージだけど、とってもクリーンです。言ってることはさておき。
アンチとか、叩きとか、そういう言葉を聞くとあんまり良くないイメージですが。
キライなヒトなんて、生きていれば現れます。
わたしだってキライなヒトくらいいるし。
わたしのことをキライだ!ってひとも、たくさんいると思います。
だからこそ、キライどうしでソイツのイヤなところを共有して。やっぱりソコだよね!ムリだよね!と共感しあって自分を正当化するワケであります。
この場だけのことですから。言いたいことを言えばいいんです。そしたら、いつのまにかスッキリしちゃいますから。
本人に伝えるような手段はとりません。あくまで身内だけで。ひっそり、コソコソと。
ひっそりスッキリしちゃいましょうね。
スキなカンケーはおおっぴらに。
キライなカンケーは内密に。
内密に、ひっそりスッキリだなんて。いやん。
でも、それがイチバン大事なポイントです。
スキよりキライについて語り合えるヒト、何人か作っておきたいものですね。