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幹事やりました。外資系企業クリスマスパーティーあれこれ
社長とサシで打ちあわせ - パーティー3日前 -
気がついたらクリスマスはとっくに終わり、2023年が明けてました。皆さん、今年もよろしくお願いいたします。
「喉元過ぎれば熱さを忘れる」をあらためて体験した、我が社のクリスマスパーティー。お開きになるまで気が抜けませんでした(笑)。
というのも、周りから「え?そんなことあるの?」的な過去のエピソードを聞かされていたんで、最後まで気が気でなかったのが正直なところ。
パーティー1週間前に社長から、「進捗確認したいから、週明けにでも打ち合わせしよう。会議室押さえておいて。」とサラッと依頼が来た時に、頭の中をよぎった言葉は「マジ?」(笑)。今の会社に入社してから日々社長の観察を重ね、前任者のファイルを何十回と確認し、冷や汗が出てくる可能性がある社長の質問の傾向と対策を練りに練って迎えた打ち合わせ。
出席予定人数、会場レイアウト、ベジタリアン・アレルギー・宗教対応メニュー、くじ引きのタイミング等々、想定内の質問をこなし「良しっ」と心の中でほくそ笑むわたし。
特に「してやったり!」と思ったのが、くじ引きの景品についての質問が来た時。
実はこの打ち合わせの10日くらい前、とても頼りにしている女性上長が「毎年の予算は大体これくらいだから、マミさんと私が欲しい物を中心に選んで、さっさと買いましょう!」と言われた時は、「いいんですか⁈」と言いながらも「この人が上長で本当に良かった」と心の中で手を合わせたのは今でも忘れない(笑)。
そして「景品の説明をするより、現物見せた方がわかりやすいでしょ。」と思いズタボロの袋から高価な景品を取り出しながら、「これが一等、これが2等。。。」と説明。きっと社長は、ここまでわたしが用意周到で準備してあると思わなかったんでしょうね。メガネの奥の青い目をまん丸くさせて、「ワーオ」と呟いていました(笑)。
言い聞かせていた3つのこと - パーティー当日 -
そして迎えたパーティー当日。諸先輩たちから「当日になって急に欠席を伝えてくる人もいるから、あまり気にしないでね。マミさんはちゃんとやっているんだから。」というアドバイスをもらっていました。いわゆるドタキャンも過去のあるあるエピソードとして聞かされていたんで、パーティー数時間前にクライアント先で仕事をしている同僚数名から欠席連絡が入った時も、ダメージ無し。
過去にわたしのポジションで働いていた人たちの中には、「パーティー当日に欠席連絡が入ったことで、自分を責めてしまう人」もいたよう。他人軸で仕事していたら、わたしも同じように自分を責めていたかも。
自分軸で仕事をすることを実践しているわたしからしたら、
「クライアント先での仕事量なんて、わたしがコントロール出来るわけないよね。当日ドタキャンも想定内のこととして、準備してきて良かった。」と思えたことも事実。
「あくまでもホストは社長。わたしの役目はホストの顔を立てること、そしてパーティーが無事に終わること。」この3つを自分に言い聞かせて準備をしていたんで、動揺もダメージも無く当日を迎えていました。
「幹事様、ご到着です」- パーティー会場到着 -
パンデミックが始まる数年前から、名前を聞けば世間は認知する、都内某所レストランでのクリスマスパーティー。実はそちらの会場にお邪魔したのは、今回が初めてだったわたし。いやー、華やかな空間。日常を忘れるってこういうことなんだなと、つくづく実感。
今日までずっとメールで対応してくれた担当さんとご対面した後、会場となる宴会場に引率されながらギョッとした一言があった。
「幹事様、ご到着です!」
その時「あ、世間的にわたしは幹事だったんだ」と初めて気づいたのですよ。この2か月「幹事」という言葉を、社内で使ったことは一度もなし。外資系企業だからというより、我が社の社風ゆえでしょうね。あらためて気が引き締まった感じを覚えました。
始まってしまえば、流れに任せるしかない。普段クライアント先で仕事をしている同僚たちと、顔を合わせるのは楽しかったですね。こういう席なんでお酒を楽しみたかったけど、くじ引きで社長のアシストの役目を仰せつかっていたので、すごく控え目にしていました。
深夜料金、こんなに取られるの? 本当に取るの?
予定より遅く始まった乾杯の音頭のせいもあって、締めの挨拶をしてもお開きの様子がなかなか見られない。「あのぉ、深夜料金取られんですよね」と社長に伝えると、「日本人はそんなことを言っても、深夜料金なんて取らないでしょ」と返事があった時はもうビックリ。すぐさま上長に伝えると、
「久しぶりのクリスマスパーティーで、気持ちが大きくなっているんだよね」
と的を得た回答(笑)。今度は上長から具体的な深夜料金を伝えてもらうと。
「深夜料金、こんなに取られるの?日本のレストランで本当に取るの?」
はい取られます。経営者として無駄な出費は避けたいもんね。深夜料金の具体的な金額を聞いて目が覚めたのか、すぐさま「みんな撤収して」のアナウンスがあり、やっとお開きに。今回のパーティーは木曜だったんで二次会に行く人は少なかったみたいだけど、金曜日だったらかなりの人数が参加したはず。
酔いつぶれている人がいない -パーティー後日談 -
パーティー翌日出社すると、先輩たちから「楽しかった」と感想を聞き幹事としてはひと安心。そして辛口社長からも「楽しいパーティーだった」と声をかけてもらい、幹事として頑張ってきた甲斐あり。パーティーお開き後にも、社長から「楽しいパーティーだった。よくやった。」と声をかけてもらっただけでホッとしたんですけど、翌日もこういう労いの言葉があって肩の荷が下りたのを実感。
そうそう先輩から「こういう外資系企業のパーティーって、日本企業の忘年会と違ってぐでんぐでんに酔いつぶれる人がいないんだよ。みんな若い時から、パーティーで会話を楽しむことを実践しているんだなってつくづく思う。」
言われてみると確かにそう!会話を楽しんでいる姿を、会場のあちこちで見かけた。お酒を飲むことと美味しい食事を楽しむことと同じくらい、会話に花を咲かせることってパーティーには不可欠なのね、と感じた今回のパーティー。
幹事として実績作ったクリスマスパーティー。次回はどんなイベントの幹事なのかしら。また社長の観察を続けて、傾向と対策を練るとするか。