私を守る寝顔~にゃん太郎が来た
にゃん太郎のことを書こう!と何度も思ったけど、日常の中で大切過ぎて切り口が分からなかった。
にゃん太郎は
アニメくるねこに出てくる猫医者の先生から頂いた。
当時、初代は闘病中で毎日点滴に通っていた。そしてもう。。という時に猫医者、私は猫先生と呼んでいるが私を案じて提案してきた。
一匹だけだと意識が集中してしまうから、もう一匹飼わないか?というもの。
外にも行く猫先生の患者オーナーのとこの猫さんについてきた子猫だった。
2匹ってどうなんだろう。。と思いつつ受け入れた。ボク、猫ですからって調子のその子は鍵尻尾で可愛く、初代ともケンカすることなく過ごしていた。
初代は段々と命の灯火を短くし、1日の大半を寝て過ごし、子猫を見てもふうんという感じで初対面でも鼻の匂いを嗅いで優しく見ていた。
そしてある日突然、子猫に買ったテントみたいなベッドに初めて入り子猫が近付くとボールを転がして子猫と遊んだ。
転がるボールを不思議そうな顔の子猫は受け取って転がしキャッチボールみたいだった。
その晩、初代は空へ還った。
不思議だったあのキャッチボールが忘れられない。
子猫は初代の横たわるところへ何度もいって触ったり、動かそうとしていた。
起きて?遊ぼう??に見えて泣けて仕方なかった。
そうして暫くし子猫に異変が。
FIP、不治の病だった。
毎日薬を飲ませ、色々した。徹夜したことも一夜ではない。
けれど初代を見送って4ヶ月後、子猫も初代の元へ遊びに行ってしまった。
脱け殻のようになった私は喪失感に覆われた肉体から、これでもかという程泣いた。
FIPはあるものの、ここでもママが要らんことをして直接か不明ながらも子猫の命の時間を短くしたことはもう語るまい。
そんなある日、猫先生から電話が掛かってきた。みて欲しい子猫が居るから来て、という。
もう懲り懲りという気持ちと、これも猫の神様の思し召しだという直感とが揺れた。
結果、見に行くだけ行こうと猫先生のところに行った。
そこで写真を渡されて、子猫を保護した人がいて茶トラ居たら取っといてー!って言ったんだけどね。まだ注射出来ない大きさで、どうする?
写真を持って帰り何度も何度も考えた。
この子猫との出会いは運命かも
と思って決めた。
そして、迎えに行って初めてその顔を見て思ったのはキツネの赤ちゃんみたいな顔だな。。ってこと。
当時、なかなかのアクセスあった初代のブログを知ってた猫先生は
この子もブログやるの?写真撮って載せるかぁ。。。うーむ。。そうかぁでもこの子元気だから!
初代も子猫も可愛かった。
この子は可愛い!とは先生も思わなかったんだろう。
それから2匹がしなかった予防すら考えなかった数々のイタズラを披露し、泣いていた私を泣く暇なくもてなした。
にゃん太郎に私は救われて、愛を貰っている。中身はワンコ。呼ぶと来ちゃうし返事もしちゃう。
同時に保護された兄弟たちはみな黒猫でにゃん太郎だけ茶トラだった。
にゃん太郎がしてくれたことは私がなにしても返せないと思う。
だから私の上を足から胸まで走っても、爪跡も、猫タワーを壊そうと、1級遮光カーテンを引き裂こうと愛おしい。
そんなことも出来るんですね!!流石にゃん太郎(*´▽`*)
と感嘆で後始末しながら笑ってしまう。
ママも認知症になってもにゃん太郎の名前は出てきて、不思議に母の顔を見せる。
にゃん太郎、ここに居てくれてありがとう
私は親バカで溺愛と自覚しながら、その言葉は最早称賛にしか聞こえない。