14年前の記憶
『スゴい治療師がいて、脳と筋肉の記憶をリセットして治す人がいる!』
体験セミナーがあるんだけど、一緒にいこうって、友人から誘われた。
筋肉の記憶。前頭葉を触る。。。
聞いた事があるキーワードが彼女から出てくる。
彼女とは14年の付き合い。
『それ、私、多分知ってる。』
14年前、貴女に出会う2ヶ月前にセッション受けた。
その先生、ガチな人だよ、多分。
って、その先生のフルネームを言って、顔写真を検索して見せたら、正解だった。
母が亡くなって数年、暗闇でした。
亡くなって悲しいとかじゃなくて、あらゆるものが行き詰まって、理不尽の扱いを受けた。
亡くなった人と話せるなら話したい。
PCも持って無い当時、シャープの『ザウルス』を手にいれて検索したり、i-modeで検索して女性霊能者と出会った。
霊能者とやり取りしてるうちに、『貴女に幸せになってもらいたいの‼️』って、お決まりのパターンでネットワークビジネスの商材を勧められた。
それよりも、霊能者の女性はDV被害者で、当時、そこそこに病んでる事に話の中から気づいた。
その彼女は、自分のネットワークのグループに筋肉の記憶をリセットして書き換える事が出来る人がいる。って話をしてくれた。
彼女も、その先生のセッションを受けてると言う。
ピンと来た。
『その先生に会わなければ。』
私はネットワークビジネスに潜入する事をにした。
ひたすら、筋肉の記憶リセットする先生に会うタイミングをうかがった。
自分の状況はますます悪化、転職で内定もらったところから手のひらを返され、内定の取り消しを食らった。
現職は退職届を出したので、戻れない。
やっと個人セッションを受ける事が許された。
退職日を数日後に迫った職場を定時で上がって、降り始めからどしゃ降りの雨の中、学芸大学から横浜までスーツを濡らして泣きながらセッションルームに向かった記憶が、友人の一言でよみがえりました。
14年前、とにかく私はダメダメでした。
ビビりで、怖がりで、頭の中真っ白で、人の顔色を伺って。
皮を剥いたバナナのように剥き身晒して、おろおろしてました。
不思議なセッションをする人に会いに行ったわけですが、さすがに全部内容は覚えてない。
カウンセリングを受けて、筋肉反射を見て、身体のスイッチのオン・オフを知る。
自分か反応する一定のストレスを筋肉反射で探して、そのストレスがかかっても、スイッチオフにならないように筋肉反射をいれていく。
最終的にはスイッチが入る言葉とポーズを決めて、筋肉反射で確認する。
足を一歩前に踏み出して『一歩前へ!』って言う事に決まった。
しばらく、その横浜の『アジト』に通う事になった。
ネットワークビジネスのグループのメンバーだから(一応)。
その数日後、退職日を迎えて、晴れて私は無職になった(笑)
アジトでは、ネットワークのビジネスセミナーと称して集まりがあったり、その『先生』の筋肉反射の初級セミナーのスクーリングが催された。
無職だし、病んでるフリをして彼らを観察していた。
職探しをしながら、横浜のアジトには7月から通い始めて、9月には地元で新しい職場で採用が決まり、横浜のアジトへはフェードアウトしていきました。
そして、その年の9月に私は勝手に心から信頼してる仲間『三人』に出会った。
今回、その三人のうちの1人と私の庭で肉を焼きながら酒を飲んでる時に、彼女の口から筋肉反射の先生のセミナーを話が出てきて14年越しの話になりました。
それが2007年の話で、その先生のお陰で筋肉反射の事は知ってるので、マインドブロックバスターの話は抵抗なく受け入れました。
筋肉反射の先生が基礎で使っている、キネシオロジーやタッチフォーヘルスより手軽なバスターを習得する事になったのが、2011年。
多少、ビビりでもあの14年前よりだいぶマシな私になりました。
あの頃はトレーダーになると思ってなかったし、アパート建てるとも思ってなかったし。
一歩前へ。
それだけでした。
個人的には『ツラくても、たとえ1ミリでも、前へ。』って意識です。
終わり。