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BLで知った多様性の認められる世界
昨日はタイBLきっかけの話を書いたので、今日は私がBLを観るようになったきっかけについて。
個人的な感想なので、世のBL好きの方々とは観点がずれているかもしれませんが、あしからず。
私のBL沼歴は浅く、今年の夏からです。
なんとなく流れてきた「みなと商事コインランドリー」の予告動画とキービジュアルが爽やかで久しぶりにドラマを観ようかな、と思ったことがきっかけです。
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実際観てみたらBL作品で、元々はBL得意じゃなかったんですが思っていたよりも心情描写が丁寧で、普通のラブストーリーとして観られることが分かりました。
そして、私の価値観を大きく変える「チェリまほ」との出会い!
ドラマ放送当時は全く興味がわきませんでしたが、「みなと商事~」の主演俳優が出ているというだけで観てみたら、これがドはまり!
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ストーリー
主人公の安達(写真左から2番目)は童貞のまま30歳の誕生日を迎える。
「30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい」という都市伝説が本当になり、その日から安達は触れた人の心の声が聞こえるようになる。
同じ会社のイケメンエリート社員・黒澤(写真左)にたまたま触れた時に、黒澤の安達への秘めた思いを知ることになり・・・
いわゆるBLラブコメで、とにかくキャラクターもストーリーも面白い!俳優さん達もイケメン揃い!
ドラマの人気が出るのも分かります。
でも、私はこのドラマの中で一貫して流れている固定の恋愛観や社会倫理を覆す空気感に惹かれました。
★その1 始めからゲイはほとんどいない
ここに出てくる2組のカップルのうち3人は元々ゲイではありません。
男が好き、女が好き。ではなく、一人の人間として一緒にいたいと思った。
性別ではなく人間性をちゃんと見て好きになったということに好感をもちました。
★その2 恋愛・結婚がなくてもいい
ドラマの中の紅一点藤崎さんは「恋愛がなくても毎日を楽しく生きている女性」。
原作では腐女子ですが、脚本家の方が変更したようです。
これがまた、恋愛に縛られてきた女性観を覆してくれて、藤崎さんの存在に救われた女子は多いと思います。
★その3 BLにとらわれない世界観
作品が素晴らしいので、監督さんや脚本家さんのインタビューをよく見かけます。
脚本家さんが「わざわざ「BLドラマです」と言わなくてもいい時代が来ればいい」と話されているように、これまでのBL路線とは違うアプローチのドラマで、それが多くのファンをつかんだヒミツなのかな、と思います。
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★その4 多様性が認められる社会
男同士が付き合うことになったことを知った周りの人たちは驚きますが、みんな受け入れてくれます。
ドラマよりの映画や原作漫画の方がその描写は多いです。
黒澤が好きになった人だから・・・安達が選んだ人だから・・
周囲がその観点で見て、認めてくれます。
藤崎さんの恋愛より仕事というのも、逃げではなくポジティブに受け取ってもらえます。
このドラマ、好きすぎて何回観直したか分かりません。
10回以上は観たと思います。
その結果、なんだか性別や恋愛観などの固定概念がどうでもよくなって、これからはそういうドラマが観たいなあと思いました。
長くなりましたが、これが私のBL沼落ち原点です。
正直、今のBLにも何種類かあって、多様性を描いたもの、メッセージ性のあるもの、エロ中心など様々です。
観てみないとどの種類なのかは分からないのでリスクも多少あります。
受け入れられない人には受け入れられない世界かもしれません。
でも、コロナパンデミックあたりから日本でも深夜にBLドラマ枠ができたり、タイの「Yシリーズ」が人気になったりしているのには、何か流れが来ているのだと思います。
最後にチェリまほの宣伝を3つ。
原作漫画。
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2022年映画化。
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2023年はタイドラマに!
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気付けばただのファン記事ですね。
でも、BLはエロだけではないということが伝えたくて。
少しでもBL作品への偏見が無くなっていくといいな、と思います。
今日も最後まで読んでくださりありがとうございました。