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東京生活始まる

20241103

おはようTOKYO。

窓から富士山が見える、というのが、この部屋に決めた理由。
築30年のオンボロマンション。

狭い4人乗りのエレベーターはガタピシいうし、もちろんオートロックなどない。廊下の電灯がチカチカしていて、ホーンテッドマンションの風情。掃除もろくにされていない。

チカチカした薄暗い電灯の下を進むのに足がすくむが、娘がひとり暮らしを怖がる友人に「暗がりにお化けがいるより、オッサンがおる方が怖いやろ」と言ったという話を噛みしめながら恐怖を克服する。うむ、大丈夫。きっと慣れる。

車を持って来たかったので、家賃を抑える必要があった。
夫は 1万円以上安い家賃で新築のメゾネット(駐車場2台付き、3LDK)に住んでいるので、物価の差をつくづく感じる。

贅沢とは、果たして。

私の新居は娘の部屋の1駅隣。車で10分。娘の近くは1Kの学生アパートが多くて見つけられなかったが、娘は「実家が近づいてきた!車が来た!便利!」と喜んでいる。

優れた営業マンだが事務処理能力に疑問のある不動産屋さんから「鍵の引渡しは9時に現地で」と言われていたのだけれど、5分前になっても来ない。不安になって電話すると「事務所に用意できてますよ」と。現地って事務所ってこと?!

9時前から待ってくれている引っ越し屋さんに平謝りして鍵を取りに行った。

営業さんが書類を入れ忘れていた駐車場の契約書類に判を押して、急いで戻り、9:30に引越し作業開始。

断捨離してきたはずなのに、ものが多くてダンボールが運び込まれる度にどんどん憂鬱になる。荷造りの終盤、頭が働かなくなって取捨選択できなくなったのが敗因。「大丈夫。人の物は思い入れないから私がどんどん捨てたる!」と言う娘が心強い。

お昼前に作業が終了。

引っ越し屋の兄ちゃんはイケメンだった。娘が「東京にもイケメンおるやん!と思ったら、まさかの久留米産やった……」とちょっとした絶望を抱え込んでいた。東京の男は顔が薄くてタイプがいないらしい。

引っ越し屋さんで買ったエアコンは壁のボルト位置の問題で取り付けられず。これから返品か交換になる。

洗濯機の取り付けは15時からの予定が遅れに遅れ19時になると言われたので翌日にしてもらった。

外は雨。東京はもう冬。

順調な滑り出しにはならなかったけど、九州から逃げ出してきたのだからこんなものだろう。

前の日は船中泊で朝4時起床。サウナカプセル泊まりに慣れている私にはどうってことなかったが、色々ありすぎて脳が興奮し深夜まで眠れなかった。
なのに今朝はきっちり6時半に起床。ババアタイマー健在。

5階の角部屋。近くに高い建物がないので、ベッドに寝転がっていると、窓から空しか見えずタワマン気分を満喫できる。その割に電車の音が近いが。

今日は午前中に洗濯機の取付。
それまでに近所を散歩してこよう。

タワマン風ホーンテッドマンションで、どうにかこうにか生きていくよ!

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