GANMI 3DAYS LIVE ”X” ~GANMI X SIRUP~感想文
GANMI 3DAYS LIVE "X"、2日目。初日が良かっただけに、期待値がギュンギュン上がっていく。
はじめに、2日目全体として好きだったところを3つピックアップしてみたい。
ひとつめは、緊張感がいい具合にほぐれてきて、要所要所でみんなの表情が柔らかくなってきたところ。とくに1曲目のchoreoは見た瞬間に、みんないい顔だなって思う。
ふたつめは、カメラワークがブラッシュアップされているところ。たった1日。初日経て次の日さらに完成度をあげてくる。かっこいいポイントを高い精度で捉える、ほんとうにプロってすごい。
みっつめとして、このライブそのものが作品として完成しすぎているというところ。この日のライブはアーカイブで後から見ても1本の映像作品として素晴らしい。しかもこのアーカイブ期間内なら何度でも見れちゃうんだってよ、ちゃんと採算取れてるんだろうか。
そんなわけでアーカイブの期間が終わってしまう前に、急いで書き上げた2日目感想いってみよ。
---GANMI X SIRUP---
M1. choreo
本日もこの曲からスタート。同じ曲、同じ構成だけど2日目は2日目で好きなところがたくさんありすぎて天下一武闘会になってる。
まずはO.S.Mちゃんのソロ、魅せ方が好きすぎる。制限であるはずの通路の幅を武器にしてしまうそのセンス。Mr.DさんからYuukiちゃんに振るとき、しゃがんでにこにこしているDさんがなんかかわいい。お花やさんみたい(?)。そのYuukiちゃんの表情が、一瞬一瞬どこをとってもいい。なんでこんなにカメラ目線うまいんだろう。笑顔もいいし、ターンした後のかっこいい顔も好き。
みんなちょっとだけ慣れたのか表情もやわらかいし、キメてるところはきっちりきまってたのがすてきだった。
M2. DON'T LOOK JUST GANMI
カメラワークのせいか、1日目とプラン変えた?ってくらい照明が違って見える。
ラストのRyogaくんセンターからのアップショット、本当にありがとうございます。一瞬だけ目線が逸れるのがまたたまらないんだよね。そこからまた見つめてくるあの瞬間、あの目の破壊力。そしてあの手。やーらーれーたー。
M3. WE NEED A HERO
ラスト、笑顔をふっと消す瞬間のRyogaくんとSuGuRuくんがやっぱりどうしても好き。
M4. Light
闇の中にある、忘れ去られた宝石箱の中から光が漏れあふれ出てくるみたいな照明(伝われ)(中二病)。幕が開いても、そこで歌うSIRUPさんの顔はまだ見えない。後光みたいに強いバックライトと、浮かび上がるシルエットは、伝説の始まりを予期させるかのような神秘性があって。
委ねて so on 音の鳴る方へ飲み込まれてみよう
その言葉通りに身を委ねてみると、明るい色の照明があたり一面に広がって、fall into the light。この構成、視覚化。ならんわ、言葉に。
その後のSotaくんのソロパートも好き。
暗闇の中で一筋だけ照らされたスポットライトの下。音の鳴る方へ、光のある方へ、fall into the light。光を受けて輝き出すみんなの姿。伝説の始まり。
M5. Pool
各パートのソロとセンターがことごとくかっこいい。
YU-KIくんのソロ、左右への動きがでこんなにかっこいいことある?“底にTouch!”のところが無邪気すぎて好き。
SuGuRuくんとSUN-CHANGのパートはキラッキラしたかっこよさがある。眩しい。もし私がJKだったらさんちゃんのことをあやうく本気で好きになってしまうところだったので、JKじゃなくてよかったです(?)
あのさぁ、shunくんさぁ、「どうしても」のタメ方がエロいなぁ。セクハラみたいになってしまった。類語辞典みたけど、ほかに言いあらわせることばが思いつかない。ごめん。
M6. Synapse
ディスコちっくなサウンドに、(70'sっぽい)ちょっとサイケな色づかいの照明。バックに写ってる丸っぽい照明もディスコっぽい。
DysonとSuGuRuくんの元同居コンビというアツすぎる組み合わせから。この後もだけど、ファンのひとからするとそのバックグラウンドが想像できる、「アツいな」っていう組み合わせが多いきがする。体格もダンスのスタイルもちがう2人が、ユニゾンで踊るっていうのがおばちゃん胸が熱いわ。
劇団さんにん(Sota, Kazashi, SUN-CHANG)のパートは、比較的ゆったりめな動きに時々刻んでくる細かいビートがかっこいい。
M7. SWIM
Poolに沈んで、Synapseのプールを泳いで、今度は音の中を自由に夢中でSWIM!
フロアに映る水紋のようなライトと、平泳ぎみたいな足と、水をかくような手。真上からのカメラがあるからこそ。チームご当地(Mr.D, AOI, Yuuki, Ryoga)っていうのもいい(だいそんいないけど)。
こういうのがやりたいがためにグッズのパンフレットに関係図載せたな、さては。と思ってしまった。
次々にあつい組み合わせが登場してきて、いちいちワーワー反応してしまったので、以後好きなところ箇条書き。
・O.S.Mちゃんとshunくんの組み合わせは意外だったけど、ふたりとも表情の出力がよすぎる。
・朝までYouTubeのRyogaくんがリアルでクスッとした
・“ここってそもそも現実じゃない”のDysonに感じるだいそんみ
・Koooyaくんのピアノの音に載せてくるような細かいステップ。そしてその後のYU-KIくんのEverybody C'mon。
・1周目の円形ぐるぐるでFADがあまりにも友達なところ
M8. Need You Bad
ノンストップでSIRUPさん単独でのパフォーマンス。この流れるような構成が、このライブを作品たらしめているのかもしれない。体力すごいなこの方。
歌詞をよく聴くとまあまあクズな感じのことを言っている。のに、かっこいい。どうして。
僕はすでにいろんな歌われ方をされてる「I Need You」の表現も更新してみたかった。この曲は最低な男の歌だけど、そいつにすらエモさを感じられる表現を追求しました。(引用元:https://fnmnl.tv/2020/03/27/94350)
M9. Maybe
そたかざこうや(Sota, Kazashi, Koooya)の3人+SIRUPさんの組み合わせって、音と戯れてる感がすごい。一流のひとたちが見せる真剣勝負の中の余裕であったりユルさであったりって、とっても魅力的なんだよね。「締めるところは締める」ことができるからこそ映える、遊び心。本気で遊んでる。そんな感じ。
M10. Cruisin'
まさかのチーム専修(SUN-CHANG, AOI)。叫び声をあげたあとは感極まりすぎて黙ってしまった。
ライブの感想なんだからパフォーマンスに触れなさい、と評価マイナスにされそうだが、ここからは思いっきり私個人の感情でごめん。
上に挙げたパンフレットにも少し記載があるけど、SUN-CHANGさんとAOIくんは専修大学の先輩後輩。2人の関係性を(にわかながら)知っているからこそ、この2人で踊るところを見れる嬉しさもひとしおで。ライブなんだから、本来ならパフォーマンスが、そこに見えるもの聞こえるものが、そのすべてなのはわかってる。でもこの演出がとびきりに憎くて愛おしくて、胸いっぱいになってしまう。
M11. Do Well
この曲のサビの熱くなりすぎない、ちょっとドライな感じで受け流すところがかっこいい。フロアに揃ったGANMIのダンスも、みんなで踊ろうぜ〜的な、肩肘張らない、音を楽しむかのような。
ぴしっと揃った振りも、圧倒的な見せ方も好きだけど、こういうふうに、観る人たちをグルーヴに巻き込んでいく踊りもいい。ラストのサンバなピアノなところもいいよなぁたのしくなっちゃう。
M12. HOPELESS ROMANTIC
SIRUPさん単独で新曲。硬めの質感でDo Wellで持っていったテンションをクールダウン。
“You don't be afraid”のファルセットとその後のビブラートの声の太さにおどろいてしまう。ラストの“I'm a Hopeless Romantic”のハイトーンの伸ばしもすんごいし、気持ちがいい。これ9曲目ですよね…?畳み掛けるようなピアノがテンションを煽っていくのがかっこいい〜。
M13. LOOP
これは大変だ。shunくんが音と一体になってしまった。
ペンダントライトとテーブルで歌詞の中に出てくるカフェみたいなシチュエーションをつくったり、各テーブルやSotaくんのフロアでの振り付けは、めちゃくちゃ視覚化だなって思うんだけど。そこに乗るSIRUPさんのメロウな歌声、shunくんのゆったりとした振り付け(大好き)が、ゆっくりうねって、どことなく非・現実感というか、浮遊するかのような、夢みたいな至高の時間になってる。
最後のサビはshunくんはもちろんではあるけど、shunくんとシンメのDysonも素敵。この曲のテンポがDysonの体の使い方にめちゃくちゃ合ってるとおもう。好き。
M14. MAIGO
リハビデオが上がったときから思ってたんだけど、この目隠しの腕の発想、天才なのでは。右腕の動きが制限されてるのに、めちゃくちゃ多彩。
Sotaくんもツイートしていたし、SIRUPさんのアルバムのタイトルもそうだけど、いよいよ佳境に入ったここからのテーマは「Choice is Yours」なのかなと勝手に推測。
語彙力を失ってるので、以後好きなところ箇条書き。
・Mr.Dさん。最初センターで動かないブレーン感。“文句は言えない”の手が優勝しているところ。目隠しなのにそんなにかっこいいことあるかい?ってくらい、どうみても目隠し慣れているところ。目隠しした右腕が左手や体の動きにもっていかれないところ。
・“痛みに慣れてしまって”のYuukiちゃんの右への振り向き方。
・2サビの斜めになっていく隊形移動
・このエピソード
M15. Feels Like Summer
圧倒的夏の思い出感。今年は楽しい夏休みはすごせそうにないけど、わしの夏がここにはあったんじゃ。夏の終わりかけの海で見る夕日みたい。楽しいけど、少しせつない。
終始みんながめちゃくちゃいい笑顔。YU-KIくんとKoooyaくんのノリが好きすぎる。Yuukiちゃんのソロはびっくりしたけど湧いてしまった!しまった!
あの夏の終わりの夕方の、ちょっと涼しくて、でもちょっと夕日を浴びて肌がチリチリする感じ。まだもうちょっとだけ夏感じたい。ラブやんけ…。
M16. Your Love
目が足りない。ライブで見ていたとしたら本当に困っていたと思う。全部拾って挙げるときりがない。全員が良すぎ。なかでもサビのYU-KIくん、SuGuRuくん、Koooyaくんはちょっとずるいレベル。
左右から順番に出てきて2人ずつ踊っていくパートは、きょうの出演者のご紹介ってな感じで、エンドロールみたいで好き。というか、私がこのライブを編集するならこの曲エンドロールにしたいもん(妄想)。
からの動かにゃ損損!だいそ〜〜ん!うわ〜!!!「少しずつでもいい」が最高〜!もうここまできたら語彙力あきらめちゃう!!うわ〜〜!!!
ラブアンドピース!!!!!
M17. Why Can't
この曲で〆っていうのがいい。AメロBメロはちょっとダークな響きなんだよね、“Burnin' Burnin'”のシンセの怪しい感じの音階で下方まで押し込めて、次のサビで発散するところもかっこいい。
SIRUPさんを巻き込んだくだらない茶番劇も、マイクが拾っちゃってる声も、みんながあまりにも楽しそうで、こっちも超笑顔になってしまう。ぴょんぴょんしてるMr.Dさん、“交通整理してやるから”のDyson、“囚われて”のshunくん、Ryogaくんのソロの後ろでちょっと苦笑いのSuGuRuくん、目を見合わせるKoooyaくんとYuukiちゃん、ほらいったでしょキリがないんだって。
このライブが出来上がるまでの過程も、作り上げてきたストーリーも、画面の向こうもこっちも、ぜんぶひっくるめて幸せにしてしまうエンディングだった。
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この日のライブは、序盤からお世辞にも環境が良かったとは言えなくて、Feels Like Summerの途中で配信は途切れてしまった。ファンクラブの会員限定で見ることができたバックステージの生中継から流れる楽しそうな声、終演後のみんなのテンションからおいてけぼりにされてしまったのがちょっとだけ虚しくて。完成度が高いだけに、そこだけがちょっと残念ではあった。
でもその分こうやってアーカイブで観て楽しんでるから元とりすぎてる。おかげで書くのにえらい時間がかかってしまった。
3日目につづく(終わるのか…?)