GANMI 3DAYS LIVE ”X” ~GANMIワンマン~ 感想文

 GANMI 3DAYS LIVE "X"、最終日。

 純粋に愉しくてあの空間をまるごと持ち帰りたかった初日。削ぎ落とされ、洗練された構成があまりにも素晴らしかった2日目。あっという間だった。どの領域まで行っちゃうんだ、すごいなこの人たち。

 そんなわけでやべえ早く書かないとSotaくんのレポートに追いつかれるしアーカイブ配信も終わっちゃう!という強烈な焦燥感に駆られながら今日もせっせとPCを開く。誤字脱字とか気にしていられないギリギリ感を楽しみながら3日目感想いってみよ。


---GANMI X GANMIST---

CHOREOがくるぞと身構えたら、誰もいないライブ会場。いつもchoreoのあとに入っていたGANMIロゴがここで入ってくる。

下手側からネクタイとシャツ姿のSotaくん。いやにシリアスだなぁなんておもってたけど、最後の言葉ですべて察した。

M1. I'm Sorry

この曲は頭っからKazashiくんの気合の入り方が怖いレベルで、ぶっこわれるんじゃないかってくらい、アクセル踏みっぱなし。どうしてそんなに力を注ぎ切れるんだろう。いつどこをみても絶対に全力を感じられるところに職人を感じる。「手をぎゅっと握ろう」の表情もカメラワークもよかった!

誰とやるかだって〜のところでSotaくんがclapを促したあと、バックの音が全部なくなって、歌だけになる。この瞬間、彼らには聞こえないかもしれないけど、彼らは画面の向こうの全国全世界のGANMISTの手拍子につつまれて踊っているということなのか。照明も1種類だけになって、画面を挟んで俺らとお前の空間じゃん。ちくしょうオンラインライブ〜!!!

ダンスライブは演劇などと違って、ストーリーが言葉で語られるわけではないから、彼らの意図しているところはわれわれが自分たちで想像していくしかない。この1曲目は「待たせてごめん」の意味もあるけど、「口じゃなくて体で」このライブを魅せるよ、っていう文脈も含んでいる感じの選曲だなとおもった(これは妄想)。


M2. With U

ビデオとはちがう、GANMIの輪のなかに真ん中にカメラが入ってのスタート。この日のテーマとして「画面の向こうのみなさんと俺らが繋がってる」。そんな意識をさらに強めるための、With U(GANMI)であってWith U(わたしたち)な選曲と解釈しました。そしてAOIくんがもれなくかわいい。

2サビのセンターをSuGuRuくんからSUN-CHANGへアイコンタクトでバトンタッチするところがアツい。からのSUN-CHANGさんがどこをとっても完璧にかっこいいのでずるい。何度もいうけどJKだったらマジで好きになっちゃうよ。


M3. 60%

ネクタイ緩めてスイッチオンなKazashiくん、筆舌に尽くしがたい〜!ローアングルからの舐めるようなカメラワーク、Kazashiくんの目線、散る前に直前一瞬モノクロになる照明。かっこつけ倒してるのが最高。

2曲目からのギャップが大変なことに。ド正面から殴り込まれた気分。O.S.Mちゃんがこの世界観にぴったりで、ソロもかっこいいし、6・6の2列のところもいい。こちらの隙をみて各ポイント確実に仕留めてくるところがこの曲の好きポイント。

最後のKoooyaくんのソロ、鬼かよ。鬼神社かよ(伝わらない)。Koooyaくんのダンスってほんとクラッシュシンバルみたいだな(伝わらない)。残響が放射状に広がる感じよ(伝わらない)。


M4. DON'T LOOK JUST GANMI

早替えっていうステージ文化、エンターテイメントとして単純に好き。えっKoooyaくんいつ着替えた?というかものすごくどうでもいいこと言うと衣装が暑そう!

この日初めてステージからスタートした4曲目は、ドラマや映画や演劇で、物語開始して少ししてからオープニング曲が入ったりするじゃない。それと同じイメージなのかなあ、とおもったりする。全員板付きで、幕が開いて、GANMIの名を冠したこの曲で改めて送る、GANMI“ワンマン”ライブのオープニングロール、みたいな。

Sotaくんに前列に送り出されるKazashiくんの顔がこれまたいいこと。

あと、わたしの目が節穴説が有力なんだが、この青いレーザーって初日も2日目もあったっけ…(あとで確認します)。


M5. WE NEED A HERO

からのノンストップWE NEED A HERO。正気ですか?

赤ベース+エヴァ初号機カラーのド派手照明の音に合わせた演出がいくら観ても楽しい。最後に振り向いた時の腕の動きに合わせて白いライトもすっと上に上がるのがかっこいい。


M6. CHOREO

3日間ではじめて、ステージ上でのCHOREO。それぞれのソロも有馬記念だったけど、これはこれでやっぱりオールスター感謝祭でいいな。初日・2日目の映像と合わせて3画面で同時再生したい。

好きなポイントは「ありふれたムーブメントに面と向かっていかなきゃな」のYU-KIくん。これも友人と話していたことだけど、なかなかどうしてYU-KIくんはこういう短いカウントでの自分の見せ方、個性の発揮の仕方がうますぎる。

あとKazashiくんの1サビ「叶えた先も」が完璧に捉えた当たりすぎて左中間に飛び込むスリーランホームラン。ソロやセンターでバチバチに踊るのももちろんいいけど、周りがいるときのKazashiくんはそれはそれでまた好きなんだよね。2サビの「ここから先は」で手が逆になっちゃってRyogaくんと笑いあってるのもかわいい。


-MC-

ようやく一呼吸。こっちも休まる暇なかった。

やりたかったんだろうなぁ生着替え。黒幕で画面半分つぶして着替えながらMCなんて観たことないですよSotaくん。

ドラ○エ風選択肢もGANMIのわくわくさんDysonが作ったのかな。コメントするのも楽しかった。インスタストーリーに上がってた「クエッ」「プニッ」バージョンも見たかった。


M7. OHAYO

ぐっと日常に寄りそってくる題材。マスクだったり、ハイタッチしなかったり、押しあわなかったり、肩組まなかったり、都知事が乗ってたり(?)、もともとの日常とは変わってしまっている部分も描いてるのがいいな。社会人の私にとってはテレワークも時差出勤で空いてる山手線も最高だから、もともとも日常にはまっっっっったく戻れる気もしなければ戻りたくもないけど、満員電車が懐かしいななんて思ったりできる日がくるのだろうか。

この曲、SuGuRuくんが生き生きしすぎててついつい目がいってしまう。1番のBメロでおしりふりふりしてるところとか、「僕らもいつか古くなる過去になる」のところとか。そのあとの2サビでRyogaくんがSuGuRuくん見てめっちゃ笑ってるけど、もしかして変顔してる?

イケてるやつは笑顔が身だしなみ!


GANMI学園&チャイム

小ネタが多すぎて拾いきれないので箇条書きで勘弁してほしい。

AOIくんに鼻くそを投げるMr.Dさん、消しカス投げるRyogaくん。ちょっとやめなさいよ男子ぃ。あおちゃんいやがってんじゃん!

・自習と聞いてハイタッチのDさんとYU-KIくん

・早弁Yuukiちゃん

・「冷や汗って寒いからかくもんじゃないよね」。ガチ笑いのKoooyaくん

・チャイムのSuGuRuくんハジけすぎでは?いつ見ても変顔してるんですが

・(どうでもいいけど坂本くんのアクセントダンスを思い出すなぁ…)(通じるのかなぁこれ…)

AOIちゃん寒がり過ぎ 唇紫にして震えてそう


M8. Social Good Stance

暑い人たちと寒くて冷や汗の人たちのGANMI史上最大のバトル。shunくんのMC見れると思ってなかったな!この曲どういうところで使っていくんだろうっておもっていたけど、バトルだった。

自分としてはMr.D vs SUN-CHANGの最年長組が熱かった〜!一緒に見ていた友人とキーボードのDを連打した甲斐があった。そしてSUN-CHANGさんのブレイキンが衝撃的でした。いいものを見た。ありがとうございます。

ルーティーンのDysonがとってもかっこよかったです。


-MC-

スクリーンショット 2020-07-31 22.56.22 4

「みんなありがと〜!」

※スクショとSNS投稿はOKみたいなんだけどブログってどうなんだ。問題あれば消します…。


M9. Birthday Song

オフラインのステージでやっていたら、きっと遠目に見るしかなかったであろうこの曲が、オンラインライブという形では自分ごとになる。このライブを見ている人たち全員にとって特別な時間になる。あ、オンラインライブもいいかも、っておもう瞬間だよね。

一眼レフで撮ってるよね?このライブのために仕上がってきている各個人のビジュアルが120%生かされている演出とカメラワーク。この表現使いたくなかったけど、全員顔が良すぎやろがい。

自分の誕生日にはかすりもしていないのにニコニコしてしまう。全編通してO.S.Mちゃんがかわいいったらない。


M10. Arigato

47都道府県でのライブを経てGANMIがより好きになったひと、THANK YOU TOURを楽しみにしていたファンのひとたちにとっては、きっと特別な1曲になっただろうなと感じた。GANMIメンバーもツアーで着るはずのTシャツをインナーにしていて。ツアーができなくなってしまったことは、悔しかったり悲しかったりしたはずだし、このオンラインライブが「代わり」になるわけでは決してないけど。もしかしたらその悲しい気持ちをちょっとでも消化できるような計らいなのかもしれないなと、憶測・妄想・推測・希望的観測。

2番Bメロ。全員で分担した歌詞の中から、KENZOさんの担当したパートを踊るAOIくんにぐっときた。言葉は残るんだよ、そこにいた証として。それを別の人が受け継いで、表現していく。こんなにぐっとくることってありますか。

CメロからのYuukiちゃんセンターも惹きつけられるなあ。見てるこちらと、踊っているみんなとの距離を引き寄せる引力。サビからは幕が開いて、星空みたいなキラキラ、そこに重なっていくピンクのライト。シチュエーションは歌詞にもあるけど「帰り道 寂しくなっ」たときに思い出したい光景って言ったらいいんだろうか。


M11. THANK YOU

Arigatoが言葉で表現する感謝だったとしたら、THANK YOUは体で表現する感謝だとおもった。当然両方ともダンスだから体ではあるんだけど、前者は受け取るものだけど、後者は感じるもの。ものすごい力強さが画面越しに波動みたく伝わってきて圧倒されて心臓が動くのがはやい。

とくに好きなのはKoooyaくんのBメロ(に含まれるのか…?ちょっと楽曲構造がわからんけど)「チャイムが鳴ったよ」から、あの鬼のようなステップでサビに向けて超加速していくところ。「前に前に前に」のステップが特に好き。2番の同パートのSuGuRuくんも、フロントに出てくるところからすでにめちゃくちゃかっこよくてずるい。鳥肌たってくる。

全員もれなくかっこいいから、触れようとしても触れきれないわ。強烈にまぶたに焼き付いてしまう曲だった。


-MC-

Sotaくんよ、背負ってるね。GANMISTを。


M12. ハイタッチ

長く続いた暗い世界が夜明けを迎えるんだね。そんな朝日みたいなオレンジの照明。涙が出そうなのは眩しいせいだよ。これもうファンの人たち推しの顔見たら泣いてしまうのでは?

1曲めのI'm Sorryと同じく、1サビではバックの音が消えて、歌とフロアの擦れる音だけになって。やっぱりシンプルな構成だけど味わい深すぎる。

Sotaくんのコメントもあったからこそ感じたことでもあるけど、この日のテーマ「GANMI X GANMIST」のとおり、GANMIのみんなの人生と、ファンの方々のひとりひとりの人生とが、この曲でちょっとだけクロスするような、同じ時間と気持ちを共有するような、そんな時間。

そしてI'm Sorryと対になる曲だから、てっきりこの曲で本編終わるのかと思って完全に油断していた……。


M13. Feels Like Summer

終わらないんか〜い!てっきりハイタッチ+アンコールで終わるのかとおもってた。しんみり感動的に迎えるのかとおもいきや、こんなに最後まで見てるこっちがにこにこしてしまうライブだとは。

Mr.Dさんのソロに湧いちゃう。2日目の同じところはYuukiちゃん、最終日はDさん。ふだんセンターで踊る機会が多くはないメンバーがピックアップされるのってちょっと嬉しいんだよね…。

このライブがポジティブで、いい思い出になるような、そんな後味のいい終わり方でした。


Enc. 学園天国

このツイートみたときに予想はできていたけど、やっぱりやってくれた学園天国。KazashiくんはやっぱりGANMIのアイコンだな。「いよぉ〜〜〜!」が狂気じみてる。

最後の最後にまぁ目も心も忙しいんだわ。「ぐれちまうよ」のRyogaくんとか(ぐれないで)、YUTAさんのパートをやるAOIくんやっぱりいいなとか、shunくんがやっぱりかっこいいなとか(この3daysでぶっちぎりにかっこよかった)、「授業中〜」からSUN-CHANGさん、Yuukiくん、Mr.Dさんがいちにーさんちゃんですポーズやってたりとか、ワーワーしてる間にあっというまに駆け抜けていってしまった。ゴール前のスプリント。ゴールテープを切っても、GANMIはずっと駆け抜けていくのだろうな、すごい速さで。そんな予感のするアンコールでした。


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おわりに

私はパフォーマーでもでもなく、クリエイターでもありません。なんの責任ももたない、ただ観るだけのエンタメファンです。ダンスの経験もなく、ついでに言うとGANMIを知ったのも今年の3月です。

だから、今回のライブを「伝説になった」とか「革新的だった」とかっていうのは、軽率に言葉にすることはできないです。自分が判断できる領域ではないからです。

今後もオンラインライブは充実していくだろうし、オフラインでライブができるようになっても、平行して続いていくかもしれません。でも近い未来、どれだけ他にオンラインライブを観ても、オフラインでライブができるようになったとしても、きっとこのG3LXが色褪せることはないんだろうなと感じています。「あのときは生のライブができなくて悲しかったよね、でもGANMIのあのオンラインライブ、マジで最高で幸せだったよね」って思える気がします。そういうライブでした。このライブに出会えてよかった!誘ってくれた友人もありがとう!

このアツい3日間、eillちゃん、SIRUPさん、バンドのみなさん、スタッフの皆さん、GANMIのみなさん、すてきなライブをありがとうございました!



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 最後にちょっとだけあとがきがてら、自分語りいいすか。

 本編とはマジで関係ないんで、ここで閉じてください(あと900字くらいあります。なげぇ)。

 私の好きなクリエイターやアーティストは「ほんとうに大切なことは言葉にしない」ひとたちが多いです。秘めた思いや大切にしていることがあるからこそ、よい作品をつくることができているのだとおもいます。とってもかっこいいです。

 そんな彼らを見て、じゃあ自分は?ってなると、やっぱり私は大切なものや大事におもえることほど、言葉にしたいなあとおもっています。いいものであればあるほど、書くという方法で、しまっておきたいなあとおもったりします。

 えらそうにいってますけど、所詮ただのおたくの遊びなんですけどね。でも根本をたどると、それが、この私がこのnoteを書いた理由です。

 とはいえ自分は感受性が乏しいし、共感力も高くありません。おまけに観察眼も節穴で、後から「そんなことあったの?」と知ることもめちゃくちゃたくさんあって、その度に自分にすごくがっかりします。

 実際に書き進めてみても、読んでくれたひとに「言いたいこととちがうよ」「ぜんぜんよく見てないね」って思われるのも当然だろうな、とか、ボキャブラリーが貧相すぎるな、とか、「これって誰のために書いてるの?」とおもうこともたくさんありました。

 それでもやっぱり、書きたいというきもちは曲がらなかったし、誰にも読まれなくても(だれもいいねしてくれなくても笑)、ちゃんと最後までやろうとおもいました。自分のために。全然、うまく書けなかったけどね。でもそれくらい、あの瞬間を大事におもえるライブだったから。

 はーーーーーーーーアーカイブ見よ。

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