国際女性デーをむかえて in メヒコ
メキシコでも日本から14時間ほど遅れて国際女性デーを迎えました。
メキシコではここ数日紫色のポスターや投稿を見ることがぐっと増えました。(メキシコでは紫が女性差別、性暴力への反対のシンボル)。
今年のメキシコは本番の3/8の国際女性デーよりも、その翌日のUn dia sin nosotras (私たち女性のいない1日)の女性によるストライキの方が話題になっているような気もします。
*このストライキについては別の記事で説明しています。
3/8の国際女性デーの大規模なデモも翌日のストライキも、メキシコに強く残るMachismoやそれに起因する性暴力やフェミサイドへの反対を示すための運動です。
特にメキシコでは女性への暴力や殺人が非常に深刻な問題となっており、デモもストライキもフェミサイドへの批判とそれに真剣に対応しない政府や警察への非難が大きなテーマです。
国際女性デーの前日3/7には、女性グループがメキシコシティの大通りにある女性の彫刻(La Diana Cazadora) の足元にある噴水の水を血のように赤く染め、暴力と殺人に苦しむ女性を表現しプロテストを行いました。
またメキシコ第二の都市グアダラハラにあるLa Minerva像でも同じように噴水の水が赤く染められました。
日本ではどちらかというと、国際女性デーはじめフェミニズムの運動の大きな争点は職場や政治の場での性差別やセクハラについてになることが多い印象ですが、(もちろんフラワーでもなど性暴力に対する運動があることも承知しています。)メキシコでは、話題になる点は圧倒的に女性に対する暴力や殺人です。
今日は国際女性デー。改めて今まで女性の権利のために声をあげてきた女性たちを祝福すると同時に女性への暴力と差別が世界からなくなるように声をあげつづけましょう。
脳みそのごはんの足しにします!(日本の本屋さんに行けないのでKindleで本を買うために使わせていただきます)