ぼんやり好きなものに触れる時間をつくる
先週は平日に1日、休みをとった。ここのところ、仕事では考えなければならないことが多くて、パンク気味だったので、頭を切り替えたかった。
忙しいルーティーンに入ると、なかなか頭のメリハリをつけられないのは、昔からの癖だ。すこし強引だが、休む時間をつくった。
子どもを保育園に送ってから、映画館へ。新作ではなく、少し時間の経った作品を選んで、広々とした座席で、ポテトとコーヒーを飲みながら、ぼんやり作品を眺めた。
映画館に行くのも久しぶりだったが、ぼーっとしながらも作品世界に没入するのは、頭を使わなくていいからとてもラクに感じた。感想もあまりない。
そのあとは本屋に寄って、気になるテーマものもを1冊買った。本屋はぐるぐる回るだけでも楽しい。
地下鉄で移動して、昔よく通っていた雑貨カフェへ。ランチを食べながら、さっき買った本を少し読んだ。平日だが、ここはよくにぎわっていて、みんな思い思いに食事をしたり、会話をたのしんでいた。
学生時代は、よくこうやって平日の昼間に、ここに来ていたなと、ふと思い出す。あのときは、時間の流れもいまよりゆるくて、何も考えず好きなものばかりに触れていたように思う。
そう思うと、いまは子どもたちもいて、仕事にも力を割いていて、以前と比べると時間を気にせず好きなものに触れる機会はほとんどなくなってしまった。子どもたちと一緒の週末は風のように過ぎていくし、ひとりになる時間も少ない。学生時代のあの時間は、ありがたい時間だったんだなと実感する。
同じような時間はまだなかなかとれそうにないが、たまには休みをとって、ふらっと一人ででかけて、何も考えずにぼんやり好きなものに触れる時間をつくろうと思う。
以下、おまけの余談。
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