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「出雲ヌースフェス」レポート by 遊び人フミヤ

出雲はそれに掛かる枕詞「八雲立つ」が示すとおり、本来なら雲が多い地だ。ところが2024(令和6)年11月9日、神在月(かみありづき)の出雲は日本全国から50柱もの神々ーー川瀬統心さんの表現をお借りすれば「自分自神」たちーーが集まることを予期していたのか、当地では珍しいといわれる雲ひとつない青空で迎えてくれた。そんな反転的ともいえそうな「八雲なき出雲」で当日開催された出雲フェスは、必然的に参加者全員の意識をも力強く反転させる要素に満ちた濃厚な内容となった。

このヌースイベントを企画・主催したのは、現地・須佐神社のすぐ前で民泊事業を営むすさのわさん。出雲ヌーソロジー研究会を主宰するかたわらNOOS WAVEにもご協力を願っているすさのわさんが出雲フェスのテーマに掲げたのは、長年にわたって浅からぬ因縁を感じていたスサノオにちなむ、「なぜ今、スサノオなのか?」という問いだった。問い形式のこのテーマは“新しい時代は出雲から始まるかも”という直観に基づくもののようだが、「第一部:半田広宣さんの講演トーク、第二部:半田さん、川瀬さん、すさのわさんによる鼎談、第三部:質疑応答」というフェス全体の構成を通して、上記問いに対するこれ以上ないほど明瞭な回答が導きだされたように思う。そしてその結果、「ヤマタノオロチとは時空のことです」というオコツト情報を念頭に置きつつ新たな時代を創っていくには「スサノオにならずにはいられない」という思いが参加者全員の間で共有されたのではないだろうか。そう、少なくとも私たちスピナーズにとって“新しい時代”は、まさに“出雲から始まった”のだ。


……というまったく具体性に欠ける、レポートにもならないレポートでは「???」に違いない(笑)。というわけでみなさんにはぜひ、すさのわさんが用意してくださったアーカイブ動画の視聴を申し込まれるよう強くおススメしたいと思う。…………あれれ、…………いま↑のリンクを確認したところ、なんと、「1ヶ月間限定(2024年12月9日まで)」となっているではアーリマンせんかっ!!

というわけで、ここからは急遽すさのわさんへの(公開型の)ウチワ話的お願いになります。早いハナシ、なんとかもう少し延長できませんでしょうかね(たとえば年内いっぱい、12月31日までとか)。

こんなお願いをするのは、半田さんの講演部分ではテーマをめぐる核心的な内容に加えてヌーソロジーの初動設定に紐づく例のAdS/CFT対応が詳しく説明されていることもあり(遊び人はここで「重力」の正体がわかった!という目からウロコ感を覚えた次第)、できるだけ多くのスピナーズの間で共有されて然るべきだと思ったからです。

さらに質疑応答の部分では、吉備ヌーソロジー研究会の「ぬーそろ爺」さんこと「ひで」さんが今回のイベントを通じて重要なキーワードのひとつになっていた「女(おんな)」(=真の女性性)にフォーカスした質問をされていました。それが呼び水となってみなさんから貴重な応答が引き出されたわけですが、これも多くの方にとっては必見だと思いますしね。遊び人としても、やれ日本は内閣に占める女性閣僚の割合がG7で最低だの、やれ企業における女性役職者の割合がどうしたこうしたという言説に接するたびに、「そういう発想自体が権威、権力を基盤とする男性的価値観の上に立つものだろうっ!」という思いを禁じ得なかったわけですが、おそらくそんなことも含めて半田さんは「捏造された女性性」と表現されたのだろうと思い、快哉を叫んだ次第です。

そして質疑応答の最後に発言された若者の声も、ひとりでも多くのスピナーズに聴いて頂きたいと思いますからね。じつは懇親会の場で、この若者「ゆうや氏」から彼が言及していた多くの「ヌースを志す」若者たちに関する詳しい話を聞いたのですが、それについてはおいおいこのマガジンでも紹介していきたいと思っています。そうそう、ゆうや氏からは後日、出雲フェスに即してこんな一文を頂戴していますよ。

――自分自身への向き合い方が奥行き感を生み、それを音楽と芸術と体感とで祀るかのような音を楽しむ人たちのお祭りはあちこちで誕生し続けています。自分はヌースの力に触れて、このお祭りに表現の場を求めたくなりました。きっとこれからの若者の中にヌースの思考デザインを求めている人はたくさんいるように感じていて、いかにその遊び感覚を一緒に創っていけるか?という期待に想像を膨らませながらの今回の出雲旅でした。

というわけですさのわさん、遊び人からの期間延長に関するお願い、なんとか聞いて頂けませんかね?<m(__)m>



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