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顕著な大雪に関する気象情報
こんばんは、nooooon(@nooooon_met)です。
日本付近では強い冬型の気圧配置が続き、日本海側を中心に記録的な大雪となっています。
※1
日最深積雪の平年比を見てみると、10倍以上となっているところも。
※2
そんななか、見慣れないタイトルの気象情報が発表されていました。
顕著な大雪に関する富山県気象情報 第8号
令和3年1月7日22時14分 富山地方気象台発表
(見出し)
砺波で7日22時までの3時間に23センチの顕著な降雪を観測しました。
この強い雪は8日朝にかけて続く見込みです。西部南の平地では、大規模な
交通障害の発生するおそれが高まっています。
(本文)
なし
(※3)
「顕著な大雪に関する・・・」と名付けられたもの、これまで見たことが無いように思います。
この情報は、平成30年に各地(1月:首都圏、2月:北陸地方)で発生した大雪を踏まえ、2019年に開始された取り組みの一環として発表されるようになったものです。
(運用開始当初は対象地域が絞られており、現在どうなっているのかは調べられていません・・・。)
初発表だったのかは分かりませんが、奇しくも今回、北陸地方でも大雪に。情報が活かされたのかどうか、気になるところです。
また、新潟地方気象台が発表した図形式の気象情報も興味深く・・・
※4
気象衛星の画像を駆使して今後の動向を解説しているあたり、少しでも視覚的に分かりやすくしようという意識を感じます。
また、「予想以上に強まり~~」という形で、これまでの予想を上回る可能性があるということが書いてあります。赤字で強調されているあたりも、通常の文章形式の気象情報とは異なる点です。
今日にかけて断続的に強い降雪が見込まれているので、今後も厳重な警戒が必要です。
そんな、今日このごろ
※画像は気象庁HPから
3:令和3年1月7日22時14分 富山地方気象台発表、『顕著な大雪に関する富山県気象情報 第8号』から抜粋→http://www.jma.go.jp/jp/kishojoho/324_02_607_20210107131445.html
4:令和3年1月7日14時48分 新潟地方気象台発表、『暴風雪と高波及び大雪に関する新潟県気象情報 第7号』
→http://www.jma.go.jp/jp/kishojoho/data/pdf/323_12_JPNI_202101071448_0_fuken.pdf