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「はなこさん」事業の廃止と花粉情報

こんばんは、nooooon(@nooooon_met)です。


昨日はよく晴れ、布団を干して気持ちよく寝られたのですが・・・今朝になって急に、あの症状が現れ始めました。

目のかゆみ、鼻水、くしゃみ・・・そう、花粉症です。


毎年、花粉症の症状が出始めるころには、環境省の「環境省花粉観測システム(愛称:はなこさん)」のサイトを閲覧して、花粉の飛散状況を確認してきました。


ところが!
今年も同じように同サイトを閲覧したところ、今年度いっぱいで「はなこさん」事業を廃止するとのこと!


環境省内では、継続すべき事業の取捨選択が進められてきたようで、「はなこさん」は廃止すべき事業と判断されたようです。

環境省内においては、事務事業の選択と集中を進め、社会変革に向けた機動的・機能的な環境省としていくため、「『選択と集中』実行本部」を立ち上げ、重点化・拡充すべき事業と廃止・縮小すべき事業を精査し、その結果を今後の予算要求に反映させるべく取り組んできました。

 こうした状況を踏まえ、「環境省花粉観測システム(愛称:はなこさん)」事業については、令和3年をもって廃止し、花粉自動計測器を用いた花粉観測を終了することとしました。

(※1)

単純に廃止されてしまうだけならば、花粉症に悩む人間としてはそれなりの影響を受けてしまいそうなのですが・・・環境省のHPでは、こうも説明されていました。

最近では、民間気象事業者において全国に花粉観測機を設置し、環境省よりも多数の地点における花粉の飛散状況の情報提供が行われており、各地方公共団体(一部県を除く。)においても、独自の観測による花粉飛散情報が発信されています。

(※2)

「はなこさん」事業は廃止するものの、花粉症に関する情報は引き続き環境省花粉情報サイトで提供され続けるようであり、このサイトには、花粉に関わる各都道府県のサイトへのリンクがまとめられています。


試しに東京都のサイトを見てみたところ、測定地点は計12地点。「はなこさん」では2地点しかなかったので、確かに環境省よりも都の方が地点数が多くなっているようです。

ただし、都の方は、5地点で数日分まとめて測定・更新されているため、随
時情報を得ることはできないようです。

(なお、東京都以外の道府県を見てみましたが、リンク切れだったりするところもありました・・・。)


また、環境省の説明では民間気象会社について言及されていたので、いくつかのサイトを確認してみました。

まず目を引いたのは、ウェザーニューズ

独自の観測器を有志のご家庭や学校、病院などの協力のもとで設置し、極めて高密度な観測網を実現させています。


東京すごい。

「はなこさん」廃止に応じたデータ提供も開始しているようです。


次に、日本気象協会tenki.jp)。

こちらは予測メインな感じでしょうか・・・あまり詳細な観測情報は見つけられませんでした(探し下手なだけ?)。


日本気象株式会社の「お天気ナビゲータ」も、同様な印象を受けました。


そのほかにも、探せば様々な情報提供元が出てきそうな感じはしますが・・・ウェザーニューズのインパクトが大きいですね。


ちなみに、花粉の飛散予測は、(天気予報とは違って)気象の予報業務許可の対象外となっています。同じように、いわゆる「洗濯指数」などといったものも対象外になっています。


とりあえず、「はなこさん」の代わりになりそうなサイトは見つけられました。花粉症とさよならすることはできなさそうなので・・・うまく付き合って生きたいと思います。



そんな、今日このごろ


1、2:環境省HPから引用(2022.3.13閲覧)→https://www.env.go.jp/press/110339.html