銀座カラー倒産の被害者が渦中で思うこと。
年の瀬の大ニュースとなった脱毛サロン「銀座カラー」を展開していた(株)エム・シーネットワークスジャパン倒産 の被害者になりました。
2023年12月15日に突然の倒産を発表。
脱毛サロンでは最大手として君臨していたはずのサロンなので大打撃すぎました。
被害者→10万人超え 破産の負債→58億円
【謎ポイント①】
なぜここまで来るまでに知らせなかったのか…
お客様にローン組ませて営業しているサロンが倒産当日の閉店後まで社内スタッフにも知らぬふりで営業していたこと。破産発表当日契約者、来年の予約を取る顧客も多くいた。怒りの行き場もない被害者たちが泣いた。怒り狂うことしかできない。憶測の域で情報が飛び交い破産散財人だけが窓口となる悪循環な状況がスタート。
思いっきり当事者になった…。
ここで
【謎ポイント②】
倒産は免れなかったとしても、危機を感じていて解約を申し出ていた利用者に対しても無視し続けられ、肌身で感じていた従業員もいたのに営業が続けられていたのは事実。これは詐欺に値しないのであろうか。
・コロナ禍を理由にした経営の問題で場所の統合、異常とも言える予約のとりずらさ、途中から契約内容とは違う脱毛時間の短縮や脱毛箇所の制限ができたこと。
実際の施術変更箇所(施術場所の統合は特に書面はなく)
倒産した会社から返金を求めるなんてことは不可能なわけだが利用者のそれぞれのやり場のない主張はつづくだけ。支払いが済んだ人に全くの人権はなく泣き寝入りするしかない現状。すぐに救済措置を行う他社も出てきている。これすらも信用できないのが今回被害にあった人々。
今回迅速な施術引き継ぎ救済支援の対応をした5社もどうなるものなのか。ありがたいと思う人もいるが多くの被害者側から意見をさせていただくと救済支援とはいえプラスで支払をする形となることになる。このご時世なので【前金】に対してものすごく慎重にならざるを得ない状態。ビジネス形態を理解した上でもここがネックとなり【都度払い】でないと踏み出せないという同じ思いの被害者が多い。
脱毛や美容に関心のある方々がこれだけいるのに廃れまくっている現状。美容院のように脱毛サロンに行けたら脱毛サロンの不安が解消されるのに。高額な機械や人件費固定費などかかることは考慮しても美容業界と消費者との隙間が生じていると感じる。脱毛サロンは数々倒産してきてるけど利用者を馬鹿にした経営としか思えない。
経営側にも苦悩はあったとはいえ、倒産は免れるはずのない状況はあったはず。なぜ最終日まで従業員、利用者に何も告げず続けられていたのか…。同族家族経営のサロンも倒産当日に業務提携を解消して責任の所在を抹消し顰蹙を買っている。
元取締役などの上層部はどうかんがえているのか。
従業員の社会保険料8億円の滞納なども明るみに出てきているが、役員がどれだけいるのかわからないが役員報酬を得ていたのであろうか。頓挫したことによりその権限は誰にもないのだろうか。
この状況は会社の状況を知る人間は予測できていたので資産をどこかに動かして隠すなどの現状はなかったのか。全員の救済はできないとはいえ、これだけ大きな社会問題をこのまま国も見過ごしてしまうのだろうか。
時間はかかるが例え30万円でも消費者からするとそれぞれ価値は違えど消化できていない人からすると金をドブに捨てたのと同じ。憤りは増すばかり。
解決はできない話ではあるが心中は複雑。