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広報業務の所作を「見せてもらう」効果について

こうやって広報に関してnoteを(半ば無理やり)書き続けているものの、今後どう続けていくかいよいよ迷い中。

私にとって興味がある「本質的な気づき」を書こうとするとどうにも概念的でわかりにくく記事には向かない内容になる。
テクニックは私よりよっぽど練度が高く、言語化ができている人がたくさんいる。

ただ、今の仕事の環境だと、テクニックに関しても学びを深められているので、今日はそれをちょっと書いてみる。今後も気づきがあればライトに続けてみたい。


同じ環境で広報をやることで、学ぶ機会に

様々な背景の中、「広報」の可能性や期待値が広がってきた。その中で、広報職の人、広報業務に携わる人も増え、かつひとり広報と呼ばれる人が増えている肌感覚がある。

私も自分のキャリアの大半がひとり広報だったが、いくつかのタイミングでひとりでない時期があり、それがとても貴重な経験だったなと今となって思う。

  1. 広報になりたての時(2〜3ヶ月)

  2. 広報経験が深まってから部下を持った時(2回・合計2年半)

  3. チームで広報をしている時(約1年)

勉強会・セミナー・書籍などもたくさんあるが、「同じ状況で広報としてどう動くか」別の人のやり方や考え方が見られることが重要である。一般化された情報だと、自分のやり方と照らし合わせられないから。

そもそも1で短いながら、先輩から教わったことがあるというのも今考えたら貴重な経験であった。最初は真似るようにやって、数年後に「ああこう言うことなのか」と意味に気づくことができたし、それをもとに今のやり方にブラッシュアップもできている。

2については、広報経験ありの部下、なしの部下の2回があった。
経験ありの場合は一緒に考える時に違う視点をもらえてやり方の選択肢が増えた。
経験なしの場合は説明のため言語化が捗ったり、より本質的な部分にフォーカスしやすかったりして、どちらも機会としては重要だなと思った。

そして最近学びになったのは3である。
私自身もやり方がある程度ある中、仕事仲間のやり方を改めて見ることになり、これが自分のやり方をブラッシュアップすることになっている。何もわからないで真似していた1とは違い、タイムリーに差分や配慮ポイントを見ることができた。
「右も左もわからない」と悩む広報の声もよく聞くので、1もキャリアスタートとしてありがたかったが、実はこの3もとてもありがたい環境なのではないか。


ひとり広報ゆえに「自分流」以外がわからない

広報の業務範囲や配慮範囲はかなり広く、ひとり広報はもちろん、専門性を高めようとすると範囲を狭めることになり、ある程度は自分流が混じってくる。
もちろん、職業人として自分らしさが反映されることが是となりやすく、倫理の範囲でどんなやり方でも基本はかまわないのが広報でもある。

ただ、ひとり広報の環境だと、自分流のやり方しかわからないので幅が広がりにくいのではないか。

多様なやり方があるのに、広報の配慮範囲が広いのに、座学で概念に触れるだけではなかなかキャッチアップできない。
社外の方へのメッセージの書き方、社内の方に連絡するタイミング、ちょっとした配慮の所作などなど。その人にとっては造作もない、本当にちょっとしたことだったりもする。

今、ある程度自分のやり方ができあがっているから、なおのこと学びが貴重に思えている。

これを再現しようとしたらどうしても、複数人チームで広報をしているような大きい会社でないと難しいのかもしれない。
そういう環境ばかりではないことは、ひとり広報歴が長い自分自身よくわかっているので、何か再現性高いやり方を考えてみて、思いついたことがあればまた書いてみたい。


#広報 #PR #PublicRelations #ひとり広報 #チーム広報

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