見出し画像

5/16週で気になった未訳ジャーナリングRPG/ソロRPG/TRPG/LARP

毎週月曜日にウェブ検索やらTLを眺めて、メモっておこうと思ったのをまとめております。これらの気になった作品群は、日本語化されていないものです。あしからず。

とある先週の出来事(直接的に自分とは関係ないけど)によって、何かをこういった個人的なメモを作ることに「嫌だなぁ」という重しを付けられてしまった気がします。まぁ、自分で勝手にドンヨリしてるだけなんですけどね。社交(!?)復帰の道は遠いなぁ。

■ インディーTRPGチャリティーバンドル

今回のチャリティーは「リプロダクティブ・ライツ」に関連するもの。これは、女性のライフサイクルを通して、 性と生殖に関する健康・生命の安全(自分の身体に関することを自分自身で選択し、決められる)の権利を保証することで、思春期や妊娠・出産の問題などさまざまな問題を幅広く含んでいる権利です。300以上の作品のバンドルをわずか5ドルで購入でき、売り上げはすべてPlanned Parenthood and NNAF (National Network of Abortion Funds)に寄付されるそうです。

■ ヴィクトリアンエイジ・モンスターハンター!

「The Between」は、ヴィクトリア朝のロンドンを舞台に、謎めいたモンスター・ハンターたちを描いたTRPGです。彼らはハーグレイブ・ハウスと呼ばれる場所の住人で、ロンドン警視庁では手に負えない街を脅かす怪物の脅威を調査・無力化することを任務としています。キャンペーンでは物語が進むにつれ、モリアーティのような緻密な犯罪計画に気づき、女王と国を守るために、最後の対決に向かいます。ベースシステムはPbtAとのこと。

■ さぁ、僕たちの故郷に帰ろう

毎号テーマに基づいてミニゲームやノベライズ、アート作品などをまとめたZin(同人誌的なもの)である「Codex」の直近の号の販売が始まった。
その中の「Home」では故郷と呼ぶ場所をテーマにしており、その中のミニゲーム「Back Again from the Broken Land」は暗黒卿が引き起こした大きな戦争で暗黒卿を倒すために重要な役割を果たしたハーフリング(小人)の一団となる。君たちは語るべき物語と、生きて帰らなければならない重圧を背負って、残存兵がひしめく中故郷へ帰る旅を始める。

2~3セッションの短いキャンペーンプレイで。プレイに必要なのは、6面ダイス3個、3~5人のプレイヤー+GMが必要となる。

このゲームだけを独立させた資金調達チャレンジは、すでに終了していらしい。

■ 妖精学園の最後の1年は平穏無事に終わらない!!

これは、最大15名で遊べるLARP/LAOG「A School of Shadows and Merriment」。PC達は妖精学園に所属する卒業(予定)生。最後の卒業パーティを企画・会場設立、学生間の名誉賞の授与式など盛大で賑やかな一夜を過ごしたい!……のだが、残念ながら皆さんは卒業制作がまだ終わってないし、私的・学業的な問題も抱え、パーティーのエスコート相手も決まってない!! あとライバルにはギャフンと言わせたい!!!

妖精学園編、卒業パーティ編、ミステリー編の3幕で構成されている少々おバカなコメディ・タッチなLARP。

■ 今日のシナリオのダンジョンどーしよう??

「Blue Dungeon Generator and Geomorphs」は、ゲームというよりランダムダンジョンジェネレーターで、タイルは10x10と数種の20x20サイズがある。roll20(オンセツール。海外では一番人気だとか)VTT互換タイルも同封されており(1平方あたり70px)、ダイスロールとジオモーフタイルを使用してマップを構築するそうな。色々なエディターにインポート可能で、商業利用も可能!? 

■ まさか、アナログ版サカつくRPG!?

ソロRPG「Football Town League」は、あなたは地元のサッカーチームを管理、影響を与えることになります。フットボール・マネジメントの世界に足を踏み入れたあなたは、ローカルリーグのチームマネジメントに応募して雇われることに成功した。トップレベルではないものの、リーグでの競争は激しい事で有名。さぁ、フルシーズンを戦おう!!
あなたの決断が、チームと他のチームのシーズンポイントを決定します。カリスマ的な戦術家であり、運も味方につければ、成功は目前だろう。必要なのは、六面体サイコロ2個と、チームとリーグ状況を記録するあれやこれや。

■ 迷宮マッピングをするソロジャーナルRPG

岡田琢磨氏の「Alone Among the Stars」をベースにした本作「Alone in the Labyrinth」は、迷宮の地図を作成するために1人彷徨うことになる。しかし、この迷宮……神秘的で絶えず変化するそうなので無事に地図を描き上げられるかどうか。まぁ、Alone Among the Starsはプレイヤーが飽きるまで遊ぶことを想定している。

■ デッキ構築型TRPG!?

カードシステムを使ったTRPGと言えば、日本の作品だとパッと出てくるのは「のびのびTRPG」。まぁ、これはそのことではなくデッキ構築型(ドミニオン的なカードを購入・入手してデッキを育てていく)TRPG「Praxis Arcanum」。TheWeirdと呼ばれる異常な力を特徴とするカスタムワールドを共同(3-6名)で設計する。奇妙なものは、突然変異体の超大国から、魔法の要素、超常現象の存在にまで及ぶ可能性などを、奇妙な存在は世界とそこに住むキャラクターに影響を与える。世界設定はトランプに書き込まれ、プレイヤーが新たな体験と発見をするたびに、デッキが拡張されていく。それはキャラクターも同様で情熱や、スキル、パワーをカードで説明する独自デッキがキャラごとにある。手札はキャラクターの思考、スキル、力。そこから、自分の苦悩や自己発見、行動を示すためにカードをプレイすることになる。

まだ、アーリーアクセス版とのことだが。システム構造にちょっと興味が出てきた。デッキ構築型のジャーナリングRPGとして転用できないかなぁ??

■ 不思議の国を旅しましょう、アリス

「ALICE」は5ページのソロジャーナリングRPG。あなたがどんな設定であれ、名前はアリス。そして、旅立つことを恐れない。歪にねじれた不思議な国も家から持ってきた大切なものと共に、アリスとしてのあなたが最も恐れていること・不可能かもしれない困難を乗り越える旅の様子を記録していくことになるでしょう。何だか、ネバーエンディングストーリーの方が合ってそうな概要説明。

■ 私が求めるのは、禁断の知識!!

「Filius Philosophorum」は、錬金術師としてのキャリアを積み続けて最終的に“禁断の錬金術”行うまでを記録するソロジャーナリングRPG。試薬を調査し、爆発する可能性のある反応実験を行い、闇市場で製品を売り、あなたは求めている答えに到達する道を模索していく。これは一度や二度の挑戦程度では達成できない困難なものになるだろう。

■ 見るなって言われているけど……ちょっとだけ見てみたい!!

Within a Storm of Silence」は、外見からは何の変哲もないがすごく貴重な物を運んでいる運び屋キャラクターとなる。誰にも中身を見破られることなく届けることは厳守されているが、すごく中身が気になっている。

覗き見したいという誘惑に対する葛藤を、サイコロを重ねるという行為でシミュレートし、心の声を短文で記録していく「誘惑に負けることを防ぐことが、いかに難しいか」をテーマにしたジャーナリングRPG

■ エイリアンを駆逐する超兵器を探す、最後のフロンティア

このソロジャーナリング&マッピングRPG「UMBRA: A Solo Game of Final Frontiers」は、侵略してくるエイリアンに対して、「死神のギャンビット」と呼ばれる超兵器を発掘するためのコロニーを運用・構築しつつ、飢餓、極限の環境、次々に襲ってくる脅威と戦いの記録をコロニーのマップと共に付けていくことになる。必要なのはトランプのデッキと、各種筆記用具。戦闘はシンプルなターン制で記録するマップが、そのままゲームボードとなるようだ。

■ GM負担を減らした西部開拓時代TRPG

「In the Light of a Setting Sun」は、1850年から1900年の西部開拓時代を舞台にした西部開拓時代のカウボーイとなって悪と戦い冒険するTRPG。GMが用意する障害や敵に立ち向かいながら、大自然の中を生き抜くことになる。2019年の初版ではGMの負荷が大きかったので、再販するにあたり改善をしているそうだ。
結局のところ、あなたのカウボーイがどのような結末を迎えるかは、運命次第ということで。

■ 普通の散歩に物語を与えましょう

「Pack & Passe」は、あなたがする居心地の良い場所までの散歩に、物語を付加して補完するためのソロジャーナリングRPG。目についた様々な物を収集し、アイテムとして加工し、そのアイテムの効果と目録を記録することになる。ゲームは「収集」「集めた物の確認」「アイテムへの加工」「大切に保管(目録の作成)」という4つのステージがある。ジャーナリングRPGとしてのプロンプトも用意されているが、ジャンルや時代を柔軟に変更できるようになっている。

■ 書簡体RPGとして、完成されているらしい

「Epistolary」は、GMレスで2人以上の書簡体RPG。プレイヤーは、選んだ舞台で脅威や謎を追う捜査官となり、往復する手紙から読み取った詳細や、キャラクターの視点で書かれた文章を用いて、世界を埋め、手がかりをつなぎ合わせていく。このシステムには、ゲームを始めるためのヒントや例がたくさん用意されているが、仲間達が、あなたの展開に、意図せずとも新たな一手を加えてくれるのではないかと、わくわくしながら楽しむことがこのゲームの魅力とのこと。


今週はこんな感じ。マッピング系が再び戻ってきた印象。後は、デッキ構築型が今更ながら新鮮な要素になるのでは?と思ったかな。
書簡体RPGが何やら注目され出してる???

よろしければ、サポートをお願いいたします。 紹介もチョイスも未熟なところがありますが、“こういった遊びがあるんだー”というのをお伝えし続けられればと思います。