6/ 17週に気になった未訳ジャーナリングRPG(ソロジャーナル)/ソロRPG/TRPG etc
ウェブ検索やらTLを眺めて、メモっておこうと思ったのをまとめております。これらの気になった作品群は、多分だけど日本語化されていないものです。あしからず。
● お知らせ
米光一成さん主催のゲームつくり道場で、今年もオタク気質な早口トークでジャーナリングRPG(ソロジャーナルRPG)について語りました。
ただ、それでも全部内容を網羅できなかったので6月に延長戦が開催されることになりました。6/23(日)21時〜スタートです。
7/4(木)・夜。東京某所で軽食付きのジャーナリングRPG(もしくはジャーナリングLARP)の体験会を開催します。
ゲームテキストは概ね書き終わったところ。1人でもOK、3人ぐらいまでのグループ参加もOKです。
第二報では、題材に使用するゲームに関しての情報を開示しました。
募集は6/20からXとnoteとあちらこちらとかけていく予定です。
■ お前の寿命は、この蝋燭が燃え尽きたときに終わる / ジャーナリングRPG
「Ember: The Last Flame Of The Sorcerer」でのあなたは、古き魔術師。あなたの命は、聖域に秘匿されている蝋燭に結びついている。この蝋燭が燃え溶けるにつれて、あなたの寿命も減っていく。火が燃え尽きる前に、あなたの人生においてやり残したことを解決し、壊れた人間関係を修復し、神秘的な知識を伝授するために使わなければならない。
本物の蝋燭を使用することが推奨されているジャーナリングRPG。
蝋燭の長さがゲームの期間、ストップオッチなどで測る決められた時間がゲーム内の「1日」となるらしい。プロンプトはD100のテーブルを使用するため、10面体サイコロ2つも用意しよう。
■ 現実の旅か、夢物語の旅か / ジャーナリングRPG
1177年代後半の現実と、キリスト教神話の夢物語の間を彷徨う聖職者としての旅を記録するジャーナリングRPG「The Kingdom of Prester John TTRPG」。
D10ロールが基本判定で、様々な図鑑や地図から得た地図を元に旅を辿っていく。それは同時に中世キリスト教当時の在り方や、スピリチュアルな知識にも導かれていく。
旅する地域ごとに、精神的または時間的な確信が増え、旅仲間や旅の途中の出来事の影響を受ける。これにより現実と宗教のどちらかを完全に優先されるようになり、旅の終わりが現れるのだとか。
リリースおめでとう!!
■ 私は決して、新天地をこの目で見ることはないだろう / ジャーナリングRPG
「JOURNEY」でのあなたは、世代間宇宙船に乗船した歌人。世代間宇宙船とは、地球に変わる新天地に向けて出発し、宇宙船の中で世代交代を果たしながら長期間の航行を行うことを目的としている。このジャーナリングRPGは旅に出た最初の2週間を、俳句や俳文形式で、思い出と記憶、希望と経験を記録していくジャーナリングRPG。俳文を推してくるとは珍しい。
■ 3つの時代が交差する、とあるショッピングモールの物語 / TRPG
「The Dead Mall Blues」は1~3人用の非同期マップ作成ゲームで、プレイヤーは地元のショッピングモールの変化を描くことで、中西部の町の物語を語ることになる。各プレイヤーは交互に、1994年(少しの異変をよそに人々が楽しんでいる時代)、2014年(異常状態に直面した時代)、2024年(完全に廃れてしまった時代)のショッピングモールの地図を作り、年月の中で交差する物語の瞬間をを見つけることになる。
■ ワレ、ジュンチョウニセンコウス。モシモシ? / ソロRPG
「Deep Down」でのあなたは、E-DEAR(極深度探査自律ロボット)。現在海溝探索のために潜航中で、徐々に深度を下げていく。今はマリアナ海溝よりも深く、エベレストすら頭まで浸かってしまうほどの深さ。ついにナビゲーターとの通信も途絶えて、ここからはロボットだけの探索となる。未知の海と秘密とロボット自身を探索するSFソロRPGとなっている。
■ もう少し、イメージを掻き立てるキーワードが欲しい! / その他
「Random Rrealities」はゲームではなく、ソロRPGやジャーナリングRPGを遊んでいる際にプロンプトが提示されたけどもう少しキーワードが欲しいっ!!となった際に役立つサポートツール。
1ページに「一般(オラクルによるYes/No)」、「世界(特徴)」、「探索(遭遇や発見)」、「作成(作成可能なもの)」、「シーン(行動の状況)」、「クエスト(ミッション概要)」、「場所(集落や特定の場所)」、「人々(信頼できるNPC)」、「運命」の11カテゴリーのオラクルがギッシリ詰め込まれている。サイコロ(D66、D4、D12)などでランダムに選ぶも、任意に選ぶもよし!!
■ 一緒に学びながら、ソロRPGを作ってみよう / その他
「Quick Quest」はソロRPGを気軽に始めたい人向けの、フレームワーク。
1回10分程のシーンを1つずつ(計7つ)体験しながら、物語重視のソロRPG制作をステップ・バイ・ステップで学んでいく。
完成するのはとてもシンプルなゲームだが、どんな想像しうるストーリーにも対応でき、プレイしながら世界観やキャラクターのアイデアを発見し、発展させることができるクリエイティブなツールにもなるだろう。
■ ソロRPGの世界を体験しよう / その他
「Solo RPG: A Beginner's Guide」は、ソロRPG制作をただ単に解説するのではなく、楽しい体験をしつつソロRPGの裏表をステップバイステップ方式で学んでいく。多彩なゲームギミック、ランダマイザーとして使われる色々な道具を紹介し、ユニークで魅力的な物語を作るためのテンプレートや世界構築ツールの助けを借りてソロRPGを形作っていく。
後忘れてはいけない、感情的安全性(精神的安全性)についてもしっかりと触れているらしい。ちょっと読んでみたい一冊である。
■ 私たちの間にある絆って何なのだろう? / ソロRPG
「Bound」は、2人のキャラクターのつながりを探ることを目的にしたソロRPG。“世界が破壊されることで目指さなくてはいけない場所”を目指した、おそらく完遂できないであろう旅が描かれるソロRPG(2人プレイも可能)。
プレイヤーは2人のキャラクターを作り、互いの関係、彼らを取り巻く破壊される世界、そして彼らが前に進む動機の物語を2つのトランプデッキを利用して語ることになる。
今回はこんな感じに。
よろしければ、サポートをお願いいたします。 紹介もチョイスも未熟なところがありますが、“こういった遊びがあるんだー”というのをお伝えし続けられればと思います。