子供を望む私と子供を望まない夫
子供がいなくても
子供に対する考え(子供を望む望まない)が離婚の原因になる夫婦もいるのかもしれませんが、私はその考えには至りませんでした。
「子供がいないなら一緒にいる意味なくない?」と友人にストレートに聞かれたこともあります。
夫とは子供に対する考えがすれ違っているだけで、大好きだし、愛しています。
言葉にするとなんだか軽く聞こえますが…
結果的に夫は私の考えに寄り添ってくれたので不妊治療をしているわけですが、たとえ夫の気持ちが変わらなかったとしても、私の気持ちは変わらなかったと思います。
その考えになるのは、やはり私の中で子供が ”絶対” の存在ではなく、私の中で夫の存在が ”絶対” なんだと思います。
子供を望んでいるからと言っても、だれでもいいわけじゃない。愛する人との子供だからこそほしいと思う。
愛する人が私と同じように、最初から子供を望んでいたらよかったのですが。
人生はうまくいかないものです。
コミュニケーションを続けること
夫は子供を望んでいないに私は望んでいる。
私は夫とそのことについてコミュニケーションを続けてきました。
椅子に座って面と向かって話すわけではありませんが、「子供どうかな?」や「子供いいな」など定期的に言葉を伝えていました。
ときには、同じ年齢の友人が次々と妊娠、出産する中、子供がいない私は何とも言えない悔しい気持ちになり、
「どうして私たちには子供がいないの!?」と泣きわめくこともありました。
子供みたいにじたばたすることもありました。
それでも、夫に ”問” をずっと続けました。
今思うと、よく私の問いに付き合ってくれたなと感謝しかありません。
普通は嫌がられて「じゃあ離婚する?」と言われてしまうのかもしれません。
でも夫は、こんなしつこい私に対しても”離婚”という言葉は一切使いませんでした。
夫の気持ちが変化したワケ
「子供を育てる自信がない」と言われたことがあります。
そんなのわたしもだよ。
自信を持ってる人のほうが少ないよ。
そのあと、4年間かけて子供を持つことについてコミュニケーションを続けていきました。
冷静に冷静に、ときには泣いて、叫んで。
その後、2019年頃に「頑張ってみますか!」と言ってくれたときは飛び上がって喜んだことを覚えています。
夫の気持ちが変化した核となる理由は、姉の妊娠だと私は思っています。
夫が姉の大きなお腹を目の前にしたとき、許可なく姉のお腹に触ってしまいました。
新たな命を目の前にして何か感じることがあったようです。
ヒヤッとしたのもありましたが、そのころから夫の気持ちが変わっていくのが分かりました。
夫が子供を望まなかった理由を予想することはできるのですが、今回ここで伝えるのは控えます。
寄り添ってくれた夫
夫は子供を望んでいなかったのに、最終的に私に寄り添ってくれるかたちになりました。
今では、もし子供が出来たら…という話までするようになりました。
寄り添ってくれた夫に感謝しかありません。
夫の思いやりに感謝。
そして、私が寄り添ってあげられなくてごめんね。