【No3. 古民家に住む。 カニ入り洗濯機】
こんにちは、今回は中島での住居、古民家を紹介します!
私が中島に来る前に、農音の田中さんが古民家を用意してくれてました。(農音は空家バンク事業も行っていることは以前ご紹介しましたね!)
古民家の良さは、「引き継ぐ」というところかもしれません。それまで住んでいた方の生活が垣間見える中、受け継ぐものは受け継ぎ、自分なりにアレンジしたいものはアレンジしていく。なので今回は古民家で住むにあたって私なりの引継ぎ方をご紹介します🕶
1. 中島上陸、そして我が家へ
中島に上陸後、早速向かったのが我が家となる古民家です。以前はお婆ちゃんが一人住んでおり、その後、空き家となっていたところを田中さんが交渉してくれました。写真の赤い家が今回貸していただくこととなった家です。目の前は瀬戸内海が見渡せ、家の中もかなり広い間取りとなっています。
ここにある家々は玄関が正面ではなく、横の路地裏についています。恐らく潮風が強いからなのでしょうか?目の前の海は漁港となっており、漁師さんの船がいくつか繋いでありました。私もつい先日、朝の網引きに同行させてもらいました!(また後日お話ししますね)
家の中に入ると、そこは畳の部屋。居間、寝室、仏壇部屋など一人暮らしには十分なほどの広さでした。仏壇部屋にはこれまで住んでいた家族の写真などが飾ってあり、最初見た時は少しばかり「うっっっ!」となりました。しかし、田中さんと一緒に仏壇に手を合わせて、住まわせて頂くご挨拶をしたら、温かく見守ってくれているのだなと思えるようになりました♫(^^)
(というより、そう思うようにしました笑)
2. 庭の芝刈り
まず手をつけたのが、ボーボーとなった庭の芝刈りです。田中さんに草刈り機と用具を貸していただき、荒れ放題となった我が家の庭を、根こそぎ刈っていきました!この時も雑草の下から、住んでいた人の生活感が垣間見れたことが面白かったです。植木鉢が出てきたり、水槽が出てきたり、一番奥には石像まで。ガーデニングや植物が好きだったひとなのかもしれませんね。うちの母親みたいで笑
又、一緒に庭掃除を手伝ってくれた田中さんですが、「これがハゼの葉だから、触るとかぶれるので気をつけてね〜」と優しく教えてくました。しかし、それが原因で自分が、かぶれてしまったようです。実践して見せてくれたので、良い教訓になりました笑 皆さんも古民家の庭を掃除する時は気をつけましょう!
3. カニ in 洗濯機
さて、住み始めたら生活に欠かせないのが洗濯機です。古民家にある洗濯機をよく見たら、2層式洗濯機でした!東京での生活では見たことのない洗濯機なので手探り状態で使い始めましたが、案外使い勝手が良いですね!
でも最初は使い方がわからず、同行していた田中さんと一緒にスイッチをごちゃごちゃ触っていたら、中で「ガチャガチャガチャ!」と壊れた音がしました。なんやねんと思って蓋を開けると、なんと出てきたのがカニの死骸!そう、何を隠そう、この家はカニ天国だったのです。この家の庭の至るところにカニが横歩きで手を振ってきます。自分も朝起きて見かけたら、よく手を振ってあげています。(^ ^) 殺しちゃった洗濯機のカニさん、ごめんね🙏
4. 網戸の張り替え
そして最後が、網戸の張り替えです!もう10月といえど、まだまだ虫の季節です。穴だらけの網戸では、若者の血を目当てに蚊がたくさん入ってきてしまいます。しかしこれも初体験!都会だったら業者に頼んで網戸を変えてもらうかもしれませんが、やってみるとあら驚き。自分でもできるんだ!と学びの連続です。
将来、結婚して網戸を張り替えることになったら嫁に言ってやります。「網戸?ああ、業者なんか呼ばんでええよ。俺一人でできるから。」と。人生は何事も経験ですね。
ざっくりと、私なりの古民家の「引継ぎ方」をご紹介しましたが、いかがだったでしょうか!昨今、SDGsという言葉も流行っていますが、今あるものを大切にしつつ、変えるものは変えながら次に繋げる。日本の「もったいない精神」にこそ、SDGsの本質が隠れていると思います。
SDGsだ!カーボンニュートラルだ!と、欧米諸国の真似ばかりするのではなく、昔からやってきた日本文化を見つめ直してこそ、日本なりのSDGsができると、私ジョルディは思います。古民家もその一つかもしれませんね。
ではまた次回お会いしましょう!