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【レポート】テレビノーク#3

10月24日20:00~テレビノーク#3を配信しました。
ゆるゆる配信ゆえのマイクOFFミスもありましたが、「カロクリサイクラー」爆誕もありつつ内容盛りだくさんの第3回でした。
アーカイブはこちらからご覧いただけます👇

配信は引き続き千代田3331のStudio302のスタジオよりお届け。

今回のゲストは第五福竜丸展示館の学芸員・市田真理さんです。
前回のテレビノーク#2では、訪れたリサーチ先で見聞きして考えたことを「おすすめの資料館」としてピックアップしました。このリサーチで嬉しいご縁ができた今回は、訪問先にいる「主」的な存在、資料館や場にいつもいて人を迎え入れているスタッフさんに配信スタジオに来ていただき、あれこれおしゃべりする機会が実現しました!
(第五福竜丸展示館への「カロク採訪記」はこちら👇)


第五福竜丸展示館がうまれるまで

市田さんは2001年より都立第五福竜丸展示館の活動を手伝い始め、現在は学芸員として展示館の運営に携わっています。
記録資料や展示館のスライドをご準備してくださった市田さん、スタジオにはご自身のこれまでの著書などをうっかりお持ちになっていなかったので先にリンクを貼ります👇

第五福竜丸展示館のwebサイトはこちらから👇

展示館の公式youtubeチャンネル(遠方にお住まいの方にもおすすめ)👇

市民運動によって船が守られ、市民運動によってうまれた背景をもつ第五福竜丸展示館。
市田さんには、どういう流れで第五福竜丸展示館ができていったのか、立ち上がりのプロセスをはじめ、そもそもビキニ環礁での水爆実験がどんな出来事だったかを、当時の時代背景を少しずつおさらいしながら話していただきました。

内容はぜひぜひアーカイブでお聞きいただきたいのですが、シンプルにとても勉強になるのはもちろん、市田さんの声や言葉から、これまで自分たちが触れてこなかった部分への想像に眼差しが伸びていくように思います。
配信中は、視聴してくださってる方にも続々とコメントをいただき、出来事のこと、土地や場所、今に至るまでに関わってきた人びと……多方面への想像力を持ち寄った語らいの時間になっていました。

カロクリサイクラーたちの今回のトピック

カロクリサイクルにかこつけて、これまでの記録から出来事の記憶をいまに引き継いでいる先輩たちを“カロクリサイクラー”、市田さんを“カロクリサイクラー真理”とちゃっかり呼ばせてもらいました。
今回は↓↓↓の話題がキーワードで上がっていました。

・今のマーシャルの若者たち:ふるさとと出来事と自分の今とが結びついている世代の動き
・第五福竜丸展示館の日々
・名称やかぎかっこじゃなく、人の顔が見える展示、人と人の関係が見える展示をつくること
・「もの」を残して伝えていく 生き証人としての船
 / 変容する「語り」と変わらずにある「もの」
・コミットした時期が違うスタッフたちで担う、それぞれの役割
・忘れずに守り続ける工夫、技術
 /続けていく秘訣は?
・市田さんがこれから試してみたいこと、やっていかなきゃなと思ってることは?

「あの場所にはこの人がいるんだな。会ってみたいな」「あれやこれや、一緒に考えてもらいたいな」と思える人が、記憶や記録を渡すときの窓になってくれているのって、すごい安心感があることだなと、お話を聞きしながら改めて感じました。

第五福竜丸展示館の現在の特別展は3月まで開催とのこと。ぜひ足を運んでみてください👇


次回予告とイベント告知



次回のテレビノーク#4は11月21日(月)20時~配信です。
「残された記録をよむ方法」をキーワードに、映画監督の大川史織さんをゲストにお迎えします。
#3での市田さんとのお話からバトンを引き継ぎマーシャル諸島にフォーカスをあてつつ、各地に残されたさまざまな記録に触れていくときの方法をゆっくり探っていきたいと思います。
次回のテレビノークのリンクはこちら👇


配信中コメントでの質問やご参加もお待ちしております。
次回もどうぞよろしくお願いします~!


そしてそして、カロクリサイクルのイベント参加者をただいま募集しています。
映像を観て、テキストを読み、そこで考えたことや感じたことをおしゃべりする場です。

カロク・リーディング・クラブ 第1回
「映像作品『波のした、土のうえ』(陸前高田、2014)を見て語る」
11月19日(土)14:00~18:00開催予定

詳細はこちらから👇

こちらもご参加お待ちしております!


レポート:佐竹真紀子(美術作家)
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