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イーサリアムのステーキングのやり方(完全初心者-中級者向け解説)


前提知識: ステーキング とは

イーサリアムについて何の知識もない方は、まずはこちらの記事を読んでください。

この記事の後半で解説している通り、ステーキング とは「イーサリアムというプラットフォームの、管理者の一部となることで管理者報酬をGetすること」なのです。

ステーキングは非エンジニアにはハードルが高い

しかしながら、これを正規のやり方でやるには以下のような制約条件があります。

  1. 最低32ETHをロックしなくてはならない。

  2. 32ETH単位(つまり32,64,96…)でしかステーキング できない。

  3. 結構なエンジニアリング力が必要。

  4. もし間違えると32ETH全て失うリスクがある。

  5. 自宅サーバーを24時間稼働させ続けなきゃいけない。

  6. オフラインになってしまうとその間、32ETHが減っていく。

はっきり言って、(少なくとも現時点では)非エンジニアにはおすすめできないし、また32ETHって今だと1500万円近いので持っている人もほとんどいない気がしてます。

しかしながら、(多少の手数料と引き換えに)めんどくさいエンジニアリングを代行してもらう方法もあります。

しかし、代行の方法にも色々あり、それぞれメリットデメリットがあります。

だから本記事では、完全初心者〜中級者の方に向けて、それぞれにおすすめのステーキング業者を紹介します。

完全初心者向け:  BitPoint

https://www.bitpoint.co.jp

「Metamask?なにそれ?」
という完全初心者の方におすすめの方法は、日本の取引所がやっているステーキングの代行を利用することです。

こうした代行を利用することで、32ETH以上という縛りもなく、いくらからでもステーキングできます。

日本の取引所は、金融庁の厳しい規制に規制に従っているため、倒産や持ち逃げされるリスクは小さいと考えられます。

日本の取引所でETHのステーキングをやっているところは2-3ありますが、ダントツで利回りが高いのはBitPointです。

この記事の執筆時点(2024/3/20)で、イーサリアムのステーキングの利回りは4%程度です。

BitPointは何と、このうち3.85%をユーザーに還元しています。

他の取引所は2.7%と収益を30%程度を中抜きしているのに、BitPointは恐らくシステムコストなどを差し引くとほとんど自社の利益が出ないレベルの利回りをユーザーに提供しています。
手数料率は4%程度。これは世界的に見てもトップレベルの安さです。

しかも、いくらからでもETHを入金してスイッチをONにしておくだけで、自動でステーキングして増やしてくれるので、面倒な作業も一切ないです。

入出金画面

デメリットはやはり、BitPointに預けることになるので、倒産や持ち逃げといったリスクがゼロではないことでしょう。

初心者向け:  Lido

https://lido.fi/ 

「取引所に預けっぱなしにするのは怖いなあ・・32ETHはないけど・・MetaMaskなら使えるんだけど・・」
というあなたには、もう少し良い方法があります。

このLidoステーキング は、代行業をスマートコントラクトを用いて分散させよう。というプロジェクトです。

ほとんどの代行工程がイーサリアム上のスマートコントラクト で自動化されてますので、取引所のような中央集権システムに依存することはありません。
基本的に自分で資金を持ったままステーキング報酬をGetできると考えて良いでしょう。

代行手数料は10%なので、BitPointよりは利回りが低くなると思います。

やり方も簡単。
以下の記事の通り、MetaMaskさえ使えればボタン一発でステーキングできます。

https://coinotaku.com/posts/136463

LidoにETHをステーキングすると、stETHという引換券が貰えます。
その残高が少しずつステーキングで増えていきます

ただし、完全に100%確実な引換券なのかというと、そうも言えないらしいです。
以下はStakefishさんによる記事ですが、11の参加者が悪意を持って結託するとGoxする可能性もあるとか・・

また、Lidoのスマートコントラクト自体に何かバグがあって、資金がハッキングされてしまうリスクもゼロではないことに留意しましょう。
とても長い間、莫大な資金がロックされてるシステムなので、その可能性はとても低いですが・・。

初心者向け: P2P staking

https://p2p.org/ 

さて、ここからは完全に自分で資金を管理できる方法です。
つまり、第三者の悪意やミスによって資金がなくなることはないということ。
自分がちゃんとハードウェアウォレットとかで秘密鍵とかシードフレーズとかを管理していれば100%大丈夫な方法です。

しかし32ETH単位でしかステーキングできないというデメリットはあります。

使い方は簡単。
MetaMaskが使えればいいだけ。

手数料は5%なので、Lidoの10%よりは安くなります。

つまり、32ETH単位でしかできないけど、Lidoよりも安全性が高く、利回りが高いステーキング方法だと言えます。

ただし、Lidoほどではないけどスマートコントラクトにバグがあるリスクもゼロではないです。(最初の入金時だけですが)

中級者向け:  Allnodes.com

 https://www.allnodes.com/ 

最後は一番正規のやり方に近い方法です。
これも32ETH単位でしかステークできません。
一番安全だけど、多少のエンジニア力も必要となります。

MetaMaskから操作するのですが、資金を管理するためのKey達を正規のやり方(以下ローンチパッド)に基づいて生成する必要があります。
パソコンをコマンドラインで操作することに慣れてない人には厳しいかも。

手数料は32ETHあたり、月5ドルもしくは月11ドルもしくは月21ドル。
月11ドルのAdvancedプランにすると利回りは変わらないけど、安全性が増します。
月21ドルのProfessionalプランにすると、さらにMEVブースト機能を付けられます。これつけないと利回りが1%くらい落ちるのでこのプランにした方が賢明です。

手数料が定額ということで、ETHの価格や利回りが上がるほど、他のステーキング手段に対して有利になります。

現在の1ETH=55万円、利回り4.0%で計算すると、月21ドルの手数料率は5.5%くらいですね。

ただ、手数料はクレジットカードで引き落とされていくので、口座にお金を入れておかなくてはならないめんどくささはありますね。

私は、自分のステーキングではこれをメインで使用しております。
(だけどやっぱり32ETH✖️24とかやってると手数料が高いので、自宅バリデータを検討してます・・。)


まとめ

以上ですね。要点をまとめると以下の通りかと。

利回りは委託先の稼ぐ力(MEV)によっても違います。

探せばもっと良い委託先もあるかもしれません。ですが、あまりマイナーなところは危ないので避けたほうが・・

仮想通貨はあくまで自己責任。

何かトラブっても一切の責任は負えませんので悪しからず。

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