出産記録〜帝王切開〜
ただいまです。
久しぶりの投稿です。目の前のジェットコースターのように過ぎていく日々。それになんとか食いついていこうと過ごす毎日。前の投稿からあっという間に歳をとっていて怖くなりました。
今再びゆっくりできる時間(産育休)をもらえたのでまた書いていこうと思います。誰かの目にとまって繋がれたら嬉しいです。
今日は、4年前の出産記録をここに投稿しようと思います。私は1人目の娘を帝王切開で出産しました。その時の手術当日の様子のメモが見つかったのでそのまま載せてます。読みにくいところがあるかと‥‥すみません😅💦
朝から不安。朝ごはんは半分美味しくいただく。ひとりぼっちは寂しい。贅沢だけど、誰か心の拠り所があるからひとりぼっちでも大丈夫。心は1人じゃないから。リクエストしていた通り母からLINE「ステラルーの腹話術」。リラックスしてと励ましてくれた。ありがとう。
赤ちゃんは何かを感じ取っているのか、朝からひたすら動いている。もうすぐ会えるさ。
朝ごはんを食べたら手術の用意。浣腸をされ、効き目が良すぎて3分足らずでトイレへかけ込む。すっきり。血栓防止のソックスを履く。膝下までの着圧ソックスみたい。服を着替えて待つ。
13時に夫が到着。心が落ち着く。
友人がLINEをくれる。すごく気にかけてくれてて嬉しい。親友であり、人生の先輩みたいな存在。
13時半。手術室へ。手術台へ自ら上がり、仰向けで裸。台の横幅がそれほどなく少しびびる。これ以上太ってたらどうなるのだろう。落ちるぞ、これは。その後たんたんと機械に繋がれていく。私はただ時の流れに身を任せるのみ。
まずは麻酔。横を向いて腰を消毒し、麻酔の注射を打つ。すごく痛い。長い針が奥まで入っているのを感じる。その後薬を入れていくと右足左足と順にじんわり温かくなり痺れてくる。と思ううちに横隔膜あたりまで痺れを感じ、冷たい感覚がなくなる。医者が強くつまむが痛みなし。その後カテーテルを挿入するが全く感覚なし。これはよかった。術後もトイレに行かなくてもいいという特典付き。抜く時の不安がよぎったが気にしない。
少しすると耳が少し聞こえなくなり視界も薄れる。助産師さんに相談すると血圧が下がったので上げるように薬投入。徐々に安定しいよいよ始まる。
「始めますね。」の声かけで開腹。ドラマで観てた手術現場だ。すーっと触られたり切られているのだろうという感覚はある。お腹が開くまではそんなに時間はかからなかった。先生たちが「足難儀やな。お尻踏ん張って出さんなぁ。頭えらい奥に入り込んでる。」と、赤ちゃんが誕生を焦らしているような会話をしている。早く出てくれ。助産師さんがお腹を強く押す。手術の途中経過を教えてくれ、体調を随時聞いてくれる。少しでも気を逸らそうと、持参したCDの音楽に耳をすます。YUIの「きっと大丈夫」に励まされたり、GReeeeNの「星影のエール」で感動したりした。音楽の力は偉大である。
「赤ちゃん出ましたよ」と言う報告から1分後くらいで産声が聞こえる。生命の尊さを感じさせるか弱い声。懸命に呼吸しようと頑張る我が子が頼もしい。眩しそうだが目を開けようと頑張っていた。第一印象としては夫似。切長の目で口角が上がっている。髪の毛ふさふさと眉毛は私かな。あと、広い額。いたって冷静な自分に驚く。赤ちゃんには悪いが、対面できた喜びよりこれから待っている術後の痛みへの不安が大きいのだろう。弱いな、自分。
途中、呼吸や血圧に異常がみられたが手術は無事終わる。先生方、看護師の方々に感謝し病室へ。
家族から順に出産報告。喜びと安堵の声に家族の愛を感じる。こんなふうに私が産まれた時も喜んでもらえたのかと思うと、感極まる。職場や友人は温かい言葉をかけてくれた。人との繋がりは多い方ではないが、今ある繋がりを大切にしていこうと思う。人との繋がりが人を強くしていくのではないだろうか。
そうこうしているうちに面会時間終了。只今より孤独に痛み、痒みと戦うこととなる。まず、顔が痒い。特に鼻と目。鼻と目玉を取り丸洗いしたい気分だ。次に頭皮が燃えてきた、暑痒い。麻酔の影響でアレルギー反応が出ているらしい。看護師さんに伝えて濡れタオルと保冷剤をもらって冷やす。少し紛れる。次に腹。腹はどーん、ヒリヒリ、ジリジリという痛みが襲いかかった。そしてまたもや尋常じゃない痒み。出産の喜びはどこへやら。
いてもたってもいられず母と弟にLINE。辛さを聞いてもらえただけで痛みが和らぐから不思議だ。悩みや不安は一人で考えすぎると堂々巡りで抜け出せない。でも誰かに聞いてもらえるだけで勝手に解決策を自ら見つけていたり、前向きになれたりする。その聞いてくれる相手が信頼する人ならなおさらだ。ありがとう。
もう後ろ向きなことは言わない。楽しいことや、美味しいもの、これから待っている我が子とこ虹色の未来を想像して今日は寝よう。
今までの私の人生において最大級を味わえた一日、今日という一日を忘れずに。
おやすみなさい。