The Smiths個人的おすすめ曲その4
イギリス、マンチェスター出身で
モリッシー (ボーカル)
ジョニー・マー (ギター)
アンディ・ルーク (ベース)
マイク・ジョイス (ドラム)
から成る4人組バンド、「The Smiths」の公式アルバム4枚とコンピレーション・アルバム1枚から、個人的な好みだけで選んだおすすめ曲を紹介していきたいと思います。
(注意:本記事は楽曲の解説をするものではありません。)
今回はセカンドアルバムの「Meat Is Murder」から紹介していきます。
The Headmaster Ritual
アルバム1発目の曲ですね、激しさが有りながらもスミスらしい美しいメロディがある曲です。サビが乗れるいい曲です
タイトルを和訳すると「校長の儀式」、歌っている内容は「地元マンチェスターの古臭い教育から逃れたい」というものです。
余談:有名なRadioheadというバンドがインターネット配信したセッションでこの曲のカバーをやっている、そちらもかっこいいので要チェック。
ちなみにスミスで最も好きな曲の一つ。
What She Said
アルバム4番目の曲です、また激しい曲です。かなり激しくてスミスの曲では一番荒々しいギターが目立つではないでしょうかという曲
タイトルを和訳すると「彼女は言った」、歌っている内容は「なにかに満たされない女性が語っている」というものです。
余談:ここで歌っている「She(彼女)」はモリッシー自身のこととも言われたりする。
That Joke Isn't Funny Anymore
5番目の曲でA面最後の曲です、ギターのきれいなサウンドから始まりモリッシーの”らしさ”溢れるボーカル これぞスミスというような1曲です。
スローすぎない心地よいテンポで名曲で、これがダメなら多分スミスを聴いていても合わないことが多いと思います。
タイトルを和訳すると「その冗談はもう笑えない」、歌っている内容は「孤独を感じて死にたがっている人とその知り合い」というものです。
Well I Wonder
B面に変わって2番目の曲(※英国盤の場合です、米国盤だとB面の1曲目に"How Soon Is Now?"が入ってるので3曲目になります)です。アルバム通しでいえば7番目です。
アコギの爽やかなメロディにモリッシーのいつもどおりの歌声がマッチして幻想的な曲です、アウトロで聞こえる雨のような音がいい。
タイトルを和訳すると「僕は疑問に思う」、歌っている内容は「自分が死んでも忘れないでほしい」というものです。
余談:この曲、実はシングルで発売された「How Soon Is Now?」のB面。
Barbarism Begins at Home
B面3番目の曲です、アルバム通しで8番目の曲になります。
シングルカットもされている曲でなんと7分近くもある曲です、ジョニー・マーのギターよりもアンディー・ルークによるベースが際立つ一曲です。
タイトルを和訳すると「野蛮さは家から始まる」、歌っている内容は「家庭内での児童虐待」というものです。
余談:スミスはこれをThe Tube(イギリスで放送されていた音楽番組)でライブしていて、その映像が今の日本でやってるNHK BSプレミアムのMUST BE UKTVでもたまに再放送されたりする。 ちなみにYouTubeで検索しても出る
以上、サード・アルバム「Meat Is Murder」からのおすすめ曲でした
今回紹介したのは全9曲中(Well I Wonderのところで解説した通りイギリス盤基準)5曲でしたがいかがだったでしょうか。
紹介しなかったアルバム最後のMeat Is Murderはチェーンソーの作動音と牛の声、屠殺のような音から始まるので少し怖いです。
(ちなみにモリッシーは菜食主義で、これは肉食を否定している歌です)
ファンの中では、このアルバムまでが「世間で有名になった”ザ・スミスのモリッシー”」ではなく「マンチェスターの青年、スティーヴン・パトリック・モリッシー」として発信していった言葉だとも言われていたりします。
次回は! 3枚目のスタジオ・アルバムである「The Queen Is Dead」から紹介していきたいと思います。