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The Smiths個人的おすすめ曲その5

イギリス、マンチェスター出身で

モリッシー (ボーカル)
ジョニー・マー (ギター)
アンディ・ルーク (ベース)
マイク・ジョイス (ドラム)


から成る4人組バンド、「The Smiths」の公式アルバム4枚とコンピレーション・アルバム1枚から、個人的な好みだけで選んだおすすめ曲を紹介していきたいと思います。

(注意:本記事は楽曲の解説をするものではありません。)

今回は4thアルバムの「The Queen Is Dead」から紹介していきます。

The Queen Is Dead

アルバムと同名で1番目の曲です、入りが「Take Me Back to Dear Old Blighty」という曲で始まってます、これはイギリスのテレビドラマの劇中歌をサンプリングしたものだそうです。

そこから軽快なドラムでスミスの曲が始まっていきます、6分半もあって意外と長い曲です。ギターとドラムが終始目立つ曲

タイトルを和訳すると「女王陛下の死」、歌っている内容は「王室批判」です。

Frankly, Mr. Shankly

2番目の曲です、童謡とか子供向けアニメに出てくるようなリズムが印象的な曲ですね。 途中の転調部分がかっこよくて好きです。

タイトルを和訳すると「シャンクリーさん、率直に申し上げますと。」、歌っている内容は「シャンクリーさんに対する不平不満」というものです。

余談:ここでシャンクリーさんと呼ばれている人物は、当時スミスが所属していたレコード会社のお偉いさんのことだと言われている。

I Know It's Over

モリッシーのボーカルとバンドが混ざり合って始まる曲、A面の3番目です。
スローで溶けるような始まりから徐々に力強くなっていくのがたまらない終始ゆったりとしたとてもきれいな曲ですね。

タイトルを和訳すると「これで終わりだってわかってる」、歌っている内容は「自分自身の終わりと結婚しようとしてる女性へ向けたメッセージ」というものです。

余談:これも大好きな曲、スミスの好きな曲トップ10に必ず入る。

Never Had No One Ever

4番目の曲です、さっきの「I Know It's Over」が一段と力強くなったような曲です。 間奏が印象的な曲の一つですね。
聴いてるこっちも少し揺さぶられるようなパワーを感じる名曲です。

タイトルを和訳すると「今まで誰も得ることが出来なかった」、歌っている内容は「ずっと悪夢に苛まれて孤独」というものです。

Cemetry Gates

5番目の曲でA面最後になります、一転してイントロからすでに明るい雰囲気が漂う曲です。ボーカルのモリッシーも終始気持ちよさそうに歌ってサビの「 (maybe less, maybe more)」では珍しく明るく伸ばして歌ってたりします(暗く伸びるような歌い方はしょっちゅうなんですがね・・)

タイトルを和訳すると「墓場の門」、歌っている内容は「墓地に散歩に行って碑文を見たりする」というものです。

余談:墓場ソングで有名なのはビートルズのエリナー・リグビーが他にも、ただしあっちは墓場で見た人の名前を使ったとかだけど

Bigmouth Strikes Again

B面最初の曲です、アルバム全体だと6番目になります。
いきなり熱いイントロから気合の入る曲、終始熱いまま曲が進行していき間奏の激しさもピカイチ。

タイトルを和訳すると「軽口が止まらない」、歌っている内容は「おしゃべりしすぎた結果苦境に追い込まれる」というものです。

余談:近年のライブ(04年のパフォーマンス)でもそこそこ歌われている曲、年季が入っててかなりかっこよくなってたりする。
ジョニー・マーがソロで19年にやってるのも一応

The Boy with the Thorn in His Side

B面2番目でアルバム全体だと7番目の曲です、綺麗でフェードアウトしていくアウトロが

タイトルを和訳すると(邦題準拠で)「心に茨を持つ少年」、歌っている内容は「孤独で人に信じてもらえない少年の苦悩」というものです。

余談:邦題が「心に茨を持つ少年」でかなりダサいんだけども少年が茨を持ったような人格というより、茨のような物・環境に囲まれて苦悩してる少年といったほうが正しいんじゃないかと思う内容。

There Is a Light That Never Goes Out

B面4番目でアルバム9番目の曲です、スミスファンなら説明不要な一曲だったりします。 ジャンジャン ダダダダッダダンのイントロからモリッシーの持ち味が存分に発揮された歌がとてもいいですね。
この曲がダメなら更にスミスを聴いても受け付けないんじゃないかというくらいの曲だと思ってます。

タイトルを和訳すると「決して消えない灯りがある」、歌っている内容は「君と一緒ならどこでもいい、バスに衝突して死んでもいい」というものです。

余談:Oasisのノエル・ギャラガーがカバーしてるバージョンがなかなかかっこいい。

以上、4thアルバム「The Queen Is Dead」からのおすすめ曲でした

今回紹介したのは10曲中8曲でした。

「Vicar in a Tutu」と「Some Girls Are Bigger Than Others」ですが「Vicar in a Tutu」はタイトル通り、”牧師が趣味でバレエのチュチュを着ている”といった内容だったりするので結構コミカルな曲です、今回詳しく紹介しなかったですがよかったら聴いてみてください。

ファンの中では最高傑作との呼び声も高いアルバムであり、80年代の洋楽シーン(特にUKロックシーン)に欠かせないまごうことなき名盤です。
(ですが発売当初のチャートでは最高2位)


次回はラストアルバムの「Strangeways, Here We Come」から紹介していきたいと思います

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