![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/7828258/rectangle_large_type_2_5279874d803d5ebfa1e8746e9c9512c3.jpg?width=1200)
手作りクッキーのような1枚を
何かに向かってシャッターを切り始めてから、早8年が経過しました。
今まで撮ったいろんな写真を見返しながら「わたしはどんな写真が撮りたいのだろうなあ」って考えていて。
そしたら、なんとなく言語化できたので、お気に入りの写真とともに、残しておきたいとおもいます。
あ!っと驚かせるような、派手なホールケーキじゃなくて。
わっと元気が流れ込んでくるような、カラフルなマカロンでもなくて。
口にいれた途端、形をほろほろって崩しながら、優しい気持ちにしてくれる。手作りのクッキーみたいな。そんな写真を多分、撮りたいのだと思うのです。
シャッターを切るとき、息をうっと止めるのですが(みんなそうなのかな?)、あの瞬間頭にあるのは「上手に撮りたい」とか「誰かに届けたい」とかではなくて、毎度「この温度ごと閉じ込めたい」なのです。
触れたところがまるで、じんわりと暖かくなるような。
そんな写真を撮りたくて、今日までシャッターを切ってきたような気がしています。
ほろり、優しくさと、あたたかい後味がのこりますように。
今日も、良い夢を。
いいなと思ったら応援しよう!
![古性のち | Noci Kosho](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/157966205/profile_b34906f113351f365dbb806c350907d3.jpg?width=600&crop=1:1,smart)