2019年11月の都内小劇場公演 観劇候補
11月に自分が観に行きたいなぁと思っている都内の小劇場作品をつらつらと記しておきます。誰かの何かの参考になれば幸いです
なお、11月の個人的なお勧め公演は
・人間嫌い:かわいいチャージ’19
・HYP39LOVE:だからどうした
・愛伝一家:投げるな匙だけはクセになる
となっています。
【11月第1週 11月1日(金)~11月4日(月・祝)】
○KUROGOKU:たそかれ。
【場所】中板橋 新生館スタジオ
【期間】10月30日(水)~11月3日(日)
【上演時間】80分予定
【特徴】
・未見の劇団なので詳細はわからないが、HPによると「笑いを軸に人間のどうしようもない哀しさを勢いと力まかせだけで描く」とのこと
直前に1名出演者変更があったが影響はどうか?
個人的には暖かな笑いの作品が得意な幡美優さんに注目
★注目★○人間嫌い:かわいいチャージ’19
【場所】新宿 シアターミラクル
【期間】11月1日(金)~11月4日(月・祝)
【上演時間】90分
【特徴】作家性の強さ、オール女性、かわいいってなんだろ、再演物
・作演の岩井さんの哲学が含まれまくった作品を放つ劇団
今回は再演される作品は劇団の代表作といえるもの。かわいいの呪縛から逃れられない人間をポップかつ鋭く描く作品
○ハイバネカナタ:モザンビークス熱情!
【場所】下北沢 シアター711
【期間】10月31日(木)~11月4日(月・祝)
【上演時間】120分
【特徴】スペクタクル活劇、コミカル、激しいパフォーマンス
・劇団の三年ぶりの新作公演。激しく騒がしく叙情的な作品になりそう
井本みくにさんや、見米克之さん、森耕作さんなどの役者陣に注目
良くも悪くも役者の力量に左右されそうな芝居
○SoloSoloProject:MONSTERS INTRODUCT
【場所】新三河島 キーノートシアター
【期間】10月30日(水)~11月3日(日)
【上演時間】90分
【特徴】トクダタクマ、ダブルキャスト、感動系
・こわっぱちゃん家のトクダタクマさんのソロ企画。2015年に劇団で上演された作品を若手役者を中心に集めてダブルキャストで行う公演
トクダさんの作演の力には疑いがないが、直前まで出演者が決まっていない模様だったのに加え、役者が1人降板…どこまで仕上げられるのか?
役者陣は活きのいい若手を揃えていると思う
○メディアンプロ:さよならRADIO2019
【場所】新宿 シアターブラッツ
【期間】10月30日(水)~11月4日(月・祝)
【上演時間】100分
【特徴】再演、ダブルキャスト
・三度目の再演という作品。作品も劇団も未見
個人的にはナイゲン2019で監査役だった長島未雨さんが、ナイゲン後最初の舞台ということで注目
○お布団:IMG_antigone_copycopycopycopy.ply
【場所】小竹向原 アトリエ春風舎
【期間】11月1日(金)~11月4日(月・祝)
【上演時間】100分
【特徴】アンティゴネ、解釈と再構成
・ギリシャ悲劇をもとに役者4人で100分を作り上げる舞台。一体どういう表現方法が使われるのか注目
○しむじゃっく:エンれぱ!Vol.9
【場所】浅草 あさくさ劇亭
【期間】11月2日(土)~11月4日(月・祝)
【上演時間】60分
【特徴】短編集、名作の再演
・既存の脚本を様々な役者が上演するエンれぱ。今回は表情豊さんの「193」と太宰治原作(佐藤武さん作)の「女生徒」を上演
どちらも役者の演じがいがある作品
○くちびるに硫酸:あの星にとどかない
【場所】南千住 アトリエ5-25-6
【期間】11月2日(土)~11月4日(月・祝)
【上演時間】60分予定
【特徴】家公演、世界観、gekidanU
・もともと京都で活動していた団体。大人のための60分の絵本というようなキャッチコピーが付いており、上演場所も含めてなかなか経験できないような作品になりそう
○ウンゲツィーファ:動く物
【場所】江古田 ウンゲ荘
【期間】11月3日(日)~11月10日(日)
【上演時間】70分
【特徴】自宅公演、再演、臨場感
・賞もとっている劇団の代表作。六畳一間に役者二人と数人の観客で上演される作品。役者との距離の近さや眼の前で行われているお芝居にいつか自分も作品に溶け込んでいく。ほぼ売り切れてしまったようなのでキャンセル情報などを待つしか無い
【11月第2週 11月5日(火)~11月10日(日)】
○白猫屋企画:融解
【場所】四谷 live space anima
【期間】11月5日(火)~11月9日(土)
【上演時間】50分予定
【特徴】二人舞台
・今年一番の注目女優中野亜美さんの舞台。とても狭い箱での二人芝居ということでまさにその演技が注目される作品
★注目★○HYP39LOVE:だからどうした
【場所】新宿 シアターミラクル
【期間】11月7日(木)~11月17日(日)
【上演時間】100分
【特徴】カオスな恋愛劇、2バージョン公演
・ もともとは#高円寺に住んでるバンドマンの部屋に貼ってある遠距離恋愛中の彼女の写真
#下北沢に住んでる雑貨屋店員の部屋に貼ってある片思い中の男友達の写真
といったハッシュタグからの演劇
恋愛ものだが割と型にハマらない作品になると思われる
とにかくエネルギーのある作風なのでそういったのが好きな人はぜひ
○劇団癖者:元カレ殺人事件
【場所】下北沢 小劇場B1
【期間】11月7日(木)~11月10日(日)
【上演時間】不明
【特徴】過激な恋愛劇、音楽とダンス
・詳細は知らないのだけれど、内容や雰囲気で面白そうだったので候補に入れてみました。結構売り切れ間近みたいなので早めに決めたほうが良さそう
○ファルスシアター:コウト・イン・ザ・ネット ~Caught in the Net~
【場所】池袋 シアターKASSAI
【期間】11月7日(木)~11月10日(日)
【上演時間】不明
【特徴】シチュエーションコメディ、英国、ダブルキャスト
・英国の喜劇作家レイ=クーニーの有名な作品。これぞシチュエーションコメディといったドタバタ、勘違い、すれ違い、ごまかしが繰り広げられるコメディ。笑いたい人にお勧め
○怪奇月蝕キヲテラエ:現金な人、厳禁
【場所】新宿眼科画廊
【期間】11月8日(金)~11月12日(火)
【上演時間】80分
【特徴】業界もの、現実的ドラマ
・毎度、特定の職業界隈を細かに描き、構造やそこから発生する人間の心情を描くキヲテラエ。今回の舞台はブラック企業?。とにかくどういった世界を見せてくれるのか楽しみ
【11月第3週 11月11日(月)~11月17日(日)】
○Voyantroupe第六次思春期公演:リャ・リャ・リャナンシー
【場所】阿佐ヶ谷アルシェ
【期間】11月13日(水)~11月17日(日)
【上演時間】100分
【特徴】オカルト・ホラー、ダブルキャスト
・本公演とは異なるテイストで行われるVoyantroupeの思春期公演。今回はオカルトロマンスとのことで、オカルトで少し怖い世界を描きながらもロマンスも含ませる模様。平良さんや山口さんなどの男でも痺れる格好良い男優さんが出演するのも注目
○カラスミカ企画:うつくしくきれいなわたしたちのくに
【場所】江古田 レンタルスペース+カフェ 兎亭
【期間】11月16日(土)~11月17日(日)
【上演時間】80分予定
【特徴】百合芝居
・限定された世界でうつくしく儚い関係性を描くことの多い団体
杏奈さんが出演されるということで個人的に注目
○はねるつみき:町じゅうのゴミ捨て場にパンダ
【場所】王子小劇場
【期間】11月16日(土)~11月18日(月)
【上演時間】不明
【特徴】若手役者、若手劇団
・常住奈緒さん主宰の劇団。若い演劇人からの評価が高い劇作家。有望な若手俳優が今回は多数出演ということで注目
【11月第4週 11月18日(月)~11月24日(日)】
★要注目★○愛伝一家:投げるな匙だけはクセになる
【場所】池袋 シアターKASSAI
【期間】11月20日(水)~11月24日(日)
【上演時間】120分
【特徴】SF系コメディ、クセになる作風
・個人的に大好きな劇団。コメディなんだけど凄いクセが忍ばされていて、なんかもっともっと見たくなる味がある作風。今回は百人一首VS AI というこれまたわけのわからないテーマで面白そう
○情熱のフラミンゴ:オー・プラネテス〜汝はどこにいる〜
【場所】五反田 アトリエヘリコプター
【期間】11月21日(木)~11月24日(日)
【上演時間】不明
【特徴】ホメーロス
・劇団の特色や作品についての詳細はわからないが、今一番注目の女優である宝保里実さんが出演ということで見逃せない
○青年団リンク キュイ:景観の邪魔
【場所】池袋 スタジオ空洞
【期間】11月21日(木)~12月1日(日)
【上演時間】不明
【特徴】再演、近未来の東京
・以前より噂は聞いていた作品が今回再演ということで、同じようにこれまで見られなかった人も注目の作品
○裃-這々:満ちて溢る
【場所】北池袋 くすのき荘
【期間】11月23日(土)~11月24日(日)
【上演時間】65分程度
【特徴】静かな劇、匂いのある劇、想像する劇、再演
・これまで自宅公演を主に行っていた劇団だが、今回はくすのき荘での公演
再演作品だが男女の配役が変わっていたりと前回と印象も変わってくるかも
12月にも場所を変えた公演をやる予定
○猫多ぷらんつ:眠いの、ワタシ
【場所】高円寺 ギャラリー・リップ
【期間】11月23日(土)~11月27日(水)
【上演時間】60分程度
【特徴】ギャラリー公演、演劇展
・ギャラリーでの作品の鑑賞と演劇の観劇を同じ空間で同じ時間に行う試み
普段の劇場観劇では行えないような体験をすることができそう
○孤丘座:アラル海鳥瞰図
【場所】京成八広 ARAKAWA dust bunny
【期間】11月23日(土)~11月24日(日)
【上演時間】不明
【特徴】廃墟撮影会演劇、絶好のロケーション、オールスタンディング上演
・廃墟でずっと撮影可でオールスタンディングという、要素の役満が揃ったような公演。場所的にはとてもよいロケーションなので映えること間違いなし
○牡丹茶房:廃優
【場所】王子小劇場
【期間】11月28日(木)~12月1日(日)
【上演時間】不明
【特徴】心にくる恐怖、死ぬか殺されるか
・いつも心の奥底にゾゾゾと来る作品の牡丹茶房。まだ全然作品の情報が少ないが、大田さんという稀代の薄幸系女優を迎えて、どんなゾゾゾを味あわせてくれるのか注目
○劇団ダブルデック :ピンポンしょうじょ→→
【場所】アトリエファンファーレ東新宿
【期間】11月28日(木)~12月1日(日)
【上演時間】90分
【特徴】再演、スポーツ物、卓球
・寡作だがとても評価の高い公演を行う劇団。今回は再演作品。面白さは保証されているだけに新たなキャストの役者の踏ん張りに期待