2022年6月の都内小劇場公演 観劇候補
コロナ禍によってしばらく書いていなかったんですが久々に再開
6月に自分が観に行きたいなぁと思っている都内の小劇場作品をつらつらと記しておきます。誰かの何かの参考になれば幸いです
※各団体や作品についての所見は個人の感想になります
なお、6月の個人的なお勧め公演は
・アガリスクエンターテイメント:ナイゲン2022
・劇団晴天:捨て身のハンサム
・鵺的:バロック
・MCR:アカデミック・チェインソウ
・たすいち:セイレーンの痕
となっています。
【6月第1週 6月1日(水)~6月5日(日)】
★注目★○露と枕:帰忘
【場所】下北沢 「劇」小劇場
【期間】6月1日(水)~6月5日(日)
【上演時間】100分予定
【特徴】若手実力派、ミステリアス、現代小劇場演劇
・露と枕の新作公演。2020年5月に公演中止となった作品。露と枕は若手劇団のど真ん中というイメージの劇団で毎回どんな内容か予想がつかないので楽しみ。個人的には公演を重ねるごとに面白くなっていると感じてる
★注目★○人間嫌い:ネオンの薬は喋らない
【場所】新宿シアター・ミラクル
【期間】6月3日(金)~6月7日(火)
【上演時間】100分予定
【特徴】深夜薬局、「おんなのこ」の物語
・「おんなのこ」の持つアビリティを要素として女の子哲学のぶつけ合いのような会話劇を行う劇団。今回は主宰である岩井さんが役者として出演、さらに初めて男性キャストが出演という作品であり、深夜薬局という舞台も含めて楽しみな作品
○藤原たまえプロデュース:GIRLS TALK TO THE END-vol.3-
【場所】下北沢 シアター711
【期間】6月1日(水)~6月5日(日)
【上演時間】75分予定
【特徴】藤原珠恵脚本、女子ダンス部、ガールズトーク、オール女性キャスト
・兎座の藤原珠恵さんのプロデュース企画。過去のプロデュース公演は好評なので今回の作品も期待
○たますけ:たまにしか切れない
【場所】下北沢 OFF OFFシアター
【期間】6月3日(金)~6月5日(日)
【上演時間】90分予定
【特徴】失恋連作集、久保磨介作演、旗揚げ
・埋れ木の久保磨介さんと元冗談だからね。の津嘉山珠英さんのユニットによる公演。出演者も第27班の佐藤さんや大垣さんを初めとして曲者揃い。優しさのある久保さんの脚本なので期待大。
○順風男女:おてんこうてんおてんてん
【場所】下北沢 サンガイノリバティ
【期間】6月2日(木)~6月5日(日)
【上演時間】不明
【特徴】コント、10周年ツアー、笑える
・馬鹿馬鹿しくてくだらなくて楽しいコントがてんこ盛りな順風男女の久々の公演。難しいことを考えず楽しみたい人向け。劇団員の濃いキャラクターにも注目。
○劇団YAKAN:チミドロの境界線
【場所】北池袋 新生館シアター
【期間】6月3日(金)~6月5日(日)
【上演時間】95分予定
【特徴】ハイテンポメランコリックコメディ劇?
・未見の劇団でよく知る役者さんも出演していないので雰囲気等詳細は分からないが「遺体を引き取る物語」というあらすじに興味があるので候補としました。
○東京E-Do motions.:redo、雨
【場所】新宿眼科画廊
【期間】6月3日(金)~6月8日(水)
【上演時間】90分予定
【特徴】森田陽祐、劇団モノ
・毎回面白い役者さんをキャスティングしているイメージの団体。今回は劇団を舞台にした作品ということで興味を持ちました。あらすじが面白そう。
○猿博打:青いきおく
【場所】王子スタジオ1
【期間】6月2日(木)~6月5日(日)
【上演時間】不明
【特徴】青春コント劇、劇団員公演、外部脚本、LLR
・最近メンバーが外部出演などで活躍している劇団。個性的な3人の役者(河村 凌、板場 充樹、村上 弦)によるコント劇。それぞれ魅力的な役者さんなので注目。
○悪い芝居:ラスト・ナイト・エンド・デイドリーム・モンスター
【場所】新宿シアタートップス
【期間】6月2日(木)~6月12日(日)
【上演時間】不明
【特徴】人気劇団、真面目にポップ
・良い意味で尖り続けていてちょうど良く芸術的。心に電気を流すような作風の劇団。個人的には久々に森谷 菜緒子さんが舞台に出演ということで注目。
【6月第2週 6月6日(月)~6月12日(日)】
○亜細亜象演劇卸売市場:食えない13人の男と女
【場所】下北沢 OFF OFFシアター
【期間】6月8日(水)~6月12日(日)
【上演時間】不明
【特徴】オムニバスコメディ、久しぶりの公演
・未見の劇団で公演情報も少ないがあらすじの「一見全く異なる4つのストーリーがやがて一本の筋になっていく。誰が誰を騙し何処までが演技でそうでないのか?壮大な復讐劇を面白おかしく爽快に描くオムニバスコメディ。」というのが面白そうなので注目。
○演劇企画ニガヨモギ:バラと飛行船
【場所】三河島 元映画館
【期間】6月9日(木)~6月12日(日)
【上演時間】105分予定
【特徴】星の王子さま、ミュージアムパフォーマンス
・星の王子さまを原案とした作品とのこと。「元映画館」という場所柄とても雰囲気の良い作品となりそう。きずきさんの久しぶりの舞台ということで注目。
★注目★○なかないで、毒きのこちゃん:24時間公演「2490」
【場所】下北沢 スターダスト
【期間】6月10日(金)~6月11日(土)
【上演時間】24時間(90分)
【特徴】24時間企画、創作過程公開、入退場自由
・色々なアイデアが詰まった公演を行う毒きのこちゃん、今回は24時間公演ということで、90分の芝居を作る過程を全て公開して最後に作った作品を発表するという形式。観客は入退場自由。楽しくも馬鹿げた企画なので注目。
○MELT:異能の人
【場所】吉祥寺櫂スタジオ
【期間】6月10日(金)~6月12日(日)
【上演時間】70分予定
【特徴】コント、不条理、旗揚げ
・平田純哉さんのユニット。社会的なネタから下ネタまで扱う不条理ユニットコントと銘打った公演とのこと。夏姫さんや江益さんなどの出演者にも注目。
★お勧め★○鵺的:バロック
【場所】下北沢 ザ・スズナリ
【期間】6月9日(木)~6月19日(日)
【上演時間】不明(初演時は120分)
【特徴】再演、美しい惨劇、ミステリアスホラー、人気劇団
・前売り完売も当たり前の人気の劇団。重く強く美しい作品。今回は202年3月に上演され好評だった作品が早くも再演。出演者も豪華で強く美しい役者さんが揃っている。クオリティの高い作品なのは間違いないのでお勧め。
【6月第3週 6月13日(月)~6月19日(日)】
○マチルダアパルトマン:ゴンドラ
【場所】下北沢 スターダスト
【期間】6月15日(水)~6月26日(日)
【上演時間】70分予定
【特徴】おかしさ、日常、クワトロキャスト、池亀三太
・「どこかの誰かの生活を覗き見るように、少人数・小規模で上演するシリーズ」ということで同じ脚本を4つのチームで上演。どのチームも個性豊かな役者さん揃いなのでそれぞれ全く違った作品になりそう。
○劇団フルタ丸:すべてセリフのはずだった
【場所】下北沢 駅前劇場
【期間】6月15日(水)~6月19日(日)
【上演時間】
【特徴】ベテラン劇団、二十周年記念公演、セリフと嘘
・フルタ丸、一年ぶりの本公演。長くやっている劇団で穏やかじゃないコメディというイメージ。
○くじら座なごや:夏芙蓉/ふぶきのあした
【場所】池袋 スタジオ空洞
【期間】6月17日(金)~6月26日(日)
【上演時間】120分予定
【特徴】名古屋出身劇団、2本立て、上野友之
・劇団の作品は未見だが、片方の作品の演出を劇団競泳水着の上野さんが行ったり、出演する役者も都内で活躍する活きの良い役者が揃っており注目の公演。
【6月第4週 6月20日(月)~6月30日(木)】
★超お勧め★○アガリスクエンターテイメント:ナイゲン2022
【場所】下北沢 駅前劇場
【期間】6月21日(火)~6月26日(日)
【上演時間】120分予定
【特徴】シチュエーションコメディ、会議モノ、笑える、伏線回収
・過去に様々な団体で再演され続けている会議者の傑作コメディ「ナイゲン」。今回はアガリスクの番外公演として冨坂さん自身が演出を担当。役者陣も小劇場の若手エースたちが集まった豪華な顔ぶれ。作品は間違いなく面白いので必見の作品。
★お勧め★○劇団晴天:捨て身のハンサム
【場所】下北沢 小劇場B1
【期間】6月22日(水)~6月26日(月)
【上演時間】110分予定
【特徴】ウェルメイド、男らしさ?、会話劇
・今もっとも脂が乗っているといっていい作家大石晟雄さんの劇団。社会的な問題というよりその中に置かれている人たちの心の有り様を面白くも心を突き抜けるように描く作風。今もっともお勧めしたい劇団なので是非。
★お勧め★○MCR:アカデミック・チェインソウ
【場所】下北沢 ザ・スズナリ
【期間】6月22日(水)~6月30日(木)
【上演時間】不明
【特徴】苦しく切ないけど笑える
・絶妙な台詞とおかしなキャラたちのやり取りでとにかく面白くて笑ったりするんだけど、結局苦しく切なく心を切り刻まれる作風。心をかき乱されること間違いないのでそういうのが好きな人や小劇場で面白い作品を見たい人は是非。
★お勧め★○たすいち:セイレーンの痕
【場所】吉祥寺シアター
【期間】6月23日(木)~6月27日(月)
【上演時間】不明
【特徴】エンタメ、人外、濃いキャラ、北川理恵
・現代小劇場界の王道エンターテイメント劇団たすいち。吉祥寺シアターということで出演者26人!と大人数。今回は久々に北川理恵さんも出演、その歌声が発揮されるのか楽しみ(個人的に魔力を持った歌声というと「ノンタイトル」の音羽カリノを思い出します)
○Hauptbahnhof:回復
【場所】新宿シアター・ミラクル
【期間】6月23日(木)~6月27日(月)
【上演時間】90分予定
【特徴】ハウプトバンホフ、5年ぶり公演
・ユニットとしては未見だが役者としては何度も拝見している金田一央紀さんが主宰で作演ということで注目。
○演劇集団あんちぽっぷ:ここにいます。
【場所】阿佐ヶ谷アルシェ
【期間】6月29日(水)~7月3日(日)
【上演時間】100分予定
【特徴】強い世界観、抽象的
・旗揚げ2作目の公演。前作はその強い世界観が伝わりきっていない感じがしたが今回は演出に竹田航さんを迎えて和埖さんの脚本がどう見えてくるのか注目。