推し香水屋さんに自キャラのイメージ香水をお願いしたらQOLが爆上がりしましたレポです
このnoteでは2度ほどルームスプレーのレポを書かせて頂いた、私の推し香水屋さん「coccolare」さん。
こちらのお店に自キャラの香水をお願いしたレポになります。
依頼した自キャラはまあよく飽きませんねと言われそうな、執筆中の小説「ガーディアン・ガール!」より「くっつくまで10億年かかる自カプ」こと、主人公の「楓」と、ヒロイン(男)の「槐」です。
↑作品はこちら。読んで!!!!!!!!!
この記事を描くためにこの絵を描きました(トレス素材使用)。自カプ(くっつくまで10億年かかる)がかわいい!!!!
はじめに
3月、楓イメージのルームスプレーを作っていただいた時のレポはこちら。
5ヶ月程経った今でも時々読んでくださってる方がいるようで、ありがたいです。
coccolareさんは、天然精油の上質な香りと、一つ一つの香りにどんな意味を込めたのかを素敵なストーリー仕立てにした「香りのストーリー」を引っさげてオタクの情緒をめちゃくちゃにするスゴ腕の香水屋さんです。
6月に1周年を迎えたそうです! おめでとうございます!
ルームスプレーを頂いた時から「ルームスプレーをベースにいつか香水も作りたい」と思っていました。ので、クレカの締め日が過ぎたのを見計らって注文!
香水自体は以前に版権ジャンルで作っており、coccolareさんに香水を依頼するのは2度目になるので、どんな流れで香水を作るのかもご紹介します。香水作りに興味あるけど迷ってる……な人の助けになれば!
購入
こちらから購入できます!
オーダーシートを書く
オーダーシートを記入するためのメールが来ますので、記入して返信します。「推しのイメージ」「苦手な香り」「アレルギーや持病の有無」など色々。
気になったことがあればどんどん質問しましょう。coccolareさんは女神なので神対応してくださいます。その方が香水作りの時間が楽しくなりますよ!
ちなみに、オーダーシートに書いた「推し語り」はzoomでお話する時に
読み上げられます
ので、””””””””覚悟””””””””をしておいてください。
前回香水を作った際、Wikipediaみたいな固めの文章で書いたら読み上げられた時にめっちゃ恥ずかしかったので、それ以来は、文字数がかさんでもですます調でオーダーシートを書いています(笑)。
楓のオーダーシート(抜粋)はこんな感じ。
高校1年生。物語の主人公です。成績優秀ですが運動音痴な女子高生です。夜になると魔法少女に変身して、二人の親友と一緒に戦い、人知れず町を魔物から守っています。
自分に自信がなく、内気で引っ込み思案で恥ずかしがり屋です。
ですが心根はとても優しく、家族や友人は心から大事にします。
また、強い正義感の持ち主で、たとえ自分が苦手な人でも守りたい、困っていれば助けたいと考えています。
冗談は通じにくいタイプです。
父子家庭で育ちました。男手ひとつで育ててくれた父とは仲良しです。
父に守られてきたという意識が強く「自分も大切なものを守りたい」と考えています。
流行に疎く、清楚ですが垢抜けないところがあります。
町の人々、中でも、魔物に狙われやすい体質の同級生「槐」を守るために日々奔走しています。
彼には、戦いで怪我をした時に偶然鉢合わせ、手当てをしてもらった恩があります。また、ぶっきらぼうながら実直で誠実な彼を尊敬し、淡い想いを寄せています。
彼を守るために強くなりたいと思ううちに、楓は少しずつ積極性と逆境に向かう強さを身につけていきます。
入学当初はクラスで孤立し悩んでいましたが、友人を得て、いじめを跳ね返し、俯いて控えめに微笑むばかりだったのが、やがて前を向くことができるようになります。
槐はコスプレのような変身した楓を、気味悪がりも笑いもせず、同級生たちに言いふらすこともありませんでした。怪我の手当てもしてくれたし、ちょっとした日常会話でも元気づけられました。
槐は楓にとって恩人であり、守りたいかけがえのない人です。
続いて槐のオーダーシート(抜粋)はこんな感じ。
高校1年生。常に他の生徒を突き放して学年トップの成績をキープしている男子生徒です。
運動神経も抜群で文武両道ですが、身長が158センチと低いことを少々気にしています。
男子ではクラスで一番低い身長を同級生にからかわれることも。
若干無愛想ですが、なんだかんだと面倒見が良く、人の面倒をよく見ます。
誠実で一度はじめたことは投げ出さず、また強い親切心を持ち、姉がいるため女性の心理にもそれなりに理解があります。
背が低いことと、とんでもないイケメンの友人といつも一緒にいることから、学校ではモテません。本人も友人がモテすぎて大変な目に遭うところを何度も間近で見てきたため、モテたいという欲求があまりなく、成績以外の部分ではあまり変に目立ちたくないと思っています。
銀細工職人の父と産婦人科医の母、三人の姉を持ち、裕福な家の末っ子として生まれ、自らも医師を目指しています。
姉たちにはいつもおもちゃにされています。
そんな生い立ちのためか、怪我をした人は放っておけない性分です。
ある日の塾帰り、真っ赤な髪に赤いドレスという珍妙な格好をした同級生「楓」と鉢合わせます。
なぜか怪我をしていたので放っておけず、逃げ出そうとする彼女を引き止めて傷口にハンカチを巻きました。
後日、彼女が魔法少女として戦っていること、自分が陰ながらずっと守られていたことを知ります。
最初は彼女を、俯きがちで自信のなさそうな女子だと思っていましたが、一緒に過ごすうちに彼女がまっすぐ前を見るようになったことに気づきます。
一緒に様々な苦境を乗り越えるうちに二人の間には強い絆が生まれていきます。
飾り気のない、自然体で素朴で、まっすぐ伸びる木のような少年です。
この他に「楓は前に作ってもらったルームスプレーをベースにしてほしい」「槐は可能であれば楓と相性の良い香りにしてほしい」と記入しました。
香水作りのワークショップの日取りを決める
ここで「えっワークショップ? もしかして……自分で作るの!?」と思われる方もいらっしゃるでしょう。そうです。自分で作ります。でも特に難しいことはないです。
必要なキットが送られてくる
香水作りに必要なキットが送られてきますので、精油の液漏れがないかなどをチェックします。届いたキットの中には精油の瓶が
こんな感じで入っています。これをブレンドしたらどんな香りになるんだろ~!! とワクワクしながらワークショップの日を待ちます。
なんかダジャレみたいになっちゃったな。
zoomでお話しながら、香水を調合、完成
ワークショップは2部構成。最初にcoccolareさんから手順の説明や注意事項の説明を受け、そして「なぜこの香りを選んだか、この香りにどういう意味があるのか」を教えて頂きます。
その後、実際に香水を作っていきます。
coccolareさんの説明パートは、事前に飲み物を用意しておくのを推奨。楽しいお茶会感が出ます!
①一つ一つの精油にどんな効果(免疫力アップとか、消化器にいいとか)があるか②なぜその香りを選んだのか の順に説明してくださいます。
この ②なぜその香りを選んだのか が
ヤバイ
とにかく
ヤバイ(大事なことなので2回言いました)
オーダーシートに書いた文章をcoccolareさんが噛み砕いてくださって、とんでもないエモい解釈にして今話題のオオタニサンもびっくりの時速200キロのストレートで投げ返してきます。
これを身内では「解釈ビーム」と呼んでいます。解釈ビームに灼かれて死ぬ。本望。
解釈ビームを浴びて昇天したら香水を作ります。
精油の瓶からスポイトで精油を吸って、香水瓶に移します。精油の分量も計ってくださっているので何滴とか数える必要もありません。精油を移し終わったら、香水のもと「アロマパルファンベース」を香水瓶に注ぎます。蓋を閉めて香水瓶を振って軽く混ぜたら終了。
ね、簡単でしょ?
……のはずだったのですが、今回はちょっと例外的に「1適だけ精油を落とす」ということがありました。詳細は後述します。普段から「1適だけ足す」ようなことがよくあるのか、私がすっかりお得意様になってしまっているから特別に対応してくれたのかは謎のまま……(笑)
coccolareさんは本っっっっ当にコミュニケーション上手で、どんなに最初ガッチガチに緊張してても、楽しい会話で緊張をほぐしてくれるので、対面、ネット対面は緊張するよお……という人もあっという間に打ち解けちゃいますよ。本当に助かる……ずっと推します……。
香水作りの流れはこんな感じです。
香水ができました
できた香水はこちら! 自作のアクスタを添えて。
右が楓、左が槐です。
キャップの色はゴールドとシルバーで選べるのですが、2本とも同じ色にする場合は、どちらがどちらかわかりやすいように、シールとか貼っておくといいと思います。
香りの構成はこんな感じ。
楓
トップノート:ゆず、ジンジャー
ミドルノート:ネロリ、プチグレン、カルダモン、スイートマジョラム
ベースノート:フランキンセンス、ラブダナム
優しい香り多めで女の子らしく。カルダモンやジンジャーで、優しいだけじゃなく芯の強さを表現。
槐
トップノート:オレンジスイート、ユーカリグロブルス、カモミールローマン、リトセア
ミドルノート:ローズゼラニウム、スイートマジョラム
ベースノート:シダーウッドヴァージニア、ブルーサイプレス
樹木っぽい、かっこいい男性と言うよりはナチュラルな感じに(ココ最高に解釈一致なんですよ!!すごい!!!)。樹木の香りが余韻に残る。
本当は、どういう意味合いで精油を選んでくれたのか全部バラしたいのですが、そうするとこれから香水を作る他の人へのネタバレになっちゃうので、coccolareさんがSNSで公開してたところをメインにご紹介します!
【楓】
ネロリ:ビターオレンジ(ダイダイ)の花から取れる精油。その花が楓の控えめで細やかな感性と重なったそうです。控えめで細やか!!!!!! 自キャラのことそんなふうに言われると照れちゃう……。あと「奥ゆかしさ」をネロリに込めたって仰ってて「そうなんですよ楓は奥ゆかしい女の子なんですよ!!!!!!」ってめっちゃ赤べこになった。これから楓のこと「奥ゆかしい少女」って表現するわ。
ゆず:魔物を祓う、魔法少女としての楓の姿をゆずで表現。自分の解釈を濃縮還元したようなワードを聞いて感激。楓は戦ってる間は勇気リンリンなのですが、戦いが終われば途端に気弱に戻ってしまい、魔法少女の格好を恥ずかしがって隠れちゃうような女の子。そんな「凛とした姿」と「恥ずかしがりなピュアさ」がゆずの花言葉にピッタリとのこと。私は卒倒しました。自キャラが可愛すぎる。
ラブダナム:不利な状況でも負けない楓の強さと乗り越える力を表しているそう。父子家庭で、経済状況もぼちぼち、学校でもなんか孤立しがち、とイマイチな環境でもがんばる楓はラブダナムと似ているとのこと。楓……かわいいよ……(情緒限界になるオタク)。
ジンジャー:今回「1滴だけ足した」精油はこちら。私はジンジャー、生姜の香りが大の苦手で、料理に入ってると食べられない!! ってなりがちな人間。麻婆豆腐作るときは生姜使うんだけど……。私の苦手な香りだけど、「香水の香りをまとめる」ためにも、「キャラクターを表現する」ためにも、ジンジャーはどうしてもピッタリだったそう。なのでcoccolareさんはどうしてもジンジャーを1滴入れたい、とおっしゃいました。
ジンジャーで表現したのはズバリ槐との出会い。変身した姿の楓を笑わず、くさすこともなく、吹聴することもない。槐の行動は楓にとって安心できるもの。また槐との出会いや日々のやり取りで元気と勇気をもらえた楓の姿をジンジャーの香りに込めたということです。オ゛ア゛ッ(萌えのあまり嘔吐)こんな強烈な自カプ概念ぶつけられたら入れるしかないじゃないですか!!!!!!!!!!!!!!! ジンジャー1滴入れました。生姜は自カプ概念。ちなみに、ゆずの香りに少しだけジンジャーを加えることによって、よりゆずの香りがはっきりしたものになるようです。
スイートマジョラム:楓と槐の縁と絆。心に抱く槐への気持ちが何なのか楓自身がわかってなくても、二人の縁は繋がっていて、二人の絆は強いんだよということを表したそうですギャーーーーーッ自カプの概念が強すぎて私は塵になってしんだ。
【槐】
シダーウッドヴァージニア:「学年トップの成績を誇る」部分を表現。そしてシダーウッドヴァージニアの特性を槐の誠実さにつなげたそうです。シダーウッドには「シダーウッドアトラス」と「シダーウッドヴァージニア」があって、シダーウッドヴァージニアの方が香りは渋め。普段はイケオジとかもっと年上の男性に使う香りなんだそうです。coccolareさん曰く「槐の生き方や志はカッコイイと思うのでシダーウッドヴァージニアを入れました」とのこと。ありがとうございます(土下座)カッコイイと言われると照れますね。あと「いくら背が低くてもこれだけの男の子、絶対モテると思うw」って言われて「それなんだよな~~~~~wwww」と思いました。槐イマイチモテない設定にはちょっと無理があるんじゃないか? と思いながら小説を書いていますw
ユーカリグロブルス:ちょっとぶっきらぼうで無愛想なところをユーカリのツンツンした香りで表現したとのこと。また槐の賢さを表現。槐は「賢いので、苦労しつつも自分の生き方が見つけられる人」と言ってもらって「わ゛か゛る゛」となりました。
カモミールローマン:カモミールローマンの特性から、医者になりたいという夢と、怪我をした人を放っておけなかったり、なんだかんだと面倒見が良いところを表現。カモミールローマンは母親のイメージがあるそうで、母親と同じ職業を目指す槐は母親を尊敬しているのでは? とcoccolareさんに言われてハッとしました。槐と母親との関係、まあ良好な親子でしょう、くらいの設定しかしてないんだけど、お母さんのこと尊敬してるのかもしれないな……。
あとこれは分かる人にしか分からない話なんですけど「なんだか小雨さん(前回イメージ香水作ってもらった版権キャラ)に若干の近さを感じますね」って言われてひっくり返ってしまいました。イメージCVが一緒なのバレたのかな……(小声)
ローズゼラニウム:黄色いローズゼラニウムの花言葉から、楓との出会いをイメージ。槐の平和な日常は、知らない間に楓によって守られていたということをローズゼラニウムで表現したそうです。私は情緒限界になって見事にしにました。もうだめです。
スイートマジョラム:楓と同じ意味合いで選ばれました。「悲しいときも嬉しいときも傍に寄り添ってくれる、そういう存在であってほしい」という願いを込めたそうです。ジュッ(蒸発する音)自カプ尊い もうこんなん結婚じゃん 自カプ結婚したわ……
以上、解釈ビーム(の一部)のご紹介でした。
香りのイメージはcoccolareさんのツイートを参考にしていただくと良いと思います!
おまけ:血液型別男子イメージルームスプレー
今回、coccolareさんの1周年を記念して、6月中に注文した人にはおまけとして「血液型別男子イメージルームスプレー」をつけてもらえることに。
A、B、O、ABの中から好きなものを選ぶのですが……血液型を決めている自キャラの香水はこれから作ってもらうからわざわざ同じものはいらないし、今推してる版権キャラで血液型の設定があるキャラっていないしな……と悩んで、香りの好みからAB型を選択。
coccolareさんオススメの香りを楽しむ方法↓
で、思いっきり香りをかいでみました。
これが……AB型男子の香り……!?
スパイスとローズマリーの爽やかだけどどこか無機質な印象を与える香り。ちょっと青っぽい香りはローレルリーフですかね? それともベルガモット?
すごく綺麗だけど、力のある香りです。あとなんかアカデミックな印象がある。
とてもいい香りで、使うのが惜しくてまだちょっと残っていますw
さいごに
今回も最高の概念を浴びれて最高でした。
大変お世話になりました! 香りのストーリーシート読み返してゲヘゲヘしてます。
coccolareさん、本当にありがとうございました!
完結目指してがんばるぞー!