![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/90486625/rectangle_large_type_2_6ca7e60dc413349b728b21a4bcc3fd5a.png?width=1200)
共同住宅の間取の寸法について考える(キッチン編)
共同住宅の住戸間取の設計はいかに無駄なスペースをなくし
豊かな居住空間を創造するかが命題となっています。
間取を考えるうえで基本の寸法がいくつかあるので
プランニング時に以下の寸法を押さえて計画しましょう。
①キッチンの寸法
![](https://assets.st-note.com/img/1667572644456-DxuKodqu58.png?width=1200)
①キッチン台の奥行は基本650㎜となっています。
キッチン作業スペースは最低でも750㎜は確保します。
食器棚は最低奥行寸法は450㎜
これらを足して1850㎜がキッチン部分の最低有効寸法
間仕切りをプラスターボード12.5㎜+LGS45㎜+12.5㎜とすると
間仕切芯は先ほどの1850㎜に70㎜足して1920㎜が最低寸法になります。
(参考図面のように通路幅780㎜として1950㎜を基本とします。)
②冷蔵庫は700㎜角のサイズを基本とするので食器棚が奥行450㎜とする
と差分250㎜が飛び出します。
つまりキッチン冷蔵庫部分の押さえ寸法はトータル2200㎜が基本です。
③ダイニングスペースはキッチンカウンターの出寸法にもよりますが
カウンター先端からダイニングテーブル1200㎜を設置して通路幅を
そこから600㎜は確保したいので最低でも躯体芯からキッチン芯まで
2200㎜は必要ですがカーテンや外壁側の断熱壁ふかしを考慮すると
押さえ寸法は2450㎜以上が基本です。