ALS嘱託殺人

ALS患者の意を受けて安楽死させた医師が嘱託殺人として逮捕されたが、不可解な事が多い。
以前も書いたが、安楽死や尊厳死については、国民的議論や法整備をしないとならないが、認めるべきだと思う。

今回の件は、携わった医師に倫理観というよりは優生思想が優先してるようにも思う。患者側としたら、安楽死を認められてないから、優生思想が強い医師しか頼れなかったのかもしれない。
今回のケースは安楽死ビジネスにも見えて来る。

ALS患者や団体は、生きる権利を唱えるがALS患者の中には生きる望みを失ってる方もいる事が明確になった。
難病患者の尊厳議論を、命の選択とかで片付けないで議論すべき。

今回の事件を横道に逸らそうとするのが、容疑者妻の発言。ブログや会見で述べてるが、自己保身的であり精神状態が正常とは思えない。
精神保健福祉士の資格を持ち、逮捕された夫とクリニックに携わってた妻の発言としては不適切と無責任を感じる。

単なる、優生思想の強い医師の犯行と終わらせずに、難病患者の尊厳が語られる機会にすべき。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?