シェアする軒先読書会「旅する絵本❤️」工房さんに出展いただきました
8月27日土曜日に、シェアする軒先読書会を開催しました。
場所は、いつもの上池袋くすのき荘・喫茶売店メリー。
今回は、『人々を絵本でつなぎ、ありたい未来を創り上げていく「旅する絵本❤️」プロジェクト』に参加されている西巣鴨の「旅する絵本❤️工房」さんに出展いただきました。
こちらは、出展されている絵本で気に入ったものがあればお持ち帰り頂いて、その絵本をまた次のおススメしたい人に渡していくという、社会実験的なプロジェクトになります。
※プロジェクトの詳細はこちら。
自分が良いと思った絵本が、次の人におススメされて流通していくという、「好き」や「推し」が循環するとても素敵な取り組みだと思います😊
当日お持ちいただいた絵本のラインナップは、こちら。
いずれの絵本の表紙もタイトルも、面白そうもので、どれも興味をそそりますね。
出展された本を読ませていただいたので、その中から面白かったものをいくつかご紹介いたします。
「トリゴラス」
作者・長谷川集平
嵐の夜の風の音は、実は怪獣の羽ばたく音ではないか?と考える少年の話です。独特の絵と、セリフの間の余白がたまりません。なお、作者の長谷川集平さんは、「旅する絵本❤️」のロゴデザインも手掛けられているとか。
「なにをたべたかわかる?」
作者・長新太
海から釣り上げた巨大な魚を陸揚げして、家に持ち帰る道中にて不思議なことが起こるが、、、自分達が食している食べ物は、色々な動植物の上に成り立っていると考えさせられる絵本でした。
しらすどん
作者・最勝寺朋子
少年が食卓で食べた、しらす丼に一匹のしらすを残してしまったところ、しらすが少年の頭の中に話かけてきて、、、食をテーマとして自分が食事として頂いている命の出所を知りたくなるお話でした。
ことばのかたち
作者・おーなり由子
「もし、話すことばが目に見えたらどんなかたちをしているだろうか」という問いから、発せられる言葉がどのような色や形で届くかを様々なバリエーションで表現している絵本です。自分の発する言葉ひとつひとつを贈り物のように大事にしていこうと思わせてる素敵な絵本でした。
これらの絵本を「旅する絵本❤️」工房さんから喫茶売店メリーのお客さんにおススメしていただいたところ、多くのお客さんが絵本を気に入って下さり、その中には絵本をお持ち帰りして下さって「次の人におススメする」とおっしゃってくれた方もいました。
さらに、嬉しいことに「旅する絵本❤️」に共感して、ご自身のお気に入りの絵本を寄付いただいた方もいらっしゃいました。
寄付いただいた絵本
ジェイクとふうせん
作者・葉祥明
多くの絵本が新たな旅立ちをして、さらに新しい絵本が仲間に加わったことで、絵本の輪が広がったような気がしました。
今回出展いただいた「旅する絵本❤️」工房は、東京の豊島区西巣鴨に、絵本による発信と交流のスペースを設けられているので、もしご興味があればぜひお越しになってみてください。
※開館スケジュールは、以下のホームページからご確認いただけます。
シェアする軒先読書会としても、今後もぜひ「旅する絵本❤️」工房さんともコラボして、本を介した場づくりをしていければと思います。
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なお、当日は、軒先読書会に加えて、軒先八百屋を開店し、トマトやズッキーニなどの野菜を販売したところ見事にほぼ完売。
夏野菜のズッキーニが全て売れたということで、夏の終わりを感じました。