【開催報告】「哲学ゆる対話」を開催しました
2月17日に上池袋くすのき荘で「哲学ゆる対話」を行いました。
この「哲学ゆる対話」は、若者支援NPOサンカクシャの若者が企画したもので、「クエストフェス(地域の団体や企業等とコラボして業務や企画を若者が実施するイベント)」の一環で行われました。
今回、色々な参加者にお越しいただいて、ふだん生活の中で疑問に思うことや、みんなと語ってみたいテーマを持ち寄って、企画者の若者に司会をしていただき、一緒に対話をしてみました。
「心と身体にとって良い暮らしってなに?」
「自分の快楽の追求と社会のルールの逸脱はどこまで許されるか?」
「タブーは、社会のルールを破ること?自分のルールを破ること?」
「心が落ち込んだときに何をしている?」
「人の家の写真を撮るのと、自分の創作活動で人の家の表札の拓本を取るのではどう違うのか?」
「健康なことをしているのに、不健康になっていることってある?」
などなど、最初に語ってみたいテーマを語るための問い出しの段階から、色々な問いが生まれました。
その中から、
『「品」があるとはなんだろうか?
「教養人」とはどんな人をいうか?』
というテーマが選ばれて、さらにみんなで深掘りして語ってみました。
「品があるとは何か?どんな人に対して品を感じるか?」
「教養人というとどんな人をイメージするか?」
「教養人と知識人はどう違うのか?」
「そもそも教養とはなんだろうか?」
「難しいことでもわかりやすく伝えられる人が教養人か?」
「僧侶や牧師などの宗教人や茶道など文化を極めた人からは品を感じるか?」
「共感や傾聴をする人に品を感じるか?」
「上品と下品の境目は何で分けられるのか?」
「無欲に生きることが品があるのか?欲を出すと下品なのか?」
「泣くなど感情の内面をさらけ出すと下品になるのか?」
「タモリさんは教養人か?」
「知識があるだけでなく人に新しい見方を与えてくれる人が教養人ではないか?」
「自分の価値基準があって、ムダだと言われても一貫して行動出来る人は教養人ではないか?」
ある人が問いだすと、別の人が自分なりの考えを答えるとともに新たな問いを投げかけて、それをまた別の人が拾うの繰り返し。
ひとつの問いを軸に新しい問いが次々と生まれてきて、そこから対話が生まれるという流れがとても面白かったです。
他の人からふだん考えないような問いを問われると、ふだん考えない思考について頭を働かせて言葉を紡いでいくことで、人と対話するだけでなく自分の内面と対話をしていく感覚になりました。
参加者の方々と深い対話を通して考えを深めるという、とても素敵な時間を共有出来まして、参加者、サンカクシャの若者、サンカクシャスタッフの皆さまに、感謝です。
また機会ありましたらぜひやってみたいと思います。
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