Googleでも補えないもの

自粛期間が抜けて、『増えたなー』と感じる人がいる。



それは、店員に話しかける人だ。

「今日は暑いね、頑張って」
「図書カード、この前amazonで使おうと思ったらダメだったんですよ～」
「このあたりは人が増えたの？」


とか内容は様々で、
多分みんな話足りずに帰っていく。





自粛期間中、人と声を出して話す機会が減っていた。


私達はSNSやLINEなどで思いを文字化するか、

オンライン飲み会や、リモート出勤など画面の向こう側にいる人と話すくらいしかコミュニケーションがとれなかった。


だから対面で相手の反応を生で見ながら話すという機会は家族以外だと、
本当に減っていた





ところで、最近道行く人に直接道を尋ねたりしましたか？



あまりないですよねGoogleマップがありますもの。


おすすめの本は？動画は？
書店員に探してる本の場所聞いたりしました？


いままで人に聞かないとわからなかったことも、
GoogleやPCサービスが答えてくれるようになった。





でもGoogleなどでも補えないものもある。





私達はつくづく喉から声をだしてコミュニケーションをとらないと、
寂しくなってしまう生き物なのだとつくづく思う。




それはさっきまで画面の向こうにいた人との会話がボタン１つでやめれる寂しさでも、
連絡する相手がSNS上にしかいない場合の寂しさでもなく、




単純に実際にそこにいる人と会話をしたいという願望なのだろう