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さあ私の好きへ直行しよう


『そんな生かせない資格とるのやめて、部活に専念したらどうだ。』




この「生かせない資格」という言葉
学芸員と図書館司書の資格過程をうけている人は、一度は言われたことがあるのではないだろうか






たしかに博物館や図書館などを職場にするためには必要な資格だけれど、
実際になろうとしても倍率が高いし、難易度が高く、お賃金も低いという話も聞く。




でもこの資格過程を受講する人は多い。いや、多かった。

とりあえず資格が欲しくて過程をとった人も、
美術と本が好きで過程をとった人も、
本気で目指している人も、

去年までは、一同に会するとけっこうな人数がいた。
今年は…。




一口に資格取得といっても必要な授業も少ないとは言えない。


実際に博物館で学ぶ実習を抜いても、
大学内での座学はかなりのコマ数が用意されている。

だから他の大学生が空きコマにできる時間、遊んでいる間も、
なにかしら思い思いの挑戦や、活動をしている間も、
私達はしっかり授業がある。


頑張って取得したとて、仕事にできる可能性は低い。




だから
まわりの人が止める気持ちもわかるし、
やめたくなる気持ちもわかる。




しかし私は優柔不断。




みんなが止めてる…やめようかな…。
今から就職に有利な新しい資格の勉強しようかな…。
でも、ここで辞めたら絶対後悔するし…、でも…。

とうだうだしていたおかげで、続けることができて、今に至る。





でも、思い返してみよう。


私はそもそも学芸員になりたかったわけでも、司書になりたかったわけでもない

博物館図書館が好きだったのだ。
なんと言われようとそれは変わらないし、

私は自分より、他の人の意見を尊重できるほどできてないと思う。




今日も私は資格の授業課題をやっている。




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