色にまつわるあれこれの牽引
グラフィックやアパレルなど、デザインのプロなら誰でも知っているPANTONEの色見本ですが、パントン社の2025年カラー・オブ・ザ・イヤーはご存知でしょうか。
「Mocha Mousse（モカムース）」
ネーミングも素敵ですが、感情を呼び起こすようなソフトブラウン。すべてのデザイナーが切望していそうな”快適さ”や”落ち着き”を表現している色だと思います。
今年は、ファッション、インテリア、グラフィックなど、様々な分野でモカムースをみることになりそうです。
”快適さ、贅沢、喜びは共通の憧れである”というインスピレーションから生まれた色とのこと。
「私たちは、その本来の豊かさと感覚的で心地よい温かさが、快適さへの欲求と、贈り物として他の人と共有できるシンプルな喜びへの贅沢にまで広がる、まろやかな茶色を求めています」（パントン社副社長の声明）
2024年の軽やかでフルーティーなピーチファズは、平和で静けさを感じる色でした。そして、一昨年のビバ・マゼンタは明るい深紅色。
これらと比べるとモカ・ムースは、洗練されて豪華でありながら、同時に気取らないクラシックな色になっていると思います。
毎年選ばれたカラーには、その特性に合わせた5つのカラーパレットが紹介されるので、テーマに寄り添った提案ができます。Pantone Connect からダウンロードしましょう。
カラー・オブ・ザ・イヤーの具体性を訴求するために、パントン社は多くのブランドとコラボしています。2025年は Wix ですが、時代を感じますね。キュレーションされた初のウェブデザインアセットコレクションです。
パントンのカラー・オブ・ザ・イヤーは、ファッションショーやインテリアデザインのトレンド、文化的、心理的洞察などの広範囲にわたる調査結果が基になっています。1999年のスカイブルーで始まって以来、各時代の本質を捉えている。
「Mocha Mousse（モカムース）」を覚えておきましょう。
日本人はチップを期待していないでしょうが、チップを受け取ったらどう反応しますかね。驚くかもしれないし、少し恥ずかしいかもしれません。