遊んだフリーゲームの記録(ティラノゲームフェス2023参加作⑩)

自分がプレイしたゲームの感想というより個人的な記録です。
ゲームの簡単な概要と私個人の感想をネタバレ無しで綴っています。
ゲームを批評する目的ではなく、
読んだ方にとって、自分に合う作品かを調べたり
まだ見ぬゲームと出会う一助になれたらいいという物です。

今回もフリーゲーム投稿サイト
「ノベルゲームコレクション」にて行われている
ティラノゲームフェス2023に参加している作品の中で自分がプレイしたものをこちらの勝手な括りで並べてみました。

今回のテーマは『カード&バーチャルブースで出会えた作品』です

カード機能の説明

ノベルゲームコレクションでは、今回のフェスからの新機能として
カード集めという要素が追加されました。
これは1日1回カードを抽選して、当たった作品のプロモーションカードが手に入るといういわはコレクション要素ですね。

赤丸の部分を押すと自分が今持っている作品カードが確認できます

本題
このnoteでは1日1回のランダムで入手したカードの中で
ティラノフェス2023参加作だったものを問答無用でプレイしました。
※作者様からの手渡しで頂いた作品については今回除外してます。
完全に運によって巡り合った作品です。内容問わずプレイしてます。
この前置きの執筆段階ではどんな作品が当たるかわかってないので
私自身わくわくしてます。


そしてもう1つ。
ノベコレには作品ごとにバーチャルブースというものが追加されました。
簡単に言うとVR上で見れる作品展示場みたいなものです。
去年(2022)のフェスで初実装されたそうで、フェス2023では作者が今まで投稿した各作品それぞれの個別ブースを作れるようになりました。
今年(2023)は各作品ページに恒常の個展ブース、そして参加者が一同に集まって期間限定のブースをひらくバーチャルフェスの2種があります。
今回紹介するゲームの一部は
昨年末(12月15~17)にあったバーチャルフェス2023内のブースで見かけてお気に入りにした作品です。

「バーチャルフェス2024 Act.1」
2024/01/26 ~ 28の3日間で開催されます
前回と違いフェス2023の参加作以外も展示できるので9月以降の新作や過去の作品とも出会えるかもしれませんね。

私はちょうどこの日程都合が悪く見回ることもおそらく出来なさそうです…残念


※プレイの際は作品ページに書いてある注意事項及び利用規約を必ずご確認ください

※今回掲載したゲームの作者様へ
 この記事内容への訂正・削除等何か要望がありましたら
 お手数ですが
 ・この記事のコメント欄 か
 ・プロフにかかれている個人サイトの連絡先までお願いします
  (Xでよければ @nonossanoです)



『SUMA ROOMA YEAH!』
 歌とギャグと感動のハートフルコメディ

【あらすじ】
僕はスマ・ルーマ!
ある日、特殊な能力に目覚めた。
歌うことで花を咲かせられる能力。
僕はこの力をなんのために使うべきなんだろう?
ユニークな仲間たちとともに繰り広げるハートフルギャグコメディです。

※スマホやSafariなどのブラウザだと、動画が正しく流れないことがあります。ただいま修正中です。

掲載ページ(https://novelgame.jp/games/show/8513)より引用

■作者 サークル「TwoRoadsOne」様
■プレイ時間:30分
■ゲームの概要
・ジャンル:アドベンチャーノベル
・ED数:1 一部分岐あり
・セーブ機能あり


ゲームの導入:
歌をうたうのが大好きなスマ・ル―マ。しかし最近は仕事で疲れ果てて歌うことも嫌になってしまいました。お金の為にだけに働くのは辛い、でもお金が無いと生きることができない…。
自分の歌には周囲の花を咲かせる力があることを知ったル―マですが、その力で自分に何ができるのか思いつかず悩んでいたところ、
外の世界に出る許可をくれる人物:フカーラと出会います。
フカーラから、ル―マ1人では出せないがフォ池を連れてなら外出許可を出しても良いと言われます。

こうしてル―マと空飛ぶ相棒フォ池のちょっとした散歩がはじまります。

感想
カードのランダム入手で巡り合った作品その1。
タイトル画面のシンプルさとシルエット色のバランスがお洒落ですね。

このゲームは怒涛のテンポで進んでいくゆる系ギャグコメディです。
最大の魅力は味のあるキャラデザと差し込まれるアニメーション、それとル―マが歌ったあとの毎回のイベントですね。演出と魅せ方がすごく良くてこだわりを感じました。
シナリオ自体はギャクメインですが上記の演出もあって実はちょっと感動要素もあります。

作中のル―マの
「もっと人を助ける力だったり、お金持ちになる力とかがほしかったんだけどな」
「でも人を傷つける力じゃなくてよかった」
というセリフが最初に印象に残ってました。
このあと仲間たちとのゆるいギャクのやり取りになっていくのですが、こういうほんの数テキストのなかにもハートフルな雰囲気が散りばめられていて好きです。

1周30分ほどでサクッとクリアできます。
分岐としては一部のイベントが変化します。たぶん裏ルート(勝手にそう思ってる)方も演出が作りこまれているのでそっちも見てほしいなと思ってます。

ゆるコメディとハートフルな感動が一緒に味わえる短編作品です。


『sigh』
 音と背景の暗さが活かされた短編探索ホラー

ある大学生が友人に誘われ、VRきもだめしをすることになり……という雰囲気ホラーゲームです。
オンラインで廃墟を探索しつつ、ひんやりした空気をお楽しみください。

「…分かった。でも盛り上げ役とかは期待しないでね。
 私は普通にのぞみたちについて行って、帰ってくるだけだから。」
「良かったあ! ありがとう、ゆり。やっぱりあたしたち、一生の友達だよ!」
 さっくり度    ★★★★★
 納涼度      ★★★☆☆
 ご想像に委ねる度 ★★★★☆

掲載ページ(https://novelgame.jp/games/show/8355)より引用

■作者 rage様
■プレイ時間:1ルート 5分~15分程度
■ゲームの概要
・ジャンル:探索型ホラー
・ED数 :3
・セーブ機能あり
・R-15指定作品です
また作者様からの注意事項として

※流血、ホラー描写を含みます。
 苦手な方はプレイをお控えいただきますようお願い致します。

掲載ページ(https://novelgame.jp/games/show/8355)より引用

とありますので概要欄は必ずご確認ください


ゲームの導入:
主人公ゆり(名前入力有)は友人ののぞみから、のぞみの彼氏の真田そしてその友達の佐々木もくるというきもだめしに参加しないかと誘われます。
肝試しなんてバカバカしいし面倒だと思っていた主人公でしたが、のぞみの頼みをどうしても断れず仕方なくいくことに決めました。
のぞみ曰くこのきもだめしは普通の肝試しではなく、オンライン上で行うVRのきもだめしなのだとか。
そのため近隣住民の迷惑にならないようネットカフェから参加することにした主人公。ヘッドホンを装着しログインしてVR上の廃墟の中で待っているのぞみと合流することに。

感想
カードのランダム入手で巡り合った作品その2。
落ち着いた色合いの画面に白文字のタイトル画面から一見SFや推理系っぽさを勝手に予想したのですが、まさかの暗い廃墟を彷徨うホラー
私は心臓がノミで大きい音や画面で驚かす系のと操作を焦らせるパニック系が得意ではなくてその手の要素が多いホラーゲームは普段そこまでやりません
が、そんな私でもプレイできるタイプのホラーゲームでした。(よかった…)

VR内で廃墟を探索するという設定なので、主人公の移動や探索行動にVRゲームシステムとしての制限が設けられている事とこのゲームのUI構成が綺麗にリンクしていて感心しました。
マップの矢印で移動し、調べられるポイントにカーソルがかさなったら音がなるシステムなので探索も簡単です。

ビビりの私でもプレイできると書きましたが、ホラー要素はしっかりありますので注意書きの内容で苦手だと思ったら避けた方が良いかと。音がとにかくリアルでまとわりついてくるので廃墟ホラーの雰囲気がっつりです。
うす暗くてボロボロな廃墟の背景とSEが相まって作者様の概要欄通り涼しさばっちりですね。

シナリオに関してはここでは秘密です。
随所に色んな意味や想像の余地が含まれているんだろうという内容です。

EDは3種ありますが、正解の行動をとれないと即EDになります。つまりbad寄り。主人公が建物に入ってすぐくらいの時に1つセーブしとくとやり直ししやすいかもです
なんか同じEDばかりになるよ?…という人はすこし立ち止まって見てはどうでしょうか。

短編ながらしっとりとした恐怖を味わえる雰囲気のホラーゲームです。


『御休憩』
 一風変わった空間での短編ホラー

両親と喧嘩をし、家出中の優奈はパパ活で知り合った男性とホテルに行くことに。
そこは高速道路沿いにある、一見何の変哲もないホテルだったが……

掲載ページ(https://novelgame.jp/games/show/8534)より引用

■作者 りせ様
■プレイ時間:約20分 (自分のプレイ時間です)
■ゲームの概要
・ジャンル:ホラーノベル
・ED数 :2
・セーブ機能あり
・R-15指定作品です
また注意事項として

【注意】
・作品の性質上、脅かしやR15相当のセンシティブなシーンが含まれます。

掲載ページ(https://novelgame.jp/games/show/8534)より引用

とのことです。作品の概要欄から各注意事項を必ずご確認ください。


ゲームの導入:
大学に行かなくなり、両親と喧嘩をして家出状態となった優奈に
おじさんは優しく語り掛け食事を奢ってくれます。
その際、食事だけよりもっと弾むといわれた優奈は家出資金の為おじさんについていくことにしました。

おじさんが車を止めたのは外観こそ真新しかったが中はどこか古臭い何の変哲もないホテル。その一室で優奈はおじさんがシャワーを浴び終わるのを待っているのでした。

感想
カードのランダム入手で巡り合った作品その3。
スタイリッシュなタイトルロゴとその横のちょっと影と愛があふれてるホテルの色合いが良い感じの不気味さを出してますね
普段ホラーゲームやらない私でも作品カードを見た瞬間に「ホラーかな?」とわかるくらい雰囲気あります。

そうです、ホラーです。作者様から注意があった通り
驚かし要素もセンシティブな表現もきちんと含まれています
ビックリ系もピンクな香りも一切受け付けない無理という方にはおススメできませんが、両方とも丸見えのどストレート表現な文章と絵ではありませんので、身構えなくても大丈夫かと思います。ホラー演出にはつきものの赤いのが映ったりはしますが軽度です(ビビりの私でもプレイできました)

普段ホラゲやらない人間の意見で恐縮ですが、そっち系のホテルが設定のホラーってあんまり見ないような気がします。というよりもそういうホテル自体が舞台としてしっかり出てくること自体珍しいような?とにかく新鮮な感じでした。(ノーマルなホテルとは少し雰囲気ちがうので)

おじさんは勿論、優奈の行為は褒められたものではありませんが、これはゲーム上のお話なのでそこは触れてはいけない。でも優奈にも彼女の事情があるので…ということで。

EDの分岐は二択を選ぶだけなのですぐに回収できるかと。
どっちのEDも後に残る怖さがありますね。

ちょっと変わった場所での短編ホラーノベルが読みたい方におススメです


『黒紅色の夕焼け』
 愛に彷徨い続けた女性の話

主人公の葉月幸結(はづき さゆ)は、43歳で余命を宣告された。
自分の人生に疲れ果てた、幸結にとっては好都合な出来事だったのだが...。
ふと、病院帰りに通りかかった神社の前で、
『最期くらいは安らかに眠ることができるようにお願いしてみようか?』
それとも、『そんな事を望まずに最期を迎える』かを悩んでいる。
自分の存在って....?
幸せって....?
愛されるって....?
ずっと、ずっと自分に問いかけていた疑問の答えを
見つけ出すことが出来るのだろうか?

葉月幸結の人生を一緒に歩んでみて下さい。

掲載ページ(https://novelgame.jp/games/show/8277)より引用

■作者 ma,marine様
■プレイ時間:約30分~1時間ほど
■ゲームの概要
・ジャンル:ドラマノベル
・ED数:2
・セーブ機能あり


ゲームの導入:
43歳での余命1カ月の宣告は、葉月幸結にこの世を去ることへの心構えをさせることになりました。
人からの愛され方も、人の愛し方も知らずにこれ以上生きるのはゴメンだと、1人で誰からも心配もされず消える最期を願った彼女。
残された時間にやりたいこともない…と思いに耽りながら病院から帰ろうとしている途中、
今の彼女にあるのは「安らかに死ねますように」という願いを神社でお参りするかどうかの選択でーー

感想
カードのランダム入手で巡り合った作品その4。
カード入手時はタイトルの黒紅色の夕焼けという文字で、夕日が沈みきってもうほとんど夜と同じの状態の空を想像し、終わりかけというイメージを抱きました。その割にはタイトルの夕日は淡く赤くって感じなので不思議な作品だなあというのが最初の印象でしたね。

快適に遊ぶためにという注意事項をまずみて、どうしてこのような注意が別途に必要なのかなと思ったのですが、…プレイしてみるとその意味がわかりました。この注意事項は最初にしっかり確認した方が良いかと。
テキストとメッセージ全般のレイアウトがとても印象にのこりました。
幸結の台詞と心境以外は登場人物たちの会話だけで物語が進んでいくのですが、それでも状況が想像できるような背景やSEとの兼ね合いも上手だったなと思ってます。
作者様からも書いてありますが演出の処理の問題でDL以外だと環境によっては上手く再生できない可能性がありますのでブラウザやスマホの方はご了承ください。

シナリオに少し触れますと、
作品のあらすじを見た方には主人公の葉月幸結が43歳であることはわかるかと思います。彼女が一体何者でなぜこのまま1人で逝ってしまいたいといっているのか、彼女の人生をふりかえるお話となっています。
EDは2種類ありますが、片方はすぐに回収できます。ゲームを隅々まで楽しみたいならbadとされる方を先に見た方がtrueへの導入になるのでいいかなと。(どっちが正しいルートへの選択肢なのかは…わかるだろう多分)

ネタバレを防ぐ目的で直接的には語りませんが、
たしかに物事は表面だけで決めることはできない、でもだからこそ「どれだけその人を想っていたとしても、その人が受け入れられる形できちんと伝えなければ思いは届かない」ということをこのゲームで感じました。
最後は「やすらかに眠れるように」という彼女の願いの結果だったのかなとか思っています。

きっと誰もがどこかで幸結と同じ世界を見ている、と思わせてくれるゲームです。


ここから下はバーチャル2023参加作の中で出会った作品です。
人が誰もいない静かな時間にすこし見回ったりもしてました。

『星巡列車』
 人と星を巡りあわせる優しいノベル

──星と星、人と人、めぐりあい汽車。
前向き元気なポジティブ少年・十矢(とおや)。
引っ込み思案なネガティブ少女・米奈(まいな)。
仲良しの二人は幼い頃の話していると、突然十矢の様子がおかしくなり…?
それからというもの、なぜか距離が遠くなっていく二人。
ついには十矢が姿を消してしまいます。
しかし米奈には、どうしても伝えたいことがありました。
しばらくして十矢が目を覚ますと、そこは不思議な列車の中。
果たして二人は、無事に再会することが出来るのでしょうか…。

掲載ページ(https://novelgame.jp/games/show/7604)より引用

■作者 糸井歩々様
■プレイ時間:1章30分ほど、全2章:計1時間
■ゲームの概要
・ジャンル:ビジュアルノベル
・ED数 :各章1つずつ
・セーブ機能あり


ゲームの導入:
放課後の竹の子小学校、十矢は最近お店の手伝いで忙しいという米奈と久しぶりに一緒に帰ることになりました。
帰り道、米奈は自分たちが入学したてのころ皆でやったかくれんぼの話をし始めます。十矢はそのかくれんぼ中米奈が全然見つからなくて大変だったことを思いだしますが、一方の米奈はその時起こった不思議な体験を話し始めます。寂しいとき、不安なときに現れるという不思議な列車のことを

感想
目に留まったのは日曜日の朝にやってそうなアニメ(?)みたいなデザイン(普段アニメは見ないのでなんとなくなイメージ)と星を飛ぶ列車です。ブースを覗いた時にわくわくしました。

子供向けアニメっぽいキャラクターたちと台詞の吹き出しの効果で本当に漫画アニメのようなゲームでした。
シナリオも小学生の少年少女たちと星の人々との出会いを描いたハートフルな内容で、子供の頃に戻ったかのような懐かしい気持ちになります。
ストーリーの展開と随所に差し込まれる演出やアニメーションのテンポ良く、1章と2章でそれぞれ30分くらいの一話完結アニメを楽しんだくらいの充実感です。

十矢と米奈の小学校の子供たちもみんな良い仲間でかつ、星の人々と地球の人々がともに笑い合っているのが夢に溢れてていいなあと微笑ましくなりました。色んな年代の人に幅広くおススメできるゲームかな、なんて。

全2章仕立てで
1章は十矢と米奈が星巡列車と出会うお話
2章はその出会いから後日のお話
となっています。
それぞれEDは1つです。途中にいくつか選択肢があり台詞を選べるので返答として好きな方を選んでもらえればいいかと。

子供の頃のわくわくと懐かしさと優しさが詰まってるゲームです


『千客万来!! 柳玲亭お買い物ゲーム』
 可愛くて楽してほんのり怖い?お土産選び

柳の下にあるお店『柳玲亭』(りゅうれいてい)で楽しくお買い物をしよう!!
限られた予算で数ある商品のなかから好きなものを好きなだけお買い物をするゲームです。
買った内容によってED(全10種類以上)が分かれるので、何度も柳玲亭でお買い物をしてください。
- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -
お買い物ゲームです。
EDによってはノベルゲーム要素が多くなります。

またEDによってはホラー要素を匂わせるところがありますので苦手な方はご注意ください。

掲載ページ(https://novelgame.jp/games/show/8586)より引用

■作者 名束やおね様
■プレイ時間:1ED最短10分~最長でも30分未満
■ゲームの概要
・ジャンル:お買い物ノベル
・ED数 :8~10種
・セーブ機能あり


ゲームの導入:
偶然訪れた謎の街で彷徨っていたあなたは、大きな柳の下にある少し古びた蔵を見つけました。その蔵には柳玲亭(りゅうれいてい)と書かれた札がかけてあり、どうやらみたところ蔵を改造したお店のようです。
柳玲亭の店主名束やおねアルバイトの幸川あかねに帰りのバスまでのみちを教えてもらおうとしましたが、流石にタダで帰るわけにもいかずこのお店を利用することに。
『お金が許す限り買い物をすることをおすすめするよ』という二人の言葉を聞きながら財布を見ると今の手持ちは5000円。
柳玲亭には色んなものが売っているようですが・・・

感想
タイトル画面が可愛いしお買い物のゲームと書いてあったので、ちょっと覗いてみようかなと思って気軽にプレイしてみました。
と思ったのですが何やら一部のEDにこわーい要素があるということで、それを見つけるのも楽しみだったり。

柳玲亭の売物それぞれにレトロ感とローカルな感じがあって、少し田舎の観光地にある小さいお土産屋さんを見回っているような気分になれました。
5000円という価格だと一部の物以外はあれもこれもと買えてしまうので逆にどれにしようか迷ってしまう部分もありましたね、
初回はアヒルちゃんとカレーとタオルにしたかと。
柳玲亭二人の商品へのコメントも楽しかったりします。

ホラーEDについては、一見普通っぽく見えるある物を買うことで見れるようです。大体の人はただお買い物をして普通に帰るEDにいけるかもですが、好奇心に駆られているとこわーいことになる…かもですね。
怖いと言ってもとうぜんガチだったりグロテスク系はないのでご安心ください。とはいえホラー苦手な方は注意です。

サクッと遊べるのでちょっとしたお買い物気分を楽しみたい方におススメです


『ちょっとそこまでラーメン届けに』
 カッコいい男4人の「日常」話

その日ラーメン屋の店主『マリン・アクアオーラ』は困っていた。
今日は団体客が来る、でも急ぎの配達も入ってしまった。
二階に住む住人のダイタロスとイカロスは、彼の代わりにラーメンを届けに行くことになるが――

▽メインは「ほのぼの」のつもりで作ってますが、微ホラーなのでご注意を

掲載ページ(https://novelgame.jp/games/show/8717)より引用

■作者 サークル:「mechanical cherry」 佐久良銀一様
■プレイ時間:本編15分+おまけ
■ゲームの概要
・ジャンル:アドベンチャーノベル
・ED数 :1
・セーブ機能あり


ゲームの導入:
魔術と科学が混在する都市:リストウッツ。
その中でラーメン屋を営むマリンの人手が足りなくなってしまったのを知ったダイタロスは急遽入った配達の手伝いをすることになりました。
面倒見のいいマリンからはよく『困ったときはお互い様』という言葉を口癖に助けてもらうので、ダイタロスもその言葉を返すようにマリンの仕事の手伝いを申し出ていたのでした。

相棒のイカロスを連れてラーメンの配達に出かけるダイタロスでしたが
指定された場所の「外で待っていろ」というマリンからの指示に従っていると…

感想
正直に言います。最初はラーメンって文字だけ見て「ラーメンのゲームだー」と食い気だけで誘われたのですが、
タイトルの感じがちょっとラーメンのゲームにしては(?)お洒落な感じだったのでラーメンはサブ要素かな?と気づき、
サムネイル画像とバーチャルブース内のキャラ説明をみて「これはそもそもラーメンや食べ物がメインでどうこうする系のゲームでは無いのか!」と察しました。
でも、プレイします。説明読んでてなんだか楽しそうだったので、ラーメンの縁故に。

このゲームの舞台である魔法と科学の都市リストウッツは、私たちの現実とほとんど同じ感じです。こういうのって現代異能っていうのでしょうかね。
魔法を扱えるものはそれぞれが自分に固有の魔法を使ってるってやつです。(かっこいいね)

微ホラーなので注意とありますが、映像ではなくテキスト内の本当に微の部分なので一切そういうの無理という人以外安心して見れるかと。ビックリドッキリ系の驚かしもありません。

登場キャラにメガネメンズがいっぱいです。でも皆それぞれ違うタイプのメガネサングラス使用者なのが作者様の拘りを感じますね。みなさんは好きなメガネの形ってありますか?私はイカロスがつけてるタイプのメガネが好きですね。

本編が15分くらいと短いので初見の場合キャラの経歴や関係性などが見え切る前にお話が終わってしまうのですが、そこは「おまけ」があります。
おまけ内にはキャラの紹介やキャラ同士の小話も付いてますので、見てみるとより彼らの事がわかるかと思います。
私はあまりキャラ1人に入れこまない感じなのでこんな感想になってますが、ゲーム内に推しとかできる人は出てきた4人の中でドハマる人もいるんじゃないかなあなんて。
もし今作のキャラたちが気になった方は、作者様のサイトにいけば幸せが触えるかもしれない。

かっこよくてちょっと訳あり?な男性たちのほのぼのノベルが見たい方は是非


最後に

今回は
いうなれば偶然によって巡り合えた要因が強い作品集となっています。
ジャンルによってはこういう機会が無ければ触れなかったかも…となる作品もあったりと楽しい発見がありました。
本当は前回のバーチャルフェスでもっと色んなゲームと出会ったのですが長くなってしまうので心苦しいですが今回はここまでにします。

今回実装されたカードシステムや昨年からのバーチャルブースなどからは、
ノベコレやティラノフェスの運営指針からゆえなのか
話題作だけでなく色んな作品にも触れてもらえるようにという配慮を感じますね。このような取り組みはランキングや評価だけでは見えてこない、自分に合った作品と出会う良い機会になると個人的に思っています。

最後になりますが、各作者様プレイさせていただき誠にありがとうございました。

かれこれ
この感想noteも10回目になりました。
まだまだ紹介出来てないティラノフェスゲームも沢山あるのですが
ここでひとまず
次のゲーム感想はノベコレとは少し離れたものを1度挟みたいと思っています。(steamとかふりーむにもやったゲームが沢山あったので)

いいなと思ったら応援しよう!