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あれから1年



今年はnoteの更新頻度が低く
2月出演舞台が終わってからは初めての投稿。

約2ヵ月ぶり、舞台関連以外の投稿としてはお正月ぶりとなってしまいましたが、みなさまいかがお過ごしでしょうか?


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お久しぶりです。ゆりあです。


今日はというと、私が家と職を同時に失ってから丸1年が経ちました。

noteはその1週間後に始めたので、今週末で丁度1年になります。


生活がガラッと、それはもうガラガラッと変わったあの日から1年。
この1年は今までにないくらい自分軸で生きる時間が長く、全てのことの必死に喰らいついていく1年でした。

初めて自分の仕事を持ち、数年ぶりに念願の舞台にも立たせていただきました。
家族と同じ家に住んでいないというのも初めてのことで、家族がいないといいことも悪いこともあるなぁと、家族のありがたみと依存癖、切っても切れない縁など沢山のことを感じました。

1年前家も職も同時に失ったので、当時はとにかくお金を稼がねばならないと思いこのnoteを始めてみました。

そう、

なんと初めはお金稼ぎ目的だったのです!!!!



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でも、どんなに自分を切り売りした文章を書いても、いつまでたっても有料記事を投稿する気にはなれなかった。

なぜなら、本当に読んでほしい人に届かないと思ったから。

実際のところ、私が有料記事として出したnoteは前回の1記事だけ。
舞台終演後のごあいさつの後に、少しだけ今後のこと、私の野望を記した記事を300円で投稿しました。

なぜあの記事を有料にしたのかというと、
本当に読んでほしい人にだけ読んでほしかったから。


矛盾しているようですが、矛盾はしていない。
ただ私とまわりの環境や状況、関わる人が徐々に変わっていっただけの話で、その時必要な人に届けたいと思うスタイルは変わりません。

初めから有料記事にしてしまっては誰も読んでくれないだろうし、かといってある一定数読者が付いてきた中で身を削って書いた文章を暇つぶし程度に流し見されるのもしんどい。

つまり何が言いたいのかというと

“私の記事を私の記事だと認識して読んでくれる人がいることが嬉しい”

ということです。


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noteは大切な私の居場所なので、これからも更新を続けていくと思います。
でも、当初考えていたようなお金目的での運営はしません。(というか出来ないということがわかりました…)


どうにか有料記事を生み出したくて躍起になっていたnote開設当初の投稿は、さっき読み返したら痛ましくてもう見ていられませんでした。
ので、一旦非公開にしました。


もうね、怖くて怖くて仕方なかったから。

お金も家もなくて、これからどうなっていくんだろう。
仕事はみつかるのか。お芝居への復帰はいつになったらできるのか。
友達もいないし仲間と呼べる人もいない。
わたしはもしかしたらこのままずーっとひとりぼっちで気が付いたら…

なんてぐるぐるぐるぐる考え続けて
すがるような思いでこのnoteを始めた。

とにかくお金は欲しかったけれど、それでも有料にはできなかった。

私は、良くも悪くもプライドが高い。
文章だって立派な表現であり、見てくれている人の何かしらの栄養になってほしいと思っている。

このnoteを皮切りに私はライターとしてのお仕事を獲得していき、なんとか生計を立てていけようになったのだが、noteを始めた当初はライターになれると思っていなかったし正直なりたいとも思っていなかったし、そのお金だけで生きていけるとも思ってなかった。


ただ一つだけ言えるのは、
「人生何が起こるかわからない」
ということ。

お金目的で始めたnoteは当時1円も生み出さなかったけど、同じ文章のカテゴリーで意図せず稼ぎ始めるのだから。

このnoteを始めていなかったらライターとしても活動していないだろうと思うので、挑戦してくれてありがとうと当時の自分に言いたいです。





2020/05/02の私へ。

あれから1年が経ちました。
びっくりするかもしれないけど、なんとか生きてます。
それもアルバイトではなく、自分で仕事を獲得して食べています。

今は不安で身も心も傷付いていると思うけれど、あんたのその嫌われ者になる原因であるプライドの高さが良き方向へ転がっていきました。

まわりに人がいようといまいと、あなたはあなたのままでいてください。
私が味方です。ひとりじゃないから。
せっかく全てを失ったのだから、どうせなら思いきりやってみてください。

なんと舞台にも立たせてもらったんですよ。しかも主演。
本当にやりがいのある舞台で、終演してから数カ月経った今でも夢に見ます。
悔しいことにお客さんは少なかったけれど、終演後のお客さんの顔は一人残らず今でも鮮明に覚えています。本当に、お芝居をやっていて良かった。

プライドの高さは今でも顔を出すけど、謙虚さと行動力は少しずつ身についてきました。
なめくじ並みの速度ですが、これからもじんわりゆっくり自分の向かいたい方向へ足を進めていこうと思います。

私は今、1年前とは少し違う不安に襲われています。
けどきっと1年後の自分が今か今かと待っていてくれているはずなので、気負わず、気取らず、ゆきます。

だからあなたも、自分の思うように進んでください。
私を生かしてくれて、心から、ありがとう。



仲間優理愛

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