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音読 『感受体のおどり』 第1番

  とりあえずこんなことをします。ということで、勝手に音読します。

男か女かときかれて,(以下は略)

『感受体のおどり』006ページより

第1番: おどり・中期(月白)

 私が自然に読んで、自分なりの性別分けを前提として読み進めていますが、著者の黒田夏子さんはインタビューなどで「男か女かは不定だ、性別がない」と話しています。
 それで試しに、今まで私が前提としていたのとは逆の性別を想像しながら読んでみたけれど、やっぱり気づくと元どおりになっています。(男女どちらとも決めきれない人物もいます)
 皆さんも、自分にとっての自然な方の性別で物語を立ち上げてみてください。

参考:文藝春秋社のサイト「本の話」 黒田夏子『感受体のおどり』著者インタビュー

 登場人物の名前には全てルビが振ってありますが、それ以外の漢字にはルビがほとんど振られていません。ということで、正確に音読したいとなると、けっこう調べます。でも、なかなかむずかしい。


小児:しょうに
 本文で「小児たち」とあるのを「しょうにたち」と読んでいいのか、それとも「しょうじたち」かしら。などとずいぶん悩みました。
 ふだん、「小児科」とか「小児麻痺」という使い方で見慣れているので、最初は「しょうに」で当然、と思いました。が、
   乳児・幼児・育児・胎児・男児・女児(にゅうじ・ようじ・いくじ・たいじ・だんじ・じょじ)
・・・と来ると「しょうじ」か?

 と決めかけていたところ、ジャジャーン。記者会見でのご本人の発言で、
あっさり「しょうに」と話しているのを発見しましたので、一周回って
「しょうに」で決まりです。(youtubeの1h18mくらいのところ)


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