何もなくなっていく
今僕は、好きなものや興味あるものが次々とどうでもよくなってきている。
その結果というか原因というか、その現象の一側面として、他人と比べた上での「こんなものが好きな人に自分もなりたい」という思いが無くなった気がする。
以前は、ツイッターの気が合う人や好きな有名人の趣味を積極的に追ったりしていた。それはどこかで、その人達に対して、「自分もこんな人になりたい」とか、「この人に共感している自分は、この人の好きなものも好きになれるはず」という想いがあったからだ。そうやっておぼろげな理想に近づこうとしたり、自分の内面を深めようとしていた。
でも今では、自分以外の他人に対する感情は「自分はこうはなりたくない」か「自分はとてもこうはなれない」のどちらかになってしまった。自分の似姿や理想像として他人を見ることがなくなった。これは自分にとってかなり大きな変化だ。
好きなものが無くなっていくことや、人へのシンパシーが薄れていくことは、寂しくて怖い。でも見方を変えれば、今までの心のあり方が変わっていっている最中という事は、何か大きな自己変革の途上であり、自分の状況が良くなるきっかけになるのかもしれない。
未来に希望を持とう。