どこの病院行こうかな
もしも、わが子の発達の事で病院に行こうかなってなった時、あなたは何を優先事項にする?
例えば、
診察までの待ち日数が短い病院?
大きくて有名な病院?
評判が良くて、近所にある町の病院?
発達のことを専門的に診てくれる部門のある病院?
何が正解かは難しいところだけど、まずはこんなところを考えてほしいなっていう点をあげるね。
・子どもや親がどれほど生活の中でしんどさを抱えているかによっては、特別児童扶養手当申請が可能になる。所得によってもらえる金額は変わる。知的障害があるかではなく、あくまでも『生活の中でのしんどさ』が判断基準になる。
・あまり考えたくはないかもしれないけれど、万が一、子どもが成人して社会に出た時、鬱になってしまったり、環境に適応できずに職場に行かれなくなったりした場合、障害年金を申請する事になるかもしれない。
この2点。
発達に課題がある子は、環境に適応するのが苦手で、環境適応障害を起こした時点で『発達症』になる。
働かなければ生活が成り立たないけれど、子どものことが心配。子どもの生活スキルに問題があって、家の中で落ち着けることがない。子どもの特性に振り回されて、親が心を病んでしまう。そんなことって沢山あると思うんだよね。そういう時には、特別児童扶養手当を申請してみるという方法がある。
詳しくはこちら(https://www.pref.osaka.lg.jp/kateishien/teate/tokubetsujihu.html)を読んでみてね。
で、この特別児童扶養手当の申請には、医師の診断書が必要なんだよね。はい、ここが今日の大事なところ。
相談に慣れている人は、子どもとの関係のしんどさや、子どもの困り感などを伝え慣れてるんだけど、初めて病院で相談する方にとって、具体的に困り感を伝える事ってすごく難しい事だと思うんだよね。
医師の方も患者さんの状態の把握には複数回の通院が必要なんじゃないかなと思う。
経過観察っていうのは、案外大事な意味があるんだよね。
特別児童扶養手当の給付を受けるには、医師が、どれだけ子どもの状態がしんどいのかを上手に診断者に書いてくれることが大事なんだけど、保護者の訴えや子どもの様子から書く材料を得るわけだから、保護者は『こんなにしんどいんだよ!』とうまく伝えないとならない。
そう考えた時、診断書を書き慣れている医師とそうではない医師では、『どう書いたらいいのか』という文章の構成力に違いが出るよね。
大きい病院で、発達に特化した部門があるっていうことは、やっぱり沢山の診断者を書いてきたってところにもつながるはずなんだよね。
それと、もう一つは検査の幅が広げられる事。自閉スペクトラム症とADHDなら検査は比較的どこでもできる。でも、学習障害はそうはいかない。
あと、治験や療育をしている大きな病気もある。大きな病院だからこそ、とも言える。
どうしても医師と合わないってことはどこに行ってもあるけど、同じ病院内で担当医師を変えてもらうことができるのは、万が一障害年金を申請するってなった時には大きな利点になる。
長くなったので、障害年金に関してはまた次に書きます。
やっぱり上手くまとまらない(笑)