祝!電気グルーヴ、サブスク復活!
ピエール瀧の逮捕により配信停止となっていた電気グルーヴの音源が、今日からサブスク各種で復活した模様。
やったーっ!!
今日、最初に聴いたのは「Nothing's Gonna Change」でした。
やはり好きだなぁ。
いやぁ・・しかし長かったなぁ・・。
今回のこの一件で感じたことをいくつか。
①サブスクのリスク
自分はアナログ人間なのでCDや書籍を「なるべく現物で持っていたい」という古い思考の持ち主だったものの、時代に流され今ではSpotifyオンリーな音楽生活を送っていたのですが、こういった事態が起きるとある日突然落とされて全く聴けなくなってしまうんだと知れたのは大きかったです。
部屋に700枚くらいの聴いていないCDがあり、しかも再生機がないので「スマホ1台で全部聴けるんだし、こんなに物理的にスペース喰ってるのバカらしいな。処分しちゃおうかな。」なんて思ってた矢先の出来事でした。
やはりサブスクってのは「所有」とは違うんだな。
サブスクサービスの登場により「所有」の意味合いが全く変わったし、価値は間違いなく下がったとは思うけど、絶対にゼロにはならないなと痛感。
(とは言えMD500枚くらいあったのに存在自体が消滅して聴けなくなったことは今でもトラウマ・・。「所有」も信用し切れない・・。)
②仲間・味方がいるということの尊さ
昔から「メロン牧場」とか読んでいるのでピエール瀧と石野卓球の仲の良さは知っていたけれど、この事件が起きてからの石野卓球の瀧に対してのこれまでとなんら変わらない付き合い方が本当に素晴らしくて。
世間様が瀧を袋叩きにしている時にも、一切隠れることも黙ることもなく「瀧が悪い!」なんて茶化しながらも瀧を庇い続けてた。
こういう無条件に自分を受け入れてくれる人が身近に1人でもいること、どれだけ瀧にとって救いになっただろう、なんて考えるだけで泣けてくる。
卓球は悪ノリが過ぎるツイートも多いし(まぁ、慣れっこだけど)、ソニーに喧嘩売るし、ツイッター上ではクソリプ晒して一般人とやり合うしでハチャメチャに見えるんだけど、言動に筋が通ってるんだよなぁ。
改めてカッコいいと思いました。
③不祥事に対しての世の中の対応のくだらなさ
芸能人の薬物での逮捕や不倫などに対して、過剰なまでに盛り上がるメディアや袋叩きにする民衆に心底うんざりしてる。(いつもなんでこんなに他人のことに盛り上がれるんだろうと不思議に思ってる。)
そして炎上を恐れて自粛や作品を発売停止したりする事務所やメーカーに対しても。
この事件の時はあまりに瀧がバイプレイヤーとしてあちこちで重宝され過ぎて露出が多かったこともあり、世の中に「これって本当に作品を封印してしまう必要があるのか?」って流れが初めて生まれたように思えるんだよね。自分も作品停止の反対に署名したし、これまではただ単に誰もが文句言われずに叩ける人が出てきたことに狂喜しながら文句言うっていう流れだけだったのに、なんか少し空気変わったかなと思えた。
今後そんなうねりが更に大きくなって、冷静に作品を作品として存在させられる世の中になればいいなと思います。
と、いうことで電気グルーヴ復活おめでとうございます(?)
フジロックも来年まで延期になっちゃったし、次いつライブが観られるか分からないけど、ライブ会場で再会できることを楽しみに待ってます。