11月12日~11月18日 (5)
本日は『silent』の第7話。
恋愛ドラマに付き物のすれ違い。今回は「想の声」をめぐって2人の考えが食い違っていて…。リスタートしたばかりの2人にいきなり不穏な流れが。さらにそんなことを知らない湊斗が地雷を踏んでしまいます。今回の湊斗はほぼ声のみの出演。寂しいので本人出てきてください(笑)
奈々の人の良さが随所に滲み出ていた今回。まさに聖母でした。彼女のおかげですれ違いも最悪の展開になることなく静かに消えていきました。彼女も当て馬的な利用をされてしまいましたが…。
ラストシーン、ついに想やったな!というのが正直な感想。いや、そう来ちゃうか~と。もちろんこれは「いい意味で」です。しかし、ラストの衝撃よりも来週サッカーでお休みになることの方がびっくりして「え~~~~!」ってなりました。今回のラストがラストだから余計続きが気になるのも大きい。それくらいこのドラマにはまっている証拠です。
番組のプロデュースしている村瀬さんのツイート。とうとう最終話の原稿が出来上がったようです。終わりが近づいているんだと思うと寂しくなります。見ている側がロスを覚悟しているから作っている側はもっとロスになるのも当然。SNSにも力を入れていて。Instagramの方はフォローしてます。制作陣の熱が本当に伝わってきます。
上がってきた最終回の初稿を読みながら色々考えてるんだけど、僕自身がロスになりかけてる。みんなと会えなくなるの嫌だ。紬も想も湊斗も萌も光も奈々も春尾さんも律子さんも。真子も拓実も田畑もゆかこも澤口さんも美央さんも華も隆司さんも古賀センも。会えなくなるの嫌だ。終わりたくない。#silent
— 村瀬健 『silent』プロデューサー【8話 12/1(木)夜10時】 (@sellarm) November 22, 2022
11月17日 silent (7話)
・2人の様子を見て去る紬と電話が切れた途端去る奈々。想が追いかけたのは紬。それを見てしまう奈々。奈々の背中が寂しさを物語ります。
・2人が何を話したのかを尋ねる想。奈々に何かされたのではと想が心配していると感じた紬は「水かけられたりしてないから大丈夫」と返します。この前、奈々と喧嘩をしたばかりの想。紬がその事で巻き込み事故を食らっていないか心配していました。
・想から借りていた本を返す奈々。不在のためドアノブにかけ、戻ろうとしたところに想が。読みかけのものまで返していました。想が本好きだからそのふりをしただけの奈々。好きな子の好きなものに興味を持つその気持ち、すごく分かります。私はそのまま好きになりましたが(笑)「好きなふりをしていた」って言った後の想の真顔。見つめられて恥ずかしそうに本で顔を隠しちゃう奈々ちゃんが可愛い。
・「振らなくていいよ。振った方が悪者になっちゃう。勝手に好きになられただけなのに。悪者になろうとしなくていい。」これを言えちゃう奈々ちゃん、聖人ですか?優しさが溢れています。奈々の恋は静かに終わりました。
・想の部屋から本を借りようとする萌。そこにお母さんが。高校の同級生と会っている事実にどこか不満を抱いているお母さん。「高校生の頃とは違う。聴こえる人と関わると傷つくから。変に刺激になる人と関わらせたくない」想のことを気にしすぎているお母さん。さすがに被害妄想がいきすぎでは?「それはお母さんの自己満足だよ」萌が見ている側の言いたいことちゃんと言ってくれました。
・仕事場の想くん。声を出さない想くんに対し、「そういう場合って、喋れないもんなの?」と上司が嫌味を言ってきます。想くんにとってはとってもデリケートな質問。上司、あまりにも聞き方かストレートすぎる。
・「声で喋らないの何で?私が手話分かんない時、わざわざ繰り返したり、文字打ったりめんどくさいかなって思って」このタイミングで上司と同じことを尋ねる紬。想にとって今1番聞かれたくない質問。「この時間がもどかしいから声を出して話せって?」ときつく返してしまいます。想の文にはどこか怒りを感じます。想くんは湊斗と同様怒るイメージがあまりにもなさすぎるので彼にも怒りの感情ってあるんだと思ってしまいました。「声が好きだもんね」と書くものの紬に見せるのを躊躇ってしまいます。紬も「もっと手話頑張るね」と納得しちゃいます。この場はここで丸く収まります。これはすれ違いの始まり…?
・ガラスが割れた音に気づく紬とそれが聞こえない想。すれ違いと重なっている。想と紬は問題なく分かり合えると思っていましたが、実際のところは奈々の言う通り「分かり合えない」方に進んでしまっているような気がして…。
・真子のスマホに湊斗からの電話が。湊斗が結婚するのかと思ったら違う人でした。モテないなんて嘘だ~と思いましたが違いました(これはこれで失礼)。紬にバトンタッチ。「想が声を出したことがあるのか」と尋ねちゃいます。それ湊斗に聞いちゃダメです。それに対してあっさりと「文字打ってくれることが多いけど。名前は呼ばれたことがある」と答えちゃう何も事情を知らない湊斗。すれ違いがさらに深まってしまう。
・再び奈々と会う紬。想が出した答えは「話を聞いてくれる人」学生の頃、誰も話を聞いてくれず不安でいっぱいだった想に手を差し伸べたのは奈々。別れてからの8年間、会いたいという気持ちよりも元気で毎日誰かと笑ってくれたらいいと願っていた紬。奈々が想のそばにいてくれたことにただただ感謝します。「今から一気に話します。最後にまとめて質問・不満受け付けます」って言い出すから「えっ、何事?」と背筋がピーンってなりましたが蓋を開けてみれば奈々への感謝でした。これを「上から目線」と紬ちゃんSNSでめちゃんこ叩かれていましたが、私はそうは思わず。
・「声で話さないの?」と尋ねる奈々に対し、「声、聞いてません」と答える紬。それに対して「手話下手くそだね」と反撃はしつつも「便利なものもいっぱいあるけど、上達したいなら手話で話すようにした方がいい。想くんと一杯話した方がいい」とさりげなくアドバイスをする奈々。ただのあざとい女の子じゃありませんでした。
・本のことで会話が弾む2人。聴者とろう者が分かり合えた瞬間?
・図書館で想を見つけてしまう奈々。子どもに本をとってほしいと頼まれた想。抱っこして取らせてあげます。今すぐにでもその子どもになりたい…。簡単にそんなことができちゃう想、優秀すぎです。これはモテますよ。顔だけじゃなくて心までもがイケメン。
・図書館で会話する想と奈々。紬の話を通して「プレゼントの使い回し」が「おすそ分け」に変わりました。紬の真っ直ぐさって最強の武器。
・奈々と同じような夢を見ていた想。夢の中で奈々の声を聞く想。「ちゃんと声出てるならよかった」と安心する奈々。
・「久しぶり」春尾と奈々、知り合いでした。「分かり合った気にはなりたくない」春尾と「聴者とろう者は分かり合えない」と線を引いていた奈々。奈々の上手くいかなかった恋愛は、春尾とのこと?これが彼女の線引きのきっかけ?
・紬の部屋にやってきた想。例 好きになったきっかけの作文を紬が取りに行こうとしますがそれを想が紬の手をとって止めます。何かを喋ろうとする想。ついに好きな声が聞けるじゃん…!と思ったら紬が「いいよ」と止めてしまいます。「喋んなくていい。声好きだったけど声以外も好き。喋らなくても好き」手を掴まれてしまっているために手話ができず声だけで想いを伝えようとする紬。
・手話で訳すから手を離してと頼む紬でしたが、その手を離さずむしろ引っ張って紬を抱きしめる想。紬の思いがしっかりと伝わっていました。分かり合えた?