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手牌に点数をつけよう(初心者向け:麻雀システム化シリーズ)

今回も初心者の方に向けた麻雀の話だよ。
「押し引きって具体的に何?」という方にオススメの内容になってると嬉しい。

さて、突然だけど、みんな「和了率」や「放銃率」という単語は知ってる?
和了率は「どのくらい和了しているか」
放銃率は「どのくらい振り込んでしまっているか」
をパーセンテージで表している指標だよ。
ネット麻雀では和了率や放銃率を算出してくれるから、自分がどのくらいの率なのかわかるようになってるんだ。じゃんたまなんて対局中に対戦相手の率も見ることができる。

じゃあ、みんなが憧れるようなプレイヤーってどのくらいの和了率・放銃率か知ってるかな?
めちゃくちゃ強い、それこそネット麻雀の頂点に立つような人であっても、
和了率は25パーセントに満たないし、放銃率は10パーセントは越えている人が大半なんだ。
つまり、どれだけ強い人でも4回に1回のペースでしか和了れない
逆に言うと、4回に3回は和了っていないんだね。

そこで、今回の話は「どうせ4回に1回しか和了れないんだったら、4回に3回の和了れていない時に何をやってるの?」ってところにフォーカスを当てたいと思う。
その中でも、多少大げさだけど「自分が麻雀を打つ時の判断基準」を身につけるために、こんなことをやってみるのはどう?を紹介する内容にする。

毎回同じことを言っちゃうかも知れないけど、大事なのは正しさじゃなくてやってみることにあるから、そのためのフレームとして使ってほしい。


前置きが長くなったけど、中身は単純明快。
まずは下の画像を見て欲しい。

画像1

今回提唱するのは、「自分の手牌を自分で評価しよう」ってこと。
……いや、当たり前にやってるわ!って人も多いと思う。
これをやることで意識して欲しいのは、「今、自分がガンガンいこうぜなのか、いろいろやろうぜなのか、いのちだいじになのか」を考える習慣をつけること。
さっきも書いたように、どれだけ全力で頑張っても4回に1回程度しか和了れないんだったら、「和了れそうにない」とか「和了っても旨味がない」ときは割り切っちゃうのも手だよってことだね。

じゃあどうやって評価するかって話だけど、まずはとても分かりやすい2軸、「打点の高さ」と「和了りまでの速さ」にしてみよう。
慣れてきたら、こんなことも考えた方が良いかもって要素を追加したり見直してみるとより練度が高くなると思う。

画像2

このペイントで描いた超雑な絵を見て欲しい。(私は本気で描いた)
こんな感じの雑な思考で良いので、自分の手牌がどのくらいのレベルなのかを評価しよう。右上にいけばいくほど「ガンガンいこうぜ」になるって仕組みだ。
ちなみに、「シャンテン数」はテンパイするまでのスピードを表現する数字だけど、配牌から1シャンテンや2シャンテンはあまり無いから「両面待ちの形が多いな!」とか「役牌がポンできるな!」とか、感覚で「これは早そう」「これは遅そう」と判断してみるのも良いよ。まずは試してみよう。

さっきの例題の画像の手牌を評価しよう。
789の萬子、4567と99の索子、66の筒子、と2つのメンツに2つの雀頭がある状態だ。しかもこれは最初のツモの段階で2シャンテン。
速さは「速い!」って感じだ。
次に高さだけど、ドラである萬子の9と、赤ドラの索子の5がある。
ドラが2つあるってことは、リーチしてツモれば4翻!8000点レベル!
高さも「高い!」って感じだ。

まとめると、この手牌が配牌に来たら「オラオラ勝負じゃかかってこいや!!!」という勢いで攻めて良いです。

キャプチャ

参りました。

と、このように負けることもたくさんあるけど、負け続けても自分の判断をシステム化できれば、ブレ幅の少ない安定した打ち方ができるようになるし、上達までのスピードは上がるはずなので頑張って欲しい。

じゃあどんな時に「いのちだいじに」をすればいいんだ?って話だけど、
安牌を抱えるとか、形を早めに整えるとか、色んな身の守り方がある。紹介しきれないのでYouTube配信/動画で実際にどんなことを考えながら打っているか紹介したいなと思ってる。気が向いたらチャンネル登録してね。

おわり。



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