グリーフワークをライフワークに①
傷つき、ガッカリをそのままにしないグリーフワークの実践
【グリーフワーク】をあなたはご存知でしょうか?
一般的に、
人との離別時に受ける悲しみと立ち直りのプロセスを指します。
離別の中でも、死によって会えなくなる「死別」は特に大きな悲しみになり得ます。
このワークを患者に提供することを
日本語では「悲嘆ケア」とか「遺族ケア」と表現することがあります。
(医療者や介入する側が患者やクライアントにグリーフワークを提供する場合、グリーフケアという)
しかし、このグリーフケア(悲嘆ケア)は
大切な人との死別によって引き起こされる悲しみからの立ち直りにだけ適応できるというものではありません💐
グリーフケアは、
自分が自分自身に対してするセルフケアの一つとして日常的に行うものだと
わたしは考えています☺️
これをセルフケアの一つとしてできるようになることで、
自分と向き合うことがより意味のある、また進んでしたくなる喜びの習慣になっていく助けになるといいなと思います✨
では、グリーフワークにおける悲しみからの立ち直りの全体像をご紹介していきます💡
グリーフワークの12ステップ
1段階 精神的打撃と麻痺状態
大切な人の死に直面し、頭が真っ白になったような衝撃を受ける段階。
2段階 否認
大切な人の死を認めることができず否定する段階。突然死の場合は、否認が顕著に表れる。
3段階 パニック
死を確信するが、否定したい感情が合わさり、パニックとなる段階。
4段階 怒りと不当感
「なぜこんな目に合わないといけないのか」という不当感と、死に至った原因に対し怒りを感じる段階。
5段階 敵意とうらみ
周囲の人や故人に対して、やり場のない感情を敵意という形でぶつける段階。
6段階 罪意識
「こんなことになるなら、生きているうちにもっとこうしてあげればよかった」と、過去の行いを悔やみ、自分を責める段階。うつ症状や引きこもり、自殺の危険がある。
7段階 空想形成・幻想
故人がまだ生きているかのように思いこみ、実生活でもそのようにふるまう段階。例えば、「食事を準備する」「故人の部屋の状態を保つ」などである。
8段階 孤独感と抑うつ
葬儀などが一段落し、途端に寂しさが募る段階。
9段階 精神的混乱とアパシー
生活目標を見失い、どうしていいか分からず、関心を失う段階。
10段階 あきらめ‐受容
自分の置かれた状況を受け入れ、つらい現実に向き合おうと努力が始まる段階。
11段階 新しい希望‐ユーモアと笑いの再発見
こわばっていた顔に、微笑みが戻り始める段階。
大切な人の死という永遠に続くような苦しみも、いつかは必ず希望を見出すことができる。
12段階 立ち直りの段階‐新しいアイデンティティの誕生
立ち直りの段階。悲嘆のプロセスを経て、新たなアイデンティティを獲得する。
(日本終末期ケア協会よりhttps://jtca2020.or.jp/news/cat3/process/)
グリーフワークが辿るフェーズの全体像は、何人もの専門家によっていくつものパターンが提唱されています。
その中から今回は、より具体的でわかりやすいアルフォンス・デーケン 悲嘆のプロセス12段階を紹介しました☺️
ちょっと小難しくなってきましたが、ここで諦めないでください💡
次は、適応です🕊
どんなふうに私たちは
日常の中で自分の心をむしばむ悲しみや苦しみから心を守ることができるのでしょうか。
読んでくださりありがとうございます✨
あなたの1日が祝福されたものになりますように🕊
Heavenly Family Bible Salon ののまる