水素をきっかけにみんなで未来を創っていこう ~わたしと水素~
はじめに
みなさんはどんな時にやる気が出ますか?
私がもっともやる気が出るのは、誰の専門でもなくて、みんながフェアな状態で関わることができるときです。
例えば、体育の時に、部活で明らかに得意な人がいるバトミントンとか卓球とかをするよりも、飛びぬけててできる人はあんまりいないドッチビーとかキックベースとかのほうが好き。そんな感じです。
私が水素のことが好きな理由もここにあります。まだまだこれから成長する段階にあって答えはどこにもなくて、どんな人にもオープンな場。そんな気がしています。
では、水素はどのようにオープンな場なのだろう?
水素がオープンな場である一つの理由は、誰も答えを知らないこと。
水素は、ある観点からみると必ず必要であるように見えます。例えば、水素なしで製鉄の脱炭素化はどうやってするのだろう?水素なしで、長距離の大きな車はどうするのだろう?とか。
一方で、ある視点から見ると、水素なんて使わないほうがいい気もします。水素を作るのに一体どれほどのエネルギーロスがあるのだろう、CCSの実装ができればいらないじゃないかとか。
いずれにしても、今の時点ではどちらが正解かわからないし、場所によっても、何年後の話をするのかによっても答えは変わるんじゃないかなと思います。
水素がオープンであるもう一つの理由は、一人では個社ではどうしようもなくて、みんなで協力して”水素社会”を創らないといけないこと。
これは、水素を作る人、運ぶ人、使う人のどれかだけで頑張っても、それぞれが別々で頑張っても限界があって、みんなで頑張らないといけないということです。これほど世界中の供給網で役割分担が進んだ今、産業に関わる人全員で未来を創っていくということに輝きがあると思います。
誰も答えを知らない、みんなで協力しないといけない。私はこの2点から水素はオープンな場なのだと感じています。
自分たち若者の使命
だからこそ、なんの専門知識もない自分たち若者にも使命があると思います。
一つの使命は、私たちから問いかけ続けること。自分たちは水素を使ってどんな未来を作りたいのか、どんな社会に暮らしたいのか、自分たちよりもさらに若い世代にどんな社会を届けたいのか。誰も答えを知らないのならば、思考を止めないようにより良い未来に向かっていけるように、問いかけ考え続けることが自分たちの使命です。
もう一つの使命は、様々な人をかき混ぜるカタリストになること。みんなで創っていかないといけないとはいえ、コミュニケーションがうまくいっていない場面は多くあるのではないかと思っています。良くも悪くも詳しいことを知らない、利害関係を持たない私たちだからこそ、純粋な視点からいろんな人に話を聞きに行ったり考えを伝えに行ったり、一緒に考えたりできるのではないかと思っています。
なんだか自分でもよくわからない文章ですが、ひとまず第一弾です。
またうまく表現できる気がしたら更新したいと思います。