矛盾

普通の人が通う高校ではなく、障害児には障害児が通う高校がある。そこを卒業しても発達障害児には高校卒業資格が得られないのだ。

まあ、当然だろう。

しかし、障害があるという証明になる療育手帳はある年齢までは更新制で、発達障害といえど発達はするからだろう。

高校を卒業してからとか、二十歳過ぎに更新の時期がくる人などは、そこで更新出来ない人もいるという。

つまり、普通の教育を受けていないのに、障害者にも戻れない。

学歴は中卒ということだ。

さらに、年金の問題もある。

数年前に年金を申請した人は、障害が軽い人でも療育手帳があり年金を受給するのが当たり前であったと聞いたことがある。この話は全ての人が受給出来たかどうかは定かではないので、正しい話ではないのかもしれないが。

ただ、最近は療育手帳を更新出来ない話も数件聞いたり。
年金に限っては、重い子でも受給出来ていない子がほとんどで、受給できてもそれもまた更新制と。

中卒で、障害者じゃなくて、収入は少なく、年金ももらえない。

彼らに明るい未来はあるのだろうか？