不思議なご縁のひとつとわたし

運命の出会いに繋がるまでには

また特別なご縁があるもので

そもそもはInstagramでデグーの飼育相談を彼女から受けたのが始まりでした

そしてしばらくしてデグーイベントに参加したとき

『ののさんっ!お会いしたかった!』と勢いよく駆け寄ってきた女の子がいました、彼女でした

当時の私はイラストではなくデグー飼育の分野での知名度の方が高く、イベントでも声をかけられることが多かったのです

そのとき彼女が身に付けていたスカートが

私の思い違いでなければ『古代生物柄』でした

そんなのどこで売ってるの!!

私は昔からアノマロカリスが好きだったのです

そこから生き物のはなし、好きな昆虫のはなし

私の地元で開かれるゴキブリ展のはなし

『じゃあ一緒に行こう!遊びにおいでよ』となるまでなんだかあっというまだった気がします

大きなオオサンショウウオのぬいぐるみを抱えて

タコさんウィンナー柄のワンピースを着て

古代生物の図鑑をもって

新幹線にのって遊びに来てくれました


書いていてそんな人、あとにも先にもいない気がします

(今年はコロナ禍で一緒には行けなかったけれど、ゴキブリ展は私たちの恒例イベントになりました)

彼女も絵を描くんです

しかも本格的な

そして趣味が展示会巡り……

だんだんとピースがはまってきました


しばらくして彼女から連絡がありました

『ののさん、このアノマロカリスすごくないですか!?』

それは大きなアノマロカリスの写真でした

いろんな素材で作られていて、頭にかぶることもできるんだとか……

わーすごいね!そんなの作る人がいるんだね!


そしてしばらくして展示会に行った彼女のツイートに載っていたのが

カマキリの羽化の写真……

ではなく、カマキリの羽化を紙で作ったという作品の写真


……言ってる意味がわからん

そして小瓶におさめられたカマキリの幼虫の写真

これも紙で出来た作品だと言う

何を隠そう私は『カマキリ展』に通うほどのカマキリ好き

『マンティス最高かよ!すげー!』と思わず書き込んだら

『ありがとうございます!作者です!』とまさかの作者様からお返事が!

ひぁぁぁ、作家さんとかから直接お返事とかもらえるの?え?とまずびっくり


彼女『ハナカマキリもいたんだよー』

私『え!ハナカマキリも?』の会話にも

作者様『ハナカマキリこちらです!』(画像付き)

……うわぁぁぁ!すぐお返事つくー!


今までまず展示をするような作家さんに会ったことがなく、そもそも展示会にも行ったことがなく

というか、作家がいる展示とかこわくて入れない…と思っていた私に

作者様『毎日全時間受付におりますよー』

え?このひとが受付にいるの?

……じゃあこわくないかも

っていうか、作品もそうだけど

私このひとに会ってみたい!

即決

偶然にも地方から東京へミュージカルを観に行く予定がありました

そして、その日はそのカマキリがいる展示会の最終日!

時間も間に合う!行ける距離!

そんなことってありますか?

えー行くしかないじゃん


斯くして、デグー飼育から始まった数奇なご縁が

運命の出会いを私に繋げていったのでした









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のの(クセつよいきものイラストレーター)
サポートしていただける!? そんな奇跡が起きるのでしょうか! サポートしていただけたらお肉を買い、私はそれを食べてさらに絵を描きます