裁縫初心者が『てづくり推しぬいBOOK』で創作キャラぬいを作ったよって話(前編)
「なんか流行ってたので調べてたらテンションが上がってしまい、本を買った。」
から始まりました。
結論、とても楽しい体験になったので記録しますし、2作目も製作中です。
私はデジタルで絵を描く人間ですが、アナログ作業は破滅的に不器用です。
特に裁縫はろくになみ縫いも出来なければ玉留めは必ず失敗します。
しかしそれでもやってみれば完成まで行き着けたのですごい本です。
みんな、買おう。てづくり推しぬいBOOK。
1作目です。
サイズは本に書かれた小さいサイズの型紙で作っています。
使用した布はほぼソフトボア。髪のみソフトボアとナイレックス貼り合わせ。
顔は手刺繍、刺繍糸はほぼダイソーの数色セットのやつ(安い!)
ミシンはないので全て手縫いとなります。
以下一作目制作の、主に失敗談などの話になりますが、自分がまた同じミスをしないようにの健忘録というか書き散らしです。
このミスをした→こうすべき?みたいな内容ですが正しくない部分も多々あると思います。それでも良い方は読んで頂けると嬉しいです。
長くなったので前編後編に分かれています。
今回は準備〜顔の刺繍まで。
準備
・裁縫道具を買う
実は自分、裁縫道具を全て実家に置いてきていました。
アイロンすらなかったので買い揃えました。
数千円単位で飛ぶ買い物を、Amazonとユザワヤで繰り返す。一部はDAISO。DAISOの安さが心に沁みます。
・そしてもちろん布も買う
本に買いてある布は「ソフトボア」と「ナイレックス」。
裁縫初心者すぎて近所の手芸屋にあるもんだと思い込んでいたのですが、かなり大きな手芸店でもない限りは取り扱ってないみたいですね。
とりあえず肌色っぽい、ペールオレンジ、アイボリー、ベージュの色を3色Amazonで少しずつポチりました。
が、その直後にグッズプロさんでサンプルが安く頼める事に気づく。もうすこし早ければ…
買った時には肌色と言えるのがこの3色ぐらいだったのですが、現在だと肌色の種類がたくさん出てますね。
購入したペールオレンジが赤みの強い肌色、アイボリーが白めの肌、ベージュは肌色にするには暗すぎるという感じでした。
実はここで各30cm買ったつもりが10cmずつだった事に気づいて、最初に予定していた中サイズではなく、ソフトボアの小サイズで作る事が決定します。
本で初心者にオススメされているのは中サイズ。そして小サイズにオススメされている布はナイレックスなので、本どおりやるつもりがいきなり脱線してます。
・ぬいのデザインをする
作りたいキャラは色々ありますが、まずは自分の創作キャラを作る事にしました。
左右対称な部分はclip studioの対称定規です。
とにかく初心者でも簡単に作れるよう限界までデザインを削ってシンプルにしました。服も完全に妥協。
処女作は最初に妥協点を決めておかないと、エターナるのが目に見えているので簡単すぎるぐらい簡単にします。
手芸全般、Live2d、blender、自作ゲーム、などなど…数々に手を出して中途半端に投げてるから私にはわかる。私が。
ほんとはこれがやりたかったんです…そのうちやります…
・調べる
とにかくTwitterとYouTubeで調べまくりました。
YouTubeでは特にぬいものアイドルたきゅーとさんがとても丁寧にぬい作りの解説をして下さっています。
制作開始、顔の刺繍をする
顔は、理想の感じにしたかったので手刺繍です。
顔用のワッペンが売り切れてたからじゃないです。嘘です。半分ぐらいそうです。
やり方はたきゅーとさんの動画とにーびさんの動画を参考にしています。
まず裏に接着芯を貼り、表面にはクリスタで描いた顔をDAISOの刺繍用下地シートへ印刷し、貼り付けています。
にーびさんの動画の中で、精度良く刺繍するのは線を細く濃くしたほうがいいとの事でその辺も参考にさせて頂きました。
実はここで水性のインクでプリントしなければならないところを、うっかり顔料インクで刷ってます。
またシートを買いに行くのはめんど…もったいないので、ハギレに貼り付けて実験してみたところ、細い線だからか水で溶かしても問題なかったのでこのまま続行しました。オススメはしません。
でも水性インクでも、線が太いと布に移ってしまう事があるらしいので細い線&水性がたぶんベスト。
刺繍糸はDAISOのいろんな色が入ってるセット。
針はクロバーのフランス刺繍針です。
アウトラインステッチとサテンステッチを動画で勉強しつつ、やっていきます。たくさん時間がかかる。
刺繍自体というより、縫うたびに絡まる刺繍糸に苦戦します。
絡まりにくい、正しい持ち方が載ってる動画があったのに見失ってしまった。
数日かかって完成!
反省点としては
・安い刺繍糸だと繊維がモサモサして汚くなってしまう(グレー部分以外)
これは特に小サイズだと致命的だと感じます。特に黒い部分が滲んだ油性ペンみたい。後から買ってきたグレーの部分だけ明らかに質感がリッチになってしまいました。
・手縫い糸は刺繍糸の代わりにはならない(白部分)
刺繍糸セットに白い刺繍糸が入ってなかったので、同じ糸だし、手縫い糸でいけるやろ!と思ったら明らかに質感が違うので絶対ダメだと学びました。当然といえば当然…
・時間経過で消えるインクのペンを使うと、数日やると消えてる。
本の通りフリクションファインライナーでやるのが一番だと感じました。にじまないですしドライヤーやアイロンで消すまで消えないので。
技術的な事はもっと色々反省点がありますが、これは後々成長していくとして…
まあ…
でも…
初めてにしては良くできたほうでは?!
長くなったので後編へ続く